「二日酔いをサウナで解消」は間違い!夏の「汗・ニオイ」NG行動まとめ
当たり前だと思っている夏の「汗・ニオイ」に関する知識。実は間違っているかもしれません。たとえば、汗をかいたらすぐに拭くのはNG。体温が下がる前に拭くと汗はいつまでも止まらないので、汗が止まってからしっかり汗ふき用シートなどで拭き取りましょう。そんな汗やニオイに関する4つのNG行動をまとめました。
その行動間違っていたかも!?夏の「汗・ニオイ」NG行動をチェック
夏に避けてとおれない「汗」や、それに伴う「ニオイ」の対策。間違った知識で行動している人が多いのでは!?今回は、よく見るNG行動をまとめました。
NG行動1 汗をかいたらすぐに拭く
汗は皮膚上で蒸発し、気化熱で体温を下げようとします。汗が出るたび拭くと、体温が下がらないため、汗がいつまでも止まりません。流れるような汗はタオルなどで軽く押さえるだけにして、皮膚の表面は湿った状態にしておきましょう。
ただ、皮膚についた汗をそのままにしておくと、べたつきが残ったり、ニオイのもとになります。汗が止まってからしっかり拭き取り、ニオイのケアをするようにしましょう。汗を拭きとる時は、乾いたタオルよりも濡れタオルを使うと、べたつきが取れてさっぱりします。
ただし、濡れタオルをバッグの中に入れて持ち歩くのは難しいので、そんな時は「汗ふき用のシート」が便利です。
NG行動2 汗をかかないように水分を我慢する
汗は体温調節のために出るものなので、いくら水分を控えても体温調節中枢が「汗を出せ」と指令すれば、汗が出ます。水分を控えた上に汗をかくと、脱水症状を起こしてしまうことがあり、大変危険です。汗っかきの方でも水分はきちんと取りましょう。
NG行動3 痩せるためにたくさん汗をかく
たくさん汗をかけば、その直後は体重が減りますが、これはからだの水分を失って脱水症状になっているだけで、一時的なものです。つまり、痩せることとはまったく別物です。また、「部分やせ」をしたいからといって、気になる部位にラップなどをぐるぐる巻いて汗をかいても、そこだけほっそりするということもありません。残念ですが、「ダイエットに王道なし」と心得て、適切なカロリー摂取と運動をこころがけましょう。
NG行動4 二日酔いを治すために汗をかく
二日酔いの原因はアルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」です。アルコールは、汗をかけば一緒にからだの外に排出されると思っている人もいるかもしれませんが、これは間違い。汗腺にはアルコールやアセトアルデヒドを排出する機能はありません。したがって、血液中のアルコールがわずかに汗に漏れ出てくる可能性はありますが、汗をかくことでアルコールやアセトアルデヒドの血中濃度が下がることはありません。
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
浅野 ほたか
あさの ほたか
界面活性剤の基礎研究14年、身体洗浄・消毒(手、身体、毛髪)や台所用洗剤、調理分野の製品開発17年と、およそ30年間研究に携わってきました。
これまでの経験を活かし、生活における様々なシーンでの衛生に関わる情報をわかりやすく発信していきます。
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