洗面台のお掃除はこの方法でいつもピカピカ!

洗面台のお掃除はこの方法でいつもピカピカ!

いつもピカピカにしていたい洗面台。キレイな状態を保つポイントは、汚れの原因になる水滴をこまめにふき取ること。また、週に1度は、浴室用洗剤をつけたスポンジで水栓金具と洗面ボウルをこすり洗いするといいですよ。それでも落ちないしつこい汚れは、浴室用クレンザーを水で濡らしたスポンジにつけてやさしく磨きます。

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洗面台の汚れの原因・正体

一日に何度も使う洗面台は汚れやすく、排水口の詰まりやニオイも発生しがちです。洗面台で使うハンドソープ、歯みがき剤、ヘアケア剤、化粧品などの汚れに加え、水の飛び散り、抜け毛、服の脱ぎ着によるホコリなどの、いろいろな汚れが混ざっています。
毎日こまめにお手入れするのが理想的ですが、汚れが気になった時のお掃除手順を「洗面ボウル」や「蛇口」「排水口」「鏡」のそれぞれの部位ごとに紹介します。

「洗面ボウル」のお掃除手順

洗面ボウルは、石けんカスや歯みがき剤、水垢、ホコリなどの汚れがついているだけでなく、そこで使用したヘアケア剤や化粧品などの油汚れもついて、くすんでしまうことが多いです。
そんな汚れには、実は浴室用洗剤が一番。さっそくお掃除してみましょう。

1.スポンジでこする

洗面ボウルに浴室用洗剤をスプレーして、やわらかいスポンジで全体をこすります。

洗面ボウルに浴室用洗剤をスプレーして、やわらかいスポンジで全体をこすります。

お風呂用のスポンジでもOKですが、かわいい小さめのスポンジを洗面台用に用意しておくと、気になったときにすぐに手にとって掃除できるので便利です。洗面ボウルのまわりの石けんケースなどもすべて取り除き、フチまでていねいに洗いましょう。

洗面ボウルのまわりの石けんケースなどもすべて取り除き、フチまでていねいに洗いましょう。

2.排水口のヘアキャッチャーもキレイに

排水口のヘアキャッチャーに引っかかっている髪の毛などのゴミをとり、メッシュの汚れを小さめのブラシなどでこすって落とします。側面にある排水口もキレイにしましょう。

排水口のヘアキャッチャーに引っかかっている髪の毛などのゴミをとり、メッシュの汚れを小さめのブラシなどでこすって落とします。

側面にある排水口もキレイにしましょう。

3.水で洗い流して水気をふき取る

水で洗剤をよく洗い流します。外側に水が流れないように、フチはスポンジを使って洗剤をていねいに流します。最後に、乾いた布で水気をよくふき取ります。こうすると、水垢やヌメリの発生の予防になります。

それでも落ちない「洗面ボウル」の汚れには

浴室用クレンザーをスポンジにつけてやさしくこすって洗います。クレンザーは残りやすいので、水で十分洗い流してください。

要注意

陶器以外の洗面ボウルの場合は、洗面ボウルのメーカーが推奨しているお掃除方法に従ってください。

「蛇口などの水栓金具」をピカピカにするお掃除方法

「蛇口などの水栓金具」がくすみがちなのは、水道水に含まれるミネラル分が固まった水垢汚れが主な原因。時間がたつとどんどん頑固になってしまうので、こまめなお手入れが大切です。洗面台と同じように、浴室用洗剤を使うのがおすすめです。

1.スポンジでこする

浴室用洗剤をスポンジにつけ、蛇口など水栓金具全体をやさしくこすって洗います。

要注意

最近の水栓金具は、プラスチックの部品の上に金属メッキがほどこされているものも多いようです。傷をつけないようにやさしく洗いましょう。

2.手が届きにくいところは古布を活用

蛇口の裏側などの手が届きにくいところは、細長く切った古布をぐるっとまわして、交互にこすると楽に掃除できます。

蛇口の裏側などの手が届きにくいところは、細長く切った古布をぐるっとまわして、交互にこすると楽に掃除できます。

3.細かい部分は小さめのブラシでこする

蛇口など金具の付け根や細部は、小さめのブラシでこすります。小刻みにブラシを動かすのがコツです。

蛇口など金具の付け根や細部は、小さめのブラシでこすります。

3.洗剤を流して水滴をふき取る

水で洗剤を洗い流し、乾いた布で水滴をふき取ります。

それでも落ちない「水栓金具」の水垢汚れには

浴室用クレンザーを、水で濡らしたスポンジまたはやわらかい布につけて、やさしくみがきます。クレンザーは残りやすいので、十分に水で流します。

要注意

強くこすると傷がつく場合があるので、やさしく慎重にこすってください。

排水口のニオイや詰まりが気になる時は

いろいろな汚れが混じった水が排水口へと流れていくので、ちょっと放っておくとすぐにニオイやヌメリが気になりますね。予防のためには、髪の毛などのゴミはできるだけ排水口に流さないようにすることが大切。ニオイや詰まりが気になるときは、塩素系のパイプクリーナーがおすすめです。

1.水を流す

排水口のニオイが気になる場合、まずは、水を多めに流して様子をみましょう。「排水トラップ」の水が減っていることがニオイの原因の場合、これだけで解決する場合があります。

