就活生&新社会人必見!スーツのお手入れとニオイ対策、しわをとる方法
第一印象をUPするのに、「清潔感」は大事な要素の一つ。就活生にとってスーツのお手入れは特に重要です。帰宅後は、「ハンガー」にかけ、「ブラッシング」でホコリを払い、「しわ取り消臭スプレー」をかけてピンと伸ばしておけば、次の着用時も気持ちよく着られます。雨予報の日は「はっ水・防水スプレー」で対策を。
就活生の第一印象は、スーツの「清潔感」でアップする⁉
就活生や新入社員の皆さんの多くは、ワイシャツなどのインナーを着替えながら、基本は1~2着のスーツを着回しているのではないでしょうか。
特に就職活動は、夏が勝負どき。就活が忙しくなると、説明会や面接続きでなかなかクリーニングに出すこともできず、汚れやしわが気になる……というお悩みをよく耳にします。
ここで1つ、注目すべき調査結果があります。
マイナビの調査※1で、面接・人事担当を経験した社会人を対象に「就活生のスーツの着こなしでチェックするポイントを教えてください」というアンケートを実施したところ、汚れやしわがなく清潔感があるか、自分に合ったスーツを着ているかを、しっかりチェックしているとのこと。面接のわずか数分の間に、服装から感じられる人柄や個性が面接官に印象づけられているようです。
また、当社の人事部の採用担当に「身だしなみ」について、心がけておきたいことを聞いた結果からも、TPOに応じた「清潔感」のある身だしなみが大切である、とのことでした。
詳しくは、こちらをご覧ください。
●就活応援!「身だしなみ」について採用担当に聞きました
せっかく自分をアピールするチャンスに、スーツがくたびれて見えていたり、しわがあったり、ニオイがあったりするのは、とてももったいなく、イメージダウンになりかねません。
でも発想を変えれば、見た目の「清潔感」で印象をアップさせることができるということ。そこで今回はちょっとしたひと手間で、スーツを快適に、清潔に着こなすお手入れ方法を伝授します。
スーツはサイズが合ったものを買おう。洗えるスーツもおすすめ
まず、スーツやワイシャツを買う際には、自分にぴったり合うサイズを選ぶこと。首回りや肩などにきちんとフィットし、着た時に余計なしわが出ないものがベストです。
また最近は、自宅で洗えるスーツも販売されていて、ニオイや汚れが気になる時にはこまめにお洗濯ができるのでおすすめです。
洗えるスーツの洗濯方法についてはこちらの記事をご覧ください。
●「洗えるスーツ」の上手なお洗濯と干し方
スーツを着た後から次に着用するまでの準備
1.スーツは「ハンガー」にかけて型くずれを予防
脱いだスーツは、どんなに疲れていても適当な場所に置いたりせずに、必ずジャケットとズボンをハンガーにかけましょう。
ジャケットは、型くずれしないように肩の部分にフィットする肉厚なハンガーにかけます。ハンガーがない場合は、ハンガーにタオルを巻いて肩幅を調整しましょう。
ズボンは、クリップのついたズボン専用のハンガーに吊るしましょう。このとき、裾部分を上に止め、ベルトがある場合にはつけたままにして干すと、ベルトの重みでしわを伸ばすことができます。また、ズボンの折り目を保つにも効果的です。
スカートは、ウエスト部分をクリップで留め、ハンガーに吊るしておきましょう。
2.「ブラッシング」でホコリを払い落としましょう
スーツはすぐにクローゼットにしまわずに、洋服ブラシで上着とズボン全体をブラッシングして、ホコリやフケなどを払い落としましょう。生地の目に沿ってブラシの毛先で払い出すようにブラッシングします。また、ポケットの中や、エリの裏側、ズボンの裾の折り返し部分などにたまったホコリも取りましょう。
3.「着用じわ」を取りましょう
スーツを着用すると、「着用じわ」がついてしまいます。特に1着のスーツを着回している就活生は要注意。「着用じわ」がついたスーツは見栄えが悪く、相手にだらしない印象を与えてしまいます。かといって、着用する度にクリーニングに出すのは難しいので、家庭で「着用じわ」を取る簡単な方法を紹介します。
<着用じわをとる方法>
1. 着用じわのつきやすい部分を確認する
肘の内側、腰の上付近、ひざの裏側など、着用じわのついている部分を確認します。
2. 「しわ取り消臭スプレー」でしわとニオイを除去
しわのついた部分に「しわ取り消臭スプレー」をしっとりする程度※2にスプレーし、しわの部分を斜め、縦・横に軽く引っ張りながら伸ばします。また、しわのついていない部分にも軽く湿る程度にスプレーしておきます。こうすることで、乾燥した時に「ニオイ」も「しわ」も取れて気持ちよく着用できます。目立たないところでシミにならないかを確認してから行いましょう。
なお「しわ取り消臭スプレー」がない場合、着用じわを取る方法として、「湿気」を与えるのも効果的です。スチームアイロンをあてたり、浴室につるしたりして蒸気や湿気を加えることで、水分と衣類の重みでしわが伸ばせます。
クローゼットなどに収納する場合は、衣類が完全に乾いたあとにしまいましょう。
- ※2 「お洋服のスタイルガード しわもニオイもすっきりスプレー」の場合20cm四方に3~4回程度スプレー
ズボンの「折り目」は大事!とれてきたらアイロンを
ズボンの折り目が歪んでいたり、ひざがたるんだまま履き続けているのも、残念な着こなしに見えてしまいます。そんなときはアイロンを使いましょう。
まずズボンの脇の縫い目を合わせて、パンツの折り目(センターライン)を決め、片足ずつかけます。
このとき注意したいのが、テカリ予防のために「あて布」をあててその上からアイロンをかけること。特に濃い色の綿やウールの衣類はテカリやすいので、必ずあて布を使用しましょう。また脇縫い部分など、布が重なっているところは軽くおさえる程度でよいので、アイロンを押し付けすぎないように気をつけてくださいね。
明日降りそう&降られた!ときの雨の日対策
大切なスーツですから、降る前の対策と、降られたあとのケアはしっかりしておきましょう。その後のスーツの着こなしにも影響してきます。
スーツを守るための雨対策のポイント
1. 雨の予報が出ているときには「はっ水・防水スプレー(以下、はっ水スプレー)」を
スーツを着用して出かける日に、雨の予報が出ている場合は、スーツ全体に軽く「はっ水スプレー」をスプレーしておきましょう。泥はねしやすいズボンの裾は特に念入りに。衣類から約20cm離し、屋外でスプレーしましょう。
詳しくはコチラをご覧ください。
●雨の日の外出も快適!洋服やスニーカーは「撥水(はっ水)・防水スプレー」で雨対策
必ず商品の裏面を確認!
「はっ水・防水スプレー」を使用する前には必ず商品の裏面をチェックして、使用可能な素材を確認してください。
2. 雨にぬれてしまったら、乾いてからケアを
もしスーツを着て出かけているときに雨に降られてしまったら、まずタオルなどでしっかりからぶきをしてからハンガーにかけて、よく乾かします。
ズボンの裾などに「泥はね」がついてしまったときは、まずはよく乾かすことが大切。乾いた後、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を手洗いの時の濃度にうすめた溶液の中にタオルを入れて硬くしぼり、泥はね部分をつまみとるようにして汚れをとります。その後、水で濡らしてかたくしぼったタオルで洗剤液をつまみとったら、完了です。
詳しくはコチラをご覧ください。
●「洗えるスーツ」の上手なお洗濯と干し方
前日の夜はまずスーツの「コンディションチェック」を!
面接、説明会などの前日の夜までには、スーツの具合をチェックして、しわやニオイをとっておきましょう。当日の朝、しわを見つけたときはあわてず、ハンディスチーマーやアイロンなどを、上手に活用しましょう。
スーツは着用後や着用する前日の簡単なケアでキレイな状態をキープできます。就活中の学生さんも、新入社員の皆さんも、清潔感のある着こなしで未来を切り拓いてくださいね。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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