Dr.コパに聞く!「お掃除風水」で掃除の「やる気がしない」を解決
風水ビギナーさんも必見!どうせ掃除をするなら、ついでに運気もアップしたい。Dr.コパの「お掃除風水」の考え方で、玄関、キッチン、トイレ、お風呂の掃除のポイントを紹介。大切なのは家との会話。「掃除をやる気がしない」「最近ついてない」という時こそ、トライを!
キレイな家で快適に暮らせるように、お掃除は大切ですが、「やっぱり面倒だし気が重い」という方も多いのではないでしょうか。
どうせやらなくちゃいけないなら、できれば前向きに、楽しくお掃除したいし、頑張った分の「イイコト」もあったほうがやる気もアップしますよね。
そこで、「なにかイイコト」を探しに、「Dr.コパ」の愛称で親しまれる、言わずと知れた風水の第一人者・小林祥晃先生に、リビングケアマイスターの吉井がお話を伺いました。
いつものお掃除でも、考え方を変えるだけで、掃除に前向きになれるかも!?皆さんも、風水ポイントを押さえて、お掃除ついでに運気もアップさせませんか?
小林祥晃(Dr.コパ)
1947年東京生まれ。一級建築士。「風水地理の理論」をベースに、住まい、衣類、食べ物、遊び、人間関係など、身のまわりのすべての環境を整えることで幸せになるという、わかりやすく明るい風水学を提唱。幅広い層から支持を得ている。
家という“かばん”を掃除して、いい運気をためよう!
今日は、コパ先生にお会いできて光栄です!
まず伺いたいのですが、風水の考えでは、家を掃除することには、どんな意味があるのでしょうか?
そもそも風水は、「環境学」の一種なんだよ。太陽の方向や、地形や水の流れなど、そういう平等な環境から受ける恩恵を、どう生かせるかという学問なんです。
壮大なテーマなんですね。
だけど僕たちは、自然の持つ力を、直接は吸収できないんだ。たとえばパワースポットに行ったとして、もらったパワーはどこにためるの?それが、家なわけ。家は、僕たちが大事なものを蓄えたり、休ませたり、育てたりする、「かばん」みたいなものなんだよ。
なるほど、「かばん」がゴチャゴチャで汚いと、パワーも詰め込めない。だからお掃除が大事ということになりますか?
そう!家という「かばん」が狭くて小さくても、掃除してキレイにしておけば、いろんな幸運を入れられるよね。
今までは単純に、掃除はキレイで快適な暮らしができるようにするためのものと思っていましたが、お掃除は人生の幸せにも関係してくるんですね。
掃除は、地球にある運を、家に引っ張り込むアクションなのよ。ゆめゆめ掃除を怠ると、この地球で生きていく時に、幸せが入ってこない生き方になってしまう。掃除をしない人は、幸せを自ら放棄しているとも言えるよね。
掃除は「住まいとの会話」、いい洗剤や道具は愛情表現のひとつ
最近では、お掃除ロボットなどの便利家電を使う人も増えました。ライオンでも、お掃除が手軽にできる洗剤などを販売していますが、こういった便利グッズを使うことは、風水面の効果に影響はありますか?
洗濯を例にすると、洗剤や洗濯機のない時代は、川でもみ洗いしていた…それはそれで正しいけど、今はいい洗剤があるんだから、それを使うことは全然悪いことではないよね。
安心しました。ダメって言われたら、洗剤メーカーとしてこれからどうしようかと思いました(笑)。
どういう手段で掃除するかっていうことより、掃除しながら「住まいと会話すること」が大事なんだ。
「住まいと会話」?!考えたこともなかったです。
例えば、「ごめんね、換気扇が油だらけだね」と言いながら、掃除をする。その時にいい洗剤を使うことは、ある意味で、愛情の表現でしょう。
会話かぁ~。文句を言いながら嫌々やるよりは、楽しい気持ちでやるほうが、家も喜ぶということですね!
