いつも清潔にしておきたい「トイレのノズル」のお掃除方法

いつも清潔にしておきたい「トイレのノズル」のお掃除方法

温水洗浄便座のトイレのノズル、きちんとお手入れしていますか?自動お手入れ機能がついている機種もありますが、気になるときはノズルを出してお掃除を。トイレットペーパーなどにトイレ用ふきとりクリーナーをつけてやさしくふきます。ノズルを収納するカバー周辺のふき掃除もお忘れなく。メーカー別の掃除方法も紹介!

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清潔にしたい「トイレのノズル」

日本が世界に誇る「快適なトイレ」の象徴的な存在でもあるトイレの温水洗浄便座。トイレメーカーの様々な研究や技術開発により、洗い心地もますます進化し、とても便利になりました。でも、「トイレのノズル」が清潔かどうかは気になるところですよね。
今回は、基本的なトイレのノズルのお手入れ方法に加え、後半ではTOTO、LIXIL、Panasonicの代表的な温水洗浄便座のノズルのお手入れポイントをご紹介します。

「トイレのノズル」をどのくらいの人が使用しているの?

2015年3月時点の内閣府の調査では、温水洗浄便座の普及率は77.5%と高く、また、ある調査によると自宅のトイレの「おしり洗浄機能」を使用している人は68.8%と、使用率も高いことがわかっています。多くの人が「トイレのノズル」のお世話になっているようです。
「おしり洗浄機能」を使用している理由の「ボタンを押すだけで気軽に使用できるし、トイレットペーパーの節約にもなると思うから」「せっかく機能がついたトイレなので使わないのはもったいない。清潔にしたいので」という声にも納得できますね。

<自宅のトイレにおける「おしり・ビデ洗浄機能」の使用率>

自宅のトイレにおける「おしり・ビデ洗浄機能」の使用率グラフ

普段どのくらいの頻度で「トイレのノズルの掃除」をしているの?

ところで、使用時にはキレイかどうかが気になる温水洗浄便座のノズルですが、皆さんはどのくらいの頻度でノズルのお掃除をしているのでしょうか。
ライオンでトイレ掃除の実態を調べたところ、日常的な掃除でトイレのノズルを掃除している人は、温水洗浄便座保有者の約45%でした。半数以上の人がノズル掃除は普段の掃除ではなく、「気合いを入れた掃除の時だけ」と答えています。
では、その「気合いを入れた掃除」で「どのくらいの頻度で掃除しているか」を見ると、月に1回以上が40%、2~3か月に1回が30%と、あまり頻繁に掃除しているとは言えないのが実情のようです。

<ノズル掃除の頻度(しっかり掃除する場合)>

ノズル掃除の頻度(しっかり掃除する場合)の割合

トイレのノズルの掃除方法の「基本」

トイレの温水洗浄便座のノズル掃除は難しくありません。ただ、機種によってノズルの出し方などが異なるので、初めての機種ではどのようにノズルの掃除をしたら良いのか迷ってしまうこともありますよね。
ノズルの掃除をする際は必ず取扱説明書を確認しましょう。手元に取扱説明書がない場合は、トイレメーカーのホームページにありますので、型番を調べて確認しましょう。

基本的なトイレのノズル掃除方法をご紹介します。

日常のお手入れ

自動お手入れ機能がついている場合

ノズルの自動お手入れ機能(機種によって名称が異なります)を使って、ノズルを自動的に洗浄します。ボタンを押すと、自動的に水やお湯などが出て、汚れを洗い流してくれます。

自動お手入れ機能がついていない場合

後述の方法でノズルを出し、トイレットペーパーまたはやわらかい布に中性のトイレ用ふき取りクリーナーをつけ、ノズルをこまめに拭きましょう。

毎日お掃除したいポイントは「ノズル周辺」

ノズルは格納されているので、直接尿ハネ汚れがかかることはありません。むしろ注意すべき場所はノズルの周辺です。ノズルが出入りする場所のカバーを中心とした便器の奥の方は、男性が立って小用をした時に最も尿が飛び散りやすいところです。立って小用をするご家族がいる家では、ノズル周辺も中性のトイレ用ふき取りクリーナーとトイレットペーパーで毎日こまめに掃除しましょう。便座の奥の方は機構が複雑なので、機器に直接トイレ用ふき取りクリーナーを吹きかけずに、トイレットペーパーの方に染み込ませて使いましょう。

「温水洗浄ノズル」の掃除

特に掃除を忘れがちな「温水洗浄ノズル」は、以下の手順で掃除しましょう。

<温水洗浄ノズルの掃除の手順>

1.ノズルを出す

「ノズルそうじ」ボタンを押して、ノズルを出します。ノズルの出し方は機種によって異なるので、取扱説明書を確認しましょう。

2.ノズルをふく

トイレ用ふき取りクリーナーをかけたトイレットペーパーか、やわらかい布でふきます。強い力で押すと、曲がったり外れたりするおそれがあるので、片方の手で下を支えながら、やさしくふきましょう。

3.気になる汚れは古