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「ビジネススキル」で家事力アップ!仕事と家事をスマートに両立させるコツ

「ビジネススキル」で家事力アップ!仕事と家事をスマートに両立させるコツ

普段仕事をしている皆さん、家事を今より手際よくスマートにこなしたいと思ったら、「ビジネススキル」を家事に取り入れてみてはいかがですか?仕事で必要になる「段取り力」や「目標設定」などの考え方を応用すれば、家事も効率よく進むはず!家事も仕事と同じようにスマートにこなす、かっこいいパパ・ママを目指してみませんか。

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仕事の進め方は、家事にも応用できる?

子どもが生まれたことをきっかけに、家事に前向きに取り組もうと思ったら、何からどう始めようかと迷うこともあるでしょう。そうなった時に、普段仕事をしている人は「仕事と家事は別もの」と思いがちですが、実は「目標に到達するには、何をするのが最善なのかを考えながら進める」のは仕事も家事も同じなのです。

家事をスマートにこなすには「ビジネススキル」も効果的

ビジネスの考え方を家事に取り入れてみると、するべきことや手順などが明確になり、時間短縮につなげることもできるでしょう。また、パートナーと協力して家事をする時にも、仕事と同じように、一人ではなくチームの力を集結すると、よりスピーディーに進められるかもしれません。

仕事ができる男性/家事をイキイキとしている男性

ほかにこんな家事の悩みも、ビジネススキルを応用することで解決につながるかもしれません。

□がんばってやったつもりがうまくいかない。パートナーの反応も微妙…
□段取り良くこなしたいが、いつもバタバタ、タスクに追われがち

そこで今回は、Lidea流「家事に役立つビジネススキルの取り入れ方のコツ」をご紹介します!

家事に活かせる「ビジネススキル」

以下の基本的なビジネススキルは、家事をする上でも役立つでしょう。
ここでは、家庭内で取り組みやすいものから順にご紹介します。

ビジネススキル 家事での活用方法
スケジューリング力

「いつ」「どのくらいの時間をかけて」実行するか、計画を立てる

例:平日・休日の1週間の掃除スケジュールを組む
例:すきま時間の有効利用のために10分でできる家事リストを作る
段取り力

どのような手順で作業を進めるか、あらかじめ考えて準備する

目標設定・
課題の明確化

目指す姿は何か、そのためにするべきことは何かを明確にする

リサーチ・
情報収集力

わからないことはそのままにせず、自分で調べて情報を集める

例:やり方がわからない家事を「Lidea」で検索
観察力・分析力

家庭内の様々な行動を観察し、繰り返し行われている細かい家事作業の抽出・見える化をする

例:わが家の「名もなき家事」をリスト化して分担
  • 「洗濯」「掃除」などのような端的な名称がついているわけではないが、生活するうえで欠かせない細かい家事のこと。例えば洗剤がなくなった時のつめかえや、日用品のストックの管理、郵便物やチラシの仕分け・処分などを指す。

まずは「自分一人でできる家事」からトライ!

「家事にビジネススキルを活用しよう」と、いきなりパートナーに提案しても「急にどうしたの??」と混乱させてしまうかもしれません。まずは自分一人でできる家事で試して、感覚をつかんでみましょう。

そのためのヒントとして、具体的な実践法を2つご紹介します。今まで家事に追われていた方、何となく家事をしていた方も、試してみると家事の段取りが理解でき、自分なりの効率化のポイントが発見できるかもしれません。

まず、「食器洗い」に「段取り力」を活用する例を見てみましょう。

事例1「段取り力」で食器洗いの作業効率をアップ

家事は、細かい作業工程の積み重ねで進みます。そのため、「段取りの良し悪し」が後工程の作業効率まで左右します。

食器洗いをする男性

例えば、食器洗いは「食器を運ぶ」「洗う」「すすぐ」「片付ける」の4工程があり、洗いやすすぎの順番、水切りカゴの使い方などで、かかる時間もコストも差が出る家事です。

段取り1 洗うものの汚れの程度、材質、大きさ、形などを確認し、シンクに運ぶ段取りを考える

最初に食器の形や材質、汚れの程度を見て、「洗う順番を決めること」が肝心。
危ないもの、壊れやすいもの、汚れの軽いものから順に洗えるようにシンクに運んでいきます。その際、洗う手間を増やさないため、油汚れのひどい食器は重ねないように注意!