その通り。会話をしながら掃除すると、自分と家との関係がより深まっていくわけ。
役目に応じた掃除を!場所別のお掃除風水のポイント
風水というと、まずは玄関をキレイにするイメージがありますが、なぜ玄関なんですか?
空間にはそれぞれに役目があるよね。玄関は、家の「関所」の役目をするんだよ。幸運だけを家の中に入れて、不運や不幸は入れないんだ。
だから、玄関には関所の「関」の文字が入っている?
玄関の土間には、家に入れなかった不運や不幸などの厄などがたくさん落ちているから、それを毎日ふき掃除しましょう、というのが玄関掃除の基本。
最近は、土間と室内との段差が少ない家が多い。そうすると、不運や不幸が、段差を乗り越えてどんどん家の中に入り込んでくるわけ。だから、最近の家ほど、玄関掃除をしっかりやったほうがいいんだよ。
トイレについてはいかがでしょうか。
風水では、トイレは病気の運気を見るんだよ。健康に不安のある人は、トイレ掃除をするといいね。
人生100年時代だからこそ健康は重要です!どこに気をつけて掃除するといいですか?
トイレは今は水洗だし、キレイにも見えるよね。ただ、目に見えない不運や不幸、病気の元になるものは、床に落ちている。だから便器を掃除するだけではなくて、床をきちんとふくことが大事だよ。
床にマットを敷いている人もいますね。
マットにも不運や不幸がこびりついているから、こまめに洗濯する必要がある。それに、スリッパは不要という人もいるけど、スリッパをはかないと、靴下の裏に不運や不幸をくっつけて家中に広げてしまうことになるんだよ。
ライオンでは、トイレを尿ハネなどで汚した本人が、そのつどトイレットペーパーに洗剤をつけてふきましょう、と提案しています。
その考え方はいいね。トイレ掃除は、毎日やって悪いことなんて何もない。
お風呂場は、風水ではどんな役目があるんですか?
体全体の「厄落としの空間」だよね。玄関で落としきれなかった不運や不幸は、お風呂場で落とすんです。
厄落としかぁ。そう聞くと、ピカピカにするほどご利益がありそうです!
昔は「湯殿(ゆどの)」って言ったくらい、お風呂場は、家の中で位の高い場所なんだよ。僕たちは毎日、お湯につかって、体の毛穴から不運や不幸を出している。だから汚れたお湯は流して、浴槽、床、壁まで、ピカピカに掃除するほうが、厄落としになるよね。
お風呂場の大敵は、カビですよね。ライオンでは、カビが生えてから落とすのは大変なので、カビを予防する製品を販売しています。
風水はまさに、不運と不幸を予防する学問だよ。夫婦仲が悪くなる家って、だいたいお風呂場にカビが生えている!カビ予防=ケンカ予防。夫婦で仲良く暮らしたければ、お風呂場を掃除したほうがいいね。
最後に、キッチンの風水掃除について教えてください。
キッチンは、金運をつくる場所。キッチンのある方位で、使う人の性格や、お金の使い方の傾向までわかっちゃうんだよ。
そうなんですね!ちなみに私は西向きのキッチンですが、どうですか?
北はしっかり者のようで、意外と無駄使いが多い。東は情報通で、つい無駄な物を買ってしまう。南は見栄っ張りでケンカっ早い。西は楽しく遊んで無駄使いする。どうかな?
その通りです!でも、家の間取りは変えられません・・・。
そう、だからキッチン全体を掃除して、まず金運を高めるといいね。無駄使いを止めるには、キッチンの床をちゃんと水ぶきすること。それから、火元のガスコンロが汚れていると、料理していても家族に腹が立ってくるから、要注意だよ。
ガスコンロの掃除はつい後回しにしがちですが、放置するほどこげつき汚れや油汚れがひどくなるので、日々のお手入れがおすすめですね。
ほかにも、運気を上げるポイントになる場所はあるでしょうか?