排水口のニオイが気になる場合、まずは、水を多めに流して様子をみましょう。

排水トラップ

2.塩素系の液体パイプクリーナーを使う

水を流しても解決しないニオイや、排水パイプのつまりには、塩素系の液体パイプクリーナーを使いましょう。排水口に取り外し可能なヘアキャッチャーがついていれば外して、パイプの内側にグルッと1周かけます。排水口のまわりにもかけておきます。

「ニオイ」と「つまりの解消」では、どちらを目的とするかによってパイプクリーナーの使用量が異なるので、製品の表示をよく読んでお使いください。所定の時間(製品によって異なります)をおいて、水で十分に流しましょう。

要注意

洗面ボウルの材質によっては、塩素系の排水パイプ用洗浄剤が使えないものがあります。洗面台の取扱説明書をよく読んでからお使いください。

要注意

塩素系排水パイプ用洗浄剤を使用する際は、必ず換気のよい状態にし、メガネと掃除用手袋を着用してください。また、酸性タイプの製品と混ざると有害なガスが出て危険なので、必ず単独でご使用ください。

洗面所の壁のお掃除

壁は手垢やホコリで、黒くくすんだ汚れがつきがちです。また、タオル掛け付近の壁にカビが生えてしまうことも。お手入れ法を紹介します。

1.壁に掃除機をかける

壁にホコリがついているときは、掃除機をかけます。

2.住まいの洗剤でふき掃除

布に住まいの洗剤をスプレーして、ふき取ります。壁紙に凹凸があって、うまくふき取れないときは、たたくようにしてふき取りましょう。また、小さめのブラシで壁紙を細かくこすると、凹凸の奥の汚れも落としやすくなります。

要注意

水がしみ込む素材には、洗剤は使えないので注意してください。

洗面所の床のお掃除

服を脱ぎ着した時のホコリや髪の毛が、床の隅にたまっていませんか?洗面所の床のお掃除方法を紹介します。

1.床に掃除機をかける

隅を重点的に、掃除機をかけます。

2.住まいの洗剤でふき掃除

布に住まいの洗剤をスプレーして、ふき取ります。

要注意

水がしみ込む素材には、洗剤は使えないので注意してください。

3.床が濡れたらすぐにふき取る

床がフローリングなどの木材の場合、水に濡れた状態で放置されることが繰り返されると、木材が腐敗するなどのダメージを受ける場合があります。濡れた時は、すぐにふき取る習慣をつけましょう。

洗面台の「鏡」をキレイにする方法

手を洗った時に飛び散った泡や手垢などがついて、鏡がくすんで見えにくくなることもあります。一日に何回も見るところなので、キレイになっていると気分がいいですよね。お手入れのポイントをご紹介します。

1.水ぶきする

水でぬらして固く絞った古布で、鏡をふきます。この際、タオル地などの毛羽立った布を使うと、鏡に毛羽が残ってすっきりキレイになりません。Tシャツの切れ端など、毛羽立ちの少ない布を使いましょう。

2.ガラス用洗剤を使う

水ぶきで汚れが落としきれなかったら、ガラス用洗剤を使います。周囲に飛び散らないように気をつけて、鏡にガラス用洗剤を吹きかけ、すぐに乾いた布でふき取ります。

ピカピカ洗面台をキープする、毎日のお手入れ法

毎日使う洗面台は、ピカピカだと気持ちのよいもの。できれば毎日したい、キレイな状態をキープするお手入れのポイントを紹介します。

POINT

洗面ボウルに落ちた髪の毛は、こまめに取り除く

髪の毛を排水口に流してしまうと、排水口のヘアキャッチャーに引っかかり、そこに汚れがたまってカビやヌメリなどの原因になることもあります。排水パイプがつまる原因にもなるので、髪の毛は流さず、こまめに取り除きましょう。濡れている洗面ボウルなら、ティッシュペーパーなどを使って髪の毛をつまみます。

鏡についた汚れや水滴は、ついたらサッとふき取る

鏡にポツポツと飛び散った歯みがき剤や水滴は、気づいたらサッとティッシュペーパーや乾いたやわらかい布でふき取ります。乾いてこびりついている歯みがき剤は、ちょっと水でしめらせたティッシュペーパーを使えば、簡単にふき取ることができます。

こまめに水滴をふき取る

濡れたままにしておくと水垢やヌメリの原因になるので、使ったあとに、洗面ボウル、蛇口などの水洗金具とその付け根を、乾いた布やティッシュペーパーで水滴をふき取ります。毎回ふくのが難しければ、一日の最後にふくようにしましょう。

キャビネットを水ぶきする

化粧品やヘアヘア剤がキャビネットにこぼれて、そのまましておくと、キャビネットのしみや割れの原因になることがあります。こまめに水ぶきするのがおすすめです。

TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!

入浴後、浴室のドアは開けた方がいいの?

浴室のドアは全開にしない!

浴室の黒カビを防ごうと、換気のためドアを全開にする方は多いと思いますが、これでは、洗面所の湿度は急上昇してしまい、95%を超えることもあります。ずっと湿度が高いままにしておくと、壁などにカビが発生したり、洗面所に洗濯機が置いてあるご家庭では、洗濯槽のニオイの原因にもなったりします。浴室内の換気は、換気扇をONにし、ドアを開けるのは5cm程度で充分です。全開のままにはしないように気をつけてくださいね。

この記事を作成・監修した
マイスター

吉井 和美

リビングケアマイスター

吉井 和美

よしい かずみ

掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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