段取り2 洗う順番、洗った食器を置く場所をどうするかの段取りを考える

洗う時には、洗う順番だけでなく、「洗った食器をどう置いていくか」の段取りも必要です。
油汚れの少ないものから洗い、同じ種類の食器は、重ねてまとめておくと、シンク内の作業スペースに余裕ができ、次のすすぎの順番決めもスムーズになります。

段取り3 水の使い方、水切りカゴへの食器の置き方など、手早くすすぐ段取りを考える

すすぎ時間の短縮に重要なのは、「すすぎの水の効率的な使い方」と「水切りカゴの中の置き場所に迷わない」こと。

洗い桶や大きな器ですすぎの水を受け、次にすすぐ食器をつけておくと、泡切れが早く、節水にもつながります。
さらに、食器を水切りカゴのどこに置くかをイメージしながら、同じような形や大きさのものを続けてすすぐ方が、迷ったり置き直したりせずに効率良く入れられます。

この時、食器を速く乾かして片付けられるように、水が切れるように立てたり、風が通るように隙間を空けて食器を置くことを忘れずに。

下の桶で水を受けながら食器をすすぐ

事例2「目標設定・課題の明確化」で洗濯物をキレイに仕上げる

続いて、「洗濯」に「目標設定・課題の明確化」を活用する例を見てみましょう。

洗濯は、仕上がってしまうと後戻りできない家事。手直しができる家事もありますが、洗濯の場合はもう一度最初からやり直すしかない!だからこそ洗濯においては、「目標はどのような状態にすることか」「それに向かって途中で何をすべきか」を意識して行動することが重要になります。
多くの人が洗濯で設定する最終目標は、「次に着る時に快適に着られるように、清潔に、見た目もキレイに仕上げる」こと。そこまでには、2つの重要なチェックポイントがあります。

POINT

チェックポイント1 洗濯機洗いの終了時

ここでの目標は「全ての汚れがきちんと落ちていること」
 
→そのために、汚れを落としやすいようにして洗濯機にセットする

洗濯機で洗い終えた時に汚れがきちんと落ちている状態に仕上げるには、洗濯機に洗濯物を入れる前の以下のような作業が重要です。

・皮脂・汗の汚れやニオイが落ちやすいように、靴下を裏返す
・洗濯ネットに入れる場合は、汚れ部分が外側になるように畳んで入れる
・エリや袖などの黒ズミや食べこぼしなど、気になる汚れがある場合は、液体洗剤を汚れ部分に直接塗布しておく

洗濯の前処理。シャツのエリ元に洗剤を直接塗布

POINT

チェックポイント2 洗濯物が乾いた時

ここでの目標は「しわなく、型くずれなく、快適に着られる状態に仕上げること」
 
→そのために、理想の状態をイメージして形を整え、干す

干し方ひとつで、洗濯物が乾いた時の仕上がりは変わってきます。例えば以下のような作業が重要です。

・衣類をサッと振りさばいて、しわや繊維のヨレなどをなくし、形を整える
・ワイシャツやブラウスはハンガーにかけ、斜め、縦、横など様々な方向に手でピッピッと引っ張ってしわを伸ばす
・ふんわり仕上げたいタオルは、洗濯時に柔軟仕上げ剤を使うだけでなく、脱水後に数回振りさばき、パイルを立ち上げてから干す

ワイシャツの干し方

家事力アップの手ごたえを感じられたら、達成感が出て自信につながりそう。パートナーからも「最近、段取りがいいね」「工夫しているね」とほめられることが増えるかもしれませんね。

家族で協力して取り組むステップへ

ビジネススキルを活用して家事力がアップしたら、今度はわが家の家事の全体戦略を一緒に考えてみませんか。パートナーと一緒に、ビジネスで使う手法をヒントにして現在の家事を見直してみると、新しい方法が生まれたり、時短につながるかもしれません。

