リビングケアマイスターがトイレメーカーのショールームを訪問!驚きの進化を遂げている!最新トイレレポート!

Vol.1「TOTO」「LIXIL」「Panasonic」の担当者に聞く!知られざる「トイレのノズル」最新事情!

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LION リビングケアマイスター

杉本 美穂(すぎもと みほ)

「TOTO」「LIXIL」「Panasonic」の担当者に聞く!知られざる「トイレのノズル」最新事情!
TOTO logo
写真:lixilとpanasonic

トイレのノズルを徹底調査!

家の中のいろいろな場所のお掃除のハウツー情報を開発するにあたり、私は、掃除をする場所、つまり住宅設備の進化に注目しています。より使いやすいように新しい機能がつき、よりお手入れしやすいように形や材質などに工夫が施されていく状況をウォッチしているのです。それは、住宅設備の進化によりお掃除のポイントも変わってくるからです。そこで、最新設備について情報を得るために、住宅設備のショールームをたずねました。

今回、着目したのは、トイレの温水洗浄便座の「ノズル」。いつもお世話になっているのに、自分が使用しているときはお目にかかれない、あのトイレの「ノズル」です。

「なんでしっかりおしりにあたるの?」「毎回お掃除はできないけど清潔に保てているの?」など、ちょっとした疑問、ありませんか?トイレの3大メーカー「TOTO」「LIXIL(リクシル)」「Panasonic」のショールームを訪れて、最新の温水洗浄便座のノズル事情を徹底調査してきました。

今まで知らなかった、ノズルのヒミツが明らかになります!

私たちが使っている温水洗浄便座は日本の発明品!?

今や、普及率が77.5%と一般家庭に当たり前のように備わっている温水洗浄便座。日本での温水洗浄便座の使用は、1964年に伊奈製陶(現LIXIL)と東洋陶器(現TOTO)がそれぞれ海外で医療用や福祉施設用として使用されていたものを輸入したことに始まったそうです。当時のものは洗浄水の温度や水圧が不安定、また温水や温風が当たる位置も日本人の体のサイズにあっていなかったようです。一般家庭に普及させるにはとても不十分だったそうです。

国産初の温水洗浄便座が発売されたのは1967年、伊奈製陶による販売からスタートしました。1969年には東洋陶器からも発売されました。両社とも開発に当たっては、日本人のおしりのサイズや好みの温度や水圧など独自の研究がなされ、随分とご苦労があったようです。

温水洗浄便座が一躍有名になったのは、TOTO「ウォシュレット」の「おしりだって、洗ってほしい。」のCMキャッチコピー。あのインパクトがあったテレビCMは、私もよく覚えています。その後、松下電工(現Panasonic)なども加わり、日本の家庭のトイレが和式便器から洋式便器に置き換わっていく環境変化の中で、温水洗浄便座も徐々に広まってきました。

現在では、海外からの来訪者が日本のトイレの清潔さ、快適さに感動するほど、日本の温水洗浄便座は世界的に有名になっているのです。

  • ※内閣府 2015年3月消費動向調査

「トイレのノズルのハテナ」を聞いてみました!

写真:TOTO東京センターショールーム 館長の渡部さん
TOTO東京センターショールーム
館長の渡部さん

そこで、日頃疑問に思っていることについて、TOTO東京センターショールーム館長の渡部さんに教えてもらいました。

杉本:「おしり」と「ビデ」ボタンにはどのような違いがあるのですか?

渡部さん:「おしり洗浄」は用便後に肛門周辺を洗うため、「ビデ洗浄」は女性の局部を洗うためと、使用する目的が異なります。TOTOでは、1本の洗浄ノズルで、両方の洗浄機能を実現しています。

それぞれのボタンを押すと、ノズルが出る長さが調節され、洗浄する位置が変わります。また、「おしり洗浄」と「ビデ洗浄」では、吐水口も異なり、吐水する角度も微妙に変えて、最適な洗い心地を実現しています。違いはそれだけではありません。「おしり洗浄」に比べ、「ビデ洗浄」は空気を混ぜることで柔らかい洗浄感になっています。

杉本:「おしり洗浄」機能など使う時、いつもすぐに温かいお湯が出るのはどうしてですか?

