皆さんの声を集めました!面倒な「食器洗い」をラクに時短する日頃の工夫6選
なかなか気の進まない家事の1つが「食器洗い」。少しでもラクにするには、汚れを移さない、水につけて汚れを落ちやすくする、食器と鍋類は分けて洗う、食器を重ねてすすぎの水を効率的に使う、同じ種類の食器を続けて洗うなどの工夫が有効です。汚れをこそぎ落とせる「スクレイパー」や洗いおけの使用なども効果的ですよ。
「食器洗い」は気の進まない家事!
避けることのできない毎日の「食器洗い」。「家事の位置づけ」を調べたところ、食器洗いを「好き」と回答した方が約1割に対し、「好きではないが仕方なくしている家事」と回答した方は半数を占めていました。食器洗いは、掃除と同じように「嫌われ家事」の1つのようです。
食器洗いが嫌いな理由は、「油がギトギトベタベタで気持ち悪い」「食後にシンクが汚れたものでいっぱいになっているとうんざり」「お腹いっぱいでゆっくりしたいのに、自分だけが働かなければならない」「都度洗わないと、次に使う食器がないので、洗わなければならない」「汚れていると気がつくのに、キレイでも誰も褒めてくれない」「1日に何回もしなくてはならない」など、様々な不満の声。「その気持ち、私もわかる!」と皆さんもうなずけますよね。
「時短上手」が行っている6つの工夫
なかなか気の進まない「食器洗い」ですが、放っておくわけにもいきません。皆さんは面倒な食器洗いを少しでもラクにするために、どんな工夫をしているのでしょうか。皆さんからうかがった日頃のちょっとした工夫の中から、「これはオススメ!」というものをご紹介します。
工夫1.汚れを移さない
「油汚れがほかの食器に移って洗う部分が多くならないように、運ぶ時も置く時も食器を重ねないようにしています。」「ベタベタの油汚れは、紙でふき取ってから洗うようにしています。洗う時間は、短くなります!」「油汚れの少ないコップなどを先に洗って、ほかの食器から油汚れが移らないようにしています。」
マイスターのコメント
分かっていても、ついつい重ねて運んでしまいますよね。お皿の裏など、元々汚れのついていない部分まで汚れを広げないことは大切です。汚れをこそぎ落とせる、へら状の器具「スクレイパー」も便利ですよ。
工夫2.水につける
「少しの時間でも食器を水につけておいて、汚れを取りやすくしています。油汚れの場合は、ちょっと洗剤を垂らしておくと落ちやすくなります。」
マイスターのコメント
汚れは乾くとそれだけで落ちにくくなります。乾かないうちに洗うとよいとわかっていても、すぐに洗えないことも多いですよね。特に、ご飯などのでんぷんは乾くとカチカチになってしまうので、水につけておくと汚れが落としやすくなります。
工夫3.食器と鍋類は一緒にしない
「食べ終わった食器と一緒になってしまうと、ごちゃごちゃして洗いにくいので、鍋やフライパン、ボウルなどは使い終わったらすぐに洗っています。」
マイスターのコメント
洗いものがシンクにいっぱいになっていると、洗いにくいのはもちろん、げんなりしてしまいますよね。フライパンの油汚れは、やけどをしない程度の温かさのうちに洗ってしまう方が、油も固まらずすばやく落とせます。
工夫4.すすぎの水はダブルで使う
「洗った食器はタワーのように重ねて、すすぎの水が下の食器にかかるようにしています。こうすると、次の食器の泡も落ちて、早くすすげます。」
マイスターのコメント
すすぎの水を食器1枚だけに使うのは、もったいないですよね。実際に、泡がついたお皿をまとめて洗い桶に入れ、1枚ずつ取り出しながら5枚のお皿をすすいでみました。すると、桶の中の水で洗剤がある程度取れるため、両面をササッとこする程度でキレイにすることができました。泡がついたお皿を1枚1枚すすぐ方法よりも、時短になり、さらに約4割の節水に。洗う時は上から食器を落として割らないように気をつけてくださいね。
工夫5.すすぎの順番も時短につながる
「水切りかごに、食器をさっとキレイに入れるため、小さいものや同じ種類の食器から洗うようにしています。」
マイスターのコメント
大きさや形の違うものをバラバラに洗うと、水切りかごがすぐにいっぱいになって、入らないということ、よくありますよね。また、食器の入れ方や重なり具合によって、食器が乾く早さにも差が出てきます。隙間を開けたり斜めにしたりすると良いですよ。
工夫6.音楽を聴きながら食器洗い
「憂うつな気分を払拭するために、好きな音楽を聴きながら食器洗いをしています。音楽に合わせてリズミカルに、手早く食器洗いができるような気がします。」
マイスターのコメント
このように、食器洗いの時間を積極的に楽しむ工夫もありました。鼻歌が聞こえてきそうです!食器洗いに楽しさが加わって、曲が終わるまで洗っていたくなりそうですね。
TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!
洗剤が違うだけでからだへの負担が変わるってホント?
食器を洗う時の姿勢が変わる
食器を洗う時の姿勢を、頭や肩・腕・手など10か所を計測ポイントとして、観察しました。食器洗い中は体が前傾姿勢となり、「食器を洗っているときにヌルつく」台所用洗剤を使うと、頭の位置が前方にずれるなど、より「前かがみ」になることがわかりました(被験者の50%)。
詳しい研究結果についてはこちらをご覧ください。
「腰のコリ」が少なくなる
さらに、実際にお皿20点を洗う実験で腰のコリ(筋肉の硬さ)を測ってみると、「食器を洗っているときにヌルつく」台所用洗剤を使うと、腰の筋肉が約1割硬くなるのに対し、「ヌルつきなく油汚れをサラサラ落とせる」台所用洗剤では、「食器洗い」前後での腰の筋肉の硬さがほとんど変わらず、「腰のコリ」が少ないことがわかりました。
詳しい実験結果についてはこちらをご覧ください。
面倒な食器洗いは、上手に洗剤を選んで、少しでもからだへの負担を軽くしたいですね。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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