ここでは、家庭内で取り組みやすいものから順にご紹介します。

ビジネス視点 家事での活用方法/メリット
作業の標準化
(マニュアル化
・ルール化)

家族みんなが家事に参加しやすくするために、特定の人だけができる・わかる方法ではなく、誰もができる方法に変更し、ルールやマニュアルを作る。

例:我が家の洗濯のルール作り(脱いだ服の置き方~洗濯後の収納まで)
例:方法、道具の収納場所などを家族で共有する
コミュニケーション力・
交渉力の強化

報告、連絡、相談はビジネスの基本。方法や要望をわかりやすく相手に伝えたり、状況を共有することが家事においても大切。

例:自分が得意な家事のちょっとしたコツを伝え、的確かつ円滑に依頼する
業務の棚卸

発想の転換で、従来のやり方の見直し、やらなくてもよい家事の削減。作業量や時間が軽減できる。

例:カビ予防でカビ取り掃除をなくす。
:洗濯物のたたみ作業・衣替えを不要にする衣類の収納方法
作業環境の整備

●作業動線の改善
効率の良い作業動線を確保する。道具の収納場所を工夫するなど、作業しやすい環境を整える。

例:掃除道具や調理器具などを取り出しやすい収納に変える

●アウトソーシング
プロの力を借りて外注する。負担軽減、より重要な作業への労力確保、プロの技術の習得、設備寿命を伸ばすなど様々なメリットがある。

例:掃除を専門業者に頼む、ミールキットや惣菜を利用する

●設備投資
機械化、作業性向上のための環境改善などに設備投資する。

例:ロボット掃除機や食洗機、調理家電を導入する

個人の能力だけではなく、個々の得意分野や使える時間を活かしたり、環境を整備したりして、チーム一丸となって家事を進めることができれば、家庭の「組織力向上」ができますね。

ここでは、家族で協力して、大掃除を1日に完了するために、ビジネスの考え方を活用する例を見てみましょう。

事例3 組織力向上で、大掃除を一気に完了

ビジネスの考え方を「大掃除」に活用し、家族の力を結集して一気に終わらせる一例をご紹介します。

まず、「コミュニケーション力」で、どこをどのように掃除するかを相談することから始まります。
「業務の棚卸」で、所要時間や得意な能力を確認し、1日で多くの場所を掃除するために効率的な順番と役割分担を考えます。
「作業の標準化」「作業環境の整備」として、事前に掃除方法を確認して、必要な洗剤や道具を準備することもお忘れなく。

家族の力を結集して大掃除を1日で終わらせる

1日で終わらせる大掃除の一例

1日で終わらせる大掃除の一例

(図の色分けは、作業分担の一例)

・カーテン外し・カーテン洗濯開始(30分)…共同作業はここからスタート

       

・キッチンの換気扇とレンジフード掃除(80分)…お昼までには終わらせておきたいので、早めに取り掛かる

       

・網戸掃除(30分)…窓周りは、汚れている網戸から掃除スタート

       ↓

・浴室掃除、カビ取り掃除(60分)…浴室掃除の上手な夫にお任せ!

       

窓掃除・カーテン干し(60分)…窓掃除は内外の両面から2人で行うと効率的。2人の手が空いたら共同作業で

       

・照明器具の掃除(30分)…各部屋の照明器具の掃除は、高いところに手の届く方が担当

・トイレ掃除(40分)…かがんで作業することが苦手でない方が担当

       

・全体の部屋の掃除と確認(40分)…最後に部屋全体の掃除と確認。家族で一緒に確認してもOK

家事にビジネスのスキルや手法を活かすコツをつかんだら、オリジナルの家事術や、わが家にとってベストな家事シェアルールを追求してみるのもいいですね。家事がますます楽しく、おもしろくなり、家族の笑顔も増えるかもしれません。
逆に、家事には仕事では得られない体験もたくさんあります。日々の家事の中で得られた発見や感動や充足感が、仕事での良い影響につながるといいですね。

<その他の ♯パパの育休応援記事 はコチラ↓から>

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