渡部さん:一体あのコンパクトな温水洗浄便座のどこにお湯を貯めているのだろう」と不思議に思っている方も多いかもしれません。一定量のお湯を貯めている機種もありますが、よりコンパクトな機種では、瞬間的に水の温度を上昇させる機能を搭載しているので、お湯を貯めるタンクがないのです。瞬間的にお湯にするためには水量を少なくする必要があったのですが、少ない水量でも十分な浴び心地を実現するTOTO独自の「ワンダーウェーブ洗浄」を搭載しています。水玉状に強弱をつけた吐水を1秒間に50回以上交互に繰り返すという高度な吐水技術によって、パワフルかつたっぷりとした洗い心地になっています。

杉本:節水や節電など環境に配慮しながら、使用する人の満足度を上げる研究が日々進んでいるんですね。

あなたのお好みは?「TOTO」「LIXIL」「Panasonic」各社の洗浄ノズル

どのメーカーのトイレにも「おしり洗浄」と「ビデ洗浄用」の2種類の機能があり、トイレのノズルはどれも皆同じだと思っていませんか?実は、温水洗浄便座のノズルはメーカーによって形も材質もいろいろ。清潔さを保つために、各社様々な工夫がされていました。各社の最新式温水洗浄便座のノズルについて伺ってきたのでご紹介します。

きれい除菌水」でノズルを清潔に保つ「TOTO」のノズル

写真:ノズルを清潔に保つ「TOTO」のノズル
「きれい除菌水」で、「ノズルきれい」

TOTOさんが目指しているのは、「いつも清潔なトイレ」。TOTO独自の「きれい除菌水」で見えない汚れや菌を分解・除菌します。「きれい除菌水」とは、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水ですが、これが便器だけではなく、ノズル洗浄にも使われていました。

「ウォシュレット」使用前後に水道水でノズルを洗浄するセルフクリーニングに加え、使用後に「きれい除菌水」でノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌しているそうです。さらにトイレを使用していない時も定期的に洗浄しているので、ノズルのきれいが長持ちするそうです。また、ノズル自体にも汚れをはじく「クリーン樹脂」を採用しているとのことでした。

除菌ができる水を使って、いつもノズルを清潔にしてくれているのは本当に安心ですね。

写真:「最新トイレ」の機能をていねいにご説明してくれた館長の渡部さん
「最新トイレ」の機能をていねいにご説明してくれた館長の渡部さん

女性が気になるポイントをおさえた「LIXIL」のノズル

女性専用の「レディスノズル」を搭載
※左がレディスノズル、右がおしりノズル。2本同時に出ることはないので、写真は合成しています

「おしりを洗うノズルでデリケートな部分を洗うのはちょっと…」と気にする女性のために、LIXILさんの「シャワートイレ」にはノズルが2本ついていました。清潔さと洗浄力にこだわって、おしり洗浄用の「おしりノズル」、ビデ洗浄用の「レディスノズル」が別々の専用ノズルになっているのです。「レディスノズル」は吐水する穴の数が多く、空気を混ぜながら吐水することでソフトな肌触りにしているそうです。

着脱が可能なノズルの先端

また、穴が開いているノズルの先端が着脱できるので、その部分だけ交換することもできるそうです。長く清潔に保てるのでいいですね。

「女性にやさしいトイレ」を熱心に語ってくださったLIXILの中嶋さん

「おそうじラクラク」を追求!「Panasonic」のノズル

写真:継ぎ目のない「ステンレスノズル」
継ぎ目のない「ステンレスノズル」
イラスト:ノズル解説イラスト

Panasonicさんが追求するのは、おそうじラクラクのトイレ。トイレのノズルにもおそうじのしやすさが工夫されていました。

ノズルは1本で、しかも汚れが入りやすい継ぎ目や段差がないので、汚れを落とす手間が省け、ラクにお掃除できます。また材質がステンレスなので汚れが染み込まず、汚れ落ちが良いのも、お掃除のラクにつながりそうです。ノズル内部で洗浄口が切り替わるので、使わない洗浄口はステンレスノズルでしっかり保護されているそうです。

スタイリッシュな見た目も魅力ですね。

写真:Panasonicの奥瀬さん
「おそうじラクラク」ポイントをご紹介くださったPanasonicの奥瀬さん

ノズル以外にもこんなに進化している!「最新のトイレ事情」

ショールームを回って本当に驚いたのは、より清潔に、より快適に、そしてよりお手入れしやすく、トイレがどんどん進化していることです。洗剤メーカーの私もびっくり!「これではお掃除がいらなくなってしまうのでは!?」と思うほど、お手入れがらくになっているようです。各社の最新の機能をご紹介いただきました。

掃除のしやすさを追求した3つのポイント「LIXIL」のトイレ

写真:LIXILロゴ
写真:「LIXIL」のトイレにを語る担当者

POINT 1 「キレイ便座」

特に汚れやすい便座の裏。汚れが入りやすいつぎ目をなくし、
新素材を採用したことで、お掃除もサッとひと拭き。掃除が断然ラクに!