リビングは、家族が話したり、くつろいだりする空間だよね。掃除をしておくと、家庭運が上がるよ。それから、運気を総合的に上げる空間は、寝室。
寝室なんですか⁉寝るだけですが…。
トイレでアップした健康運、キッチンの金運、お風呂の愛情運、リビングの家庭運、それらがいつ体に入ると思う?大地と平行になる、つまり寝ている時間なの。だから体の厄は落として寝たほうがいいし、パジャマ、枕カバー、シーツは洗い立てのほうがいいよ。
お洗濯をして、清潔にすることも大事なんですね。
本来は、風を当て、太陽の光を当てることが最高。換気や洗濯をすることで、ふき掃除では取れない厄を、風や太陽の光が取ってくれるんだよ。
お掃除したら必ず“ごほうび”がやってくる
掃除は、不運をふき取ることなんだよね。だから、掃除をしたら運気が上がらなきゃおかしい。
先生のお話を聞いていたら、本当にそんな気がしてきました!
お風呂場をキレイにすれば夫婦仲が良くなるなら、カビを生やさなきゃいいじゃない。病気にならないために一生懸命トイレ掃除すればいいし、家族が幸せになるために玄関掃除すればいいじゃない。掃除っていうのは、必ずごほうびがあるんだよ。
嫌々やっているとダメですね?
それでは、ごほうびはもらえないよね。「私えらい、掃除したんだから、絶対いいことある!」って、自分に言い聞かせるの。これぞ開運!お掃除風水。
掃除をすればするほど、ごほうびをもらえる!ハッピースパイラルですね。
家族で協力しながら家事をするご家庭も増えています。風水では、家事シェアをどう考えればいいでしょうか。
女性のほうが家にいる時間が長いなら、家がキレイだったら女性の運が上がる。運のいい女性が暮らす家なら、家族も幸せになりますよ。
家族で幸せのキーとなる人、この例の場合は女性だけど、その女性の運を高めるために、男性も掃除するといいね。
最近は家事をする男性も増えていて、風呂掃除など「男性のほうが得意」という分野もあります。女性からの感謝度も高いんです。
在宅勤務の方に朗報!狭い家でも仕事運を上げられる
最後に1つ質問です。在宅勤務の時、狭い家でも仕事運をアップさせるコツはありますか?
書斎がない場合、仕事運をどう上げるのかっていう問題ね。
はい、書斎がない人も多いと思います。
僕も若かった時は、子どもの勉強机を借りて、原稿書きなんかの仕事をしてたんだけど、その時大事なのは、仕事を始める前に机をふくこと。掃除は、過去を清算することなのよ。
過去を清算!その発想はなかったです。
子どもの机でも、この水ぶきで「仕事デスク」になります。気分が変わるし、運気も変えられる。
ついでに椅子の下だけ仕事用のマットとスリッパを用意したら、立派な書斎でしょう。狭い家に住むための極意は、掃除で空間の役目を変えちゃうことなんだ。掃除ってすごいんだよ。
狭い家だから…とあきらめることはないんですね。さっそくやってみます!
皆さん、日々の生活、大変だと思いますよ。でも掃除さえしておけば、幸せになれますから。自分自身の体の掃除、空間の掃除、人間関係の掃除。掃除を徹底すると、大きな幸せがやってきます。掃除はウソつかない!頑張ってください。
コパ先生、わかりやすく、楽しいお話をありがとうございました!
お掃除をすると、家がスッキリして気持ちがいいと思っていましたが、それが“厄落とし”になっていろいろな運気アップにつながるなんてうれしい限り。
毎日のお掃除、「なんでしなきゃいけないの?」と思った時には、風水の考え方を取り入れると「頑張ろう!」と思えそうです。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
吉井 和美
よしい かずみ
掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
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