冬こそ気をつけたい!脇の「汗」と「臭い」徹底コントロール術

冬こそ気をつけたい!脇の「汗」と「臭い」徹底コントロール術

冬は衣類を着込んでいるため、夏よりもかいた汗が蒸発しにくく、そのため臭いも出やすい環境です。そんな冬には、ひんやりしにくい直塗りタイプや脇汗が出る前にブロックするタイプの制汗デオドラント剤でケアしたり、温度調節しやすい服装を心がけましょう。また、脇汗を気にしすぎるのは禁物です。

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夏よりも臭う!?みんな冬の脇汗に悩んでいる

夏場は特にケアが欠かせない、脇の臭いや汗。しかし、冬も油断は禁物。厚着をしたり、暖房などの影響で、気付かないうちに汗をかいて、夏よりも臭いを放っている可能性があるのです。

ライオンが20~49歳の女性を対象に調査したところ、4割を超える方が「冬場の脇汗が気になっている」ということがわかりました。

<冬場の脇汗気になり度>

※ライオン調べ、20~49歳の女性9194名

また、「冬場に脇汗が気になっている」という20~49歳の女性に「秋冬の汗で困ったこと」について調査したところ、「セーターやジャケットに脇汗ジミが発生する」人は全体の44%、「衣替えで出した去年の冬物衣類に黄ばみや汗ジミができていた」人は41%と、汗による不快さだけでなく、衣類に対する不具合を感じていることもわかりました。

実験で判明!冬の脇は、夏よりも温度・湿度が高い

このように皆さんが意外と気にしている冬の脇汗。

そこで、冬と夏では脇の下の状態がどう違うのか、を実験で調べてみました。

具体的には、冬と夏、それぞれの温湿度条件に設定した2つの実験室内で、その季節に合わせた服装で軽い運動(踏み台昇降)を行い、脇部分の温湿度を測定しました。

その結果、冬の条件の方が、夏の条件より脇部分の温度、湿度ともに高いことがわかりました。冬は衣類をしっかり着込んでいるため、夏よりもかいた汗が蒸発しにくく、そのため、臭いも出やすい環境になっているようです。

<冬および夏の条件での脇の温湿度の変化>

たった3回の着用で、衣類に脇汗ジミが発生することも!

このように、なかなか手ごわい冬の脇汗。冬場にシフォン素材のプルオーバーをたった3回着用しただけで、脇に白い脇汗ジミが発生した例もあります。

冬の衣類は、ウールのジャケットなど、比較的高価で、家庭で洗濯できないものが多いですよね。お気に入りの服を長く、大切に着るためにも、できるだけ脇汗や臭いをしっかりケアしましょう。

冬の脇の汗や臭いを徹底ケア!4つのおすすめ対策

では、冬の脇の臭いや汗には、どのようなケアをするのがおすすめでしょうか。4つの対策をご紹介します。

POINT

脇の臭いや汗のための4つの対策

1 ひんやりしにくい「スティック」や「ロールオン」の直塗りタイプを使う

寒い季節は、脇をケアする時も寒さを感じたくないですよね。「スティック」や「ロールオン」といった、直塗りタイプの制汗デオドラント剤なら、塗る際にひんやり感を感じにくいのでおすすめです。

制汗デオドラント剤を塗布する前後の皮膚の温度変化を測定すると、「スティックタイプ」の制汗デオドラント剤では、塗る前と塗った後でほとんど皮膚温に変化がありませんでした。

<スティックタイプの制汗デオドラント剤を使用した時の皮膚温変化>

スティックタイプの制汗デオドラント剤を使用した時の皮膚温変化

寒い季節に「脇汗や臭いをおさえたい」という時には、皮膚にしっかりと密着する「ロールオンタイプ」や「スティックタイプ」がおすすめです。携帯しやすいサイズなので、外出の際にポーチに入れておけば、外出先で脇のベタつきや臭いが気になった時にすぐケアができますね。「ロールオンタイプ」と「スティックタイプ」は使い心地が異なるので、お好みで使い分けてくださいね。

塗る前に汗拭き用シートなどで汗をふき取り、肌を清潔にしておくと、よりさっぱりと、気持ち良くケアができます。

「ロールオンタイプ」や「スティックタイプ」の制汗デオドラント剤を使用するときは、塗る範囲にご注意を。

イラストのように、汗腺が集中している脇の下部を中心に、2~3cm外側まで広めに塗るのがポイントです。

「ロールオンタイプ」はこちらのページを参考にしてください。

2 脇汗が出る前にブロックするタイプの制汗デオドラント剤を使う

一口に「制汗デオドラント剤」といってもいろいろありますが、汗の出口にフタをして、脇汗が出る前にブロックしてくれるタイプもありますので、気になるかたは試してみてはいかがでしょうか。

「脇汗をおさえると体によくないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、脇から出る汗は、からだ全体から出る汗のわずか1%。ですから、脇の汗が止まったとしても、汗の役割である体温調節に影響はないといわれています。

脇で止めた汗は、尿やからだのほかの部位の汗として排出されます。

「家庭洗濯禁止」の表示がついた衣類に汗ジミができてしまうと、家庭では簡単に落とすことができません。制汗デオドラント剤を上手に使って、汗をコントロールするケアをしましょう。

3 温度調節ができる服装にする

外は寒いけれど、室内に入ると暖房がきいて暑いことが多い冬。ちょっと暑いな、と感じたらすぐに脱いで体温調節ができるような服装が、やはりおすすめです。

シャツにニットやカーディガンをはおるなどの重ね着をして、気温や体温に合わせて上手に脱ぎ着して汗をコントロールしましょう。

4 脇汗を気にしすぎない

脇汗は誰もがかくもの。気にしすぎると、逆に精神的な緊張が高まって、余計に汗をかいてしまうこともあります。

また「私、もしかして脇汗が出過ぎかも……?」など心配なことがあれば、一人で悩まず、信頼できる医療機関に相談してみてはどうでしょう。

この記事を作成・監修した
マイスター

芳賀 理佳

ヘルスケアマイスター

芳賀 理佳

はが りか

くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。

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