写真:キレイ便座

POINT 2 「お掃除リフトアップ」

ボタン1つで、自動で便座が真上に上がります。お掃除しにくかった便座と便器のすき間も、奥まで簡単に拭くことができ、気になるニオイの元もカットします。きます。

写真:お掃除リフトアップ

POINT 3 「スッキリノズルシャッター」

ノズルを格納するシャッターは、立って小用をしたときの尿ハネ汚れからノズルを守ります。また、このノズルシャッターは着脱ができるので、取り外して裏側もしっかりお掃除できます。

写真:ノズルシャッター

LIXILのトイレの特長について、詳しくはこちら

「トリプル汚れガード」でトビハネ汚れを防ぐ「Panasonic」のトイレ

写真:パナソニックロゴ
写真:Panasonicのトイレを語る奥瀬さん

ガード1 「ハネガード」

写真:ハネガード

泡のクッションで尿を受け止める「ハネガード」。トイレを使用する時に便座が上がると、自動で水位が下がり泡が出て、水面に泡のクッションができます。従来の便器では立って小用をしたとき落下の反動で尿が飛び跳ねてしまったのですが、泡のクッションがトビハネ汚れを受け止めガードします。

ガード2 「タレガード」

写真:タレガード

男性が用をたす時、便器のふちにあたってしまった尿が外側に垂れてしまうのをガードする「タレガード」。高さ3mmの便器のふちの立ち上がりで、尿が外側に垂れ落ちるのを防ぎます。

ガード3 モレガード

写真:モレガード

座って小用をしたときに便器の外側に尿が漏れ出すのを防ぐ「モレガード」。便座と便器のフチの間のすき間をなくし、便座に当たった尿が便器内に流れ落ちるようにしています。

Panasonicのトイレの特長について、詳しくはこちら

1日中きれいを守り続ける「TOTO」のトイレ

写真:TOTOロゴ
写真:TOTOの渡部さん

POINT 1 「においきれい」

写真:においきれい

TOTOの脱臭は2種類。使用時の便器内の排便の脱臭だけでなく、トイレ空間全体のニオイのケアもしています。

トイレ空間の気になるニオイを取り込み、「きれい除菌水」を含んだ「除菌水フィルター」に捕集して脱臭。さらに1日1回「除菌水フィルター」に付着したニオイ成分を「きれい除菌水」を使って自動で洗浄・除菌します。

POINT 2 「ノズルきれい」

使用直後だけでなく、使っていない待機中にも「きれい除菌水」が、ノズルの内側も外側も自動で洗浄・除菌しています。

POINT 3 「便器きれい」

写真:便器きれい

使用後はもちろんのこと、使っていない待機中にも8時間たつと、「きれい除菌水」のミストを自動でふきかけ、見えない汚れや菌まで分解・除菌します。トイレが自分できれいを守るから、きれいが長持ちします。

TOTOのトイレの特長について、詳しくはこちら

 

そのほかにも、それぞれのショールームで、水流の変化により少ない水量でパワフルに洗浄する節水や、汚れがつきにくい便器表面の技術開発など、さまざまなトイレの進化を体験してきました。

このようにトイレが進化すると、トイレの掃除の方法も掃除すべき場所も変わってきます。ゴシゴシこすって汚れを落とす掃除方法から材質を傷めずにやさしくサッとお掃除する方法に変わりつつあり、そして掃除すべき場所も汚れがついていた便器の中から見落としがちな便器の周囲へと、お掃除のポイントが変わってきています。

これからも新しい視点でお掃除情報を作っていきますので、皆さん期待してくださいね。

トイレは毎日何回もお世話になる場所。皆さんも機会があれば一度最新のトイレを体験してみませんか。ショールーム見学だけでもとても楽しいですよ。

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