お洗濯の時短&イライラ解消に!今すぐできる3つのアイデア

お洗濯の時短&イライラ解消に!今すぐできる3つのアイデア

汚れをすっきり落としながら、時短や手間が省けるお洗濯のコツをマスターして、毎日のお洗濯のストレスを軽くしましょう。「汗や皮脂汚れが気になる衣類は裏返しのまま洗う」「液体洗剤を直接塗布してガンコ汚れを落とす」「スピードコースを活用する」、すぐに実践できる3つのアイデアをご紹介します。

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お洗濯は、「洗濯機におまかせ」な手間なし家事のように見えて、実は洗濯機が回り終わるのを待って、干して、取り込んで……と、意外と工程が多い家事でもあります。
そんな中、洗濯機に入れる時や洗い終わって干す時に「靴下が裏返し」になっていたら、イライラがつのることもありますよね。

そこで、時短を実現しながら、手間を省いたり、お洗濯にまつわるイライラをすっきり解消する3つのアイデアをご紹介します。3つ全部を一度にトライしなくてもかまいません。ご自分に合うアイデアを選んで、ぜひ試してみてください。効率よく、洗い上がりもよければ、毎日にゆとりをプラスしてくれるはずです。

アイデア1・汗や皮脂汚れが気になる衣類は裏返して洗う!

急いで洗濯機を回したいのに、「パパの靴下が裏返しのまま洗濯カゴに入っている!」「洗濯後に干そうとしたら、裏返しのまま洗濯してしまったことに気づく!」とイライラした経験はありませんか?ライオンが実施した調査では、20代~40代の既婚女性300名に「夫のお洗濯」に関する不満を調査した結果、上位に「靴下が裏返しのまま洗濯されていること」がランクインしていました。

夫が行なったお洗濯で、妻が不満に思ったことは?

20代 30代 40代
1位 靴下が裏返しのまま洗濯されている 靴下が丸まったまま洗濯されている 家にいるのに洗濯物をとりこんでくれない
2位 靴下が丸まったまま洗濯されている 靴下が裏返しのまま洗濯されている 洗濯物がしわしわのまま干されている
3位 洗濯物がしわしわのまま干されている 洗濯物がしわしわのまま干されている 洗濯物が丸まったまま洗濯されている

2018年ライオン調べ

「靴下を夫が洗濯する場合、裏返しのままで洗ってしまう」という不満が上位にくるということは、女性がお洗濯をする時には、靴下を表に返してから洗濯機に入れているケースが多いということでしょう。

ちょっとしたことのようですが、毎日の積み重ねと考えれば、その手間やイライラもバカになりません。急いでいる時に靴下をいちいちひっくり返すのは、時間以上に心の余裕も奪ってしまうものです。

でも、ここで朗報が!
実は、肌着や靴下に代表される、汗や皮脂汚れがつきやすい衣類は裏返しにして洗うのも正解なんです。
肌に直接ついている部分を表側にして洗うと、洗濯機の水流や他の衣類とのこすれによる力がかかるため、汚れ落ちがアップするのです。

「靴下は裏返ったままでもOK!」と知っていれば、夫が無造作に洗濯カゴに放り込んだ靴下を見ても、イライラしなくてすみますね。ご家庭で、「脱ぐ時は裏返しのままで、履く時に表に返して履く」などのルールを決めると、時短にもなり、イライラも解消されるかもしれませんね。ただし、靴下が丸まったままだと汚れ落ちが悪くなるので、のばしてから洗濯しましょう。
表側に汚れがついている場合、例えば、お子さんの靴下などで泥汚れや黒ずみが気になる場合は、裏返さずに表のまま洗いましょう。

アイデア2・ガンコ汚れには、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を直接塗布!

えりや袖の黒ずみや黄ばみ、食べこぼし、泥汚れ、靴下のニオイなどには、洗濯前の一手間「前処理」が効果的です。
でも、毎日ごしごし手もみ洗いするのは大変だと思われている方も多いのでは。そんな時は、液体洗剤の塗布がおすすめです。

洗濯機に入れる前に、汚れに直接、液体洗剤や液体酸素系漂白剤をつけるだけで、汚れ落ちがグンとアップ!液体洗剤は、濃度が高く、洗浄力が高い超コンパクト液体洗剤がおすすめです。

汚れの裏側にタオルなどであて布をし、えり・袖の黒ずみ・泥汚れ・靴下のニオイが気になる方は、汚れの部分に液体洗剤を、黄ばみや食べこぼしが気になる方は、体酸素系漂白剤を直接塗布します。

汚れがひどい場合は、高濃度タイプの液体洗剤「NANOX one」を汚れに塗布して一晩(約12時間)放置してから洗う「塗布放置洗浄」をすると、より汚れが落ちやすくなります。洗剤の原液や汚れが床やテーブル等の周りにつかないように、洗濯おけの中にタオルを敷き衣類を上において行いましょう。

洗濯機の上で塗布放置しないで!

塗布放置を洗濯機のフタなどのプラスチック部分の上で行うと、洗剤がタオルを通り抜けて洗濯機に付着し、プラスチックを傷めてしまうことがありますので、洗濯機の上では塗布放置はおやめください。

アイデア3・スピード(お急ぎ)コースを使う!

軽い汚れは、スピードコースで時短洗濯

軽い汚れを短時間で洗濯したい時には、「スピードコース」を選びましょう。洗濯機の機種によりますが、標準コースに比べて約10〜20分もの洗濯時間の短縮ができます。

一般的な「標準コース」では「洗濯→すすぎ→すすぎ2回目→脱水」となりますが、スピードコースを使用すると、「洗濯」の時間が短めになり、加えて、すすぎが1回になるので、ぐんと洗濯時間が短くなるのです。洗剤は「すすぎ1回」と裏面に表示されている製品を使うと良いでしょう。

時短とともに節水にもなる「スピードコース」は、急いでいる時や汚れが少ない時にぴったりです。

汚れがひどい衣類を一緒にスピードコースで洗濯したい時は

スピードコースは洗剤と触れている時間も短いので、汚れがひどい洗濯物を手早く洗いたい時には、気になる汚れにはアイデア2の前処理をしてから洗濯機へ入れましょう。また、ニオイの気になる衣類は、前もって「つけおき」しておくのも効果的です。

お洗濯の時短をかなえる3つのアイデア、いかがでしたか。ライフスタイルに合わせて、取り入れやすいアイデアから試してみてください。

また、アイテム別に干し方を工夫すると、干す時間を短縮することができます。

効率よく洗って、すばやく乾かすお洗濯のコツで、日々のイライラやストレスから解放されましょう。

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この記事を作成・監修した
マイスター

大貫 和泉

お洗濯マイスター

大貫 和泉

おおぬき いずみ

洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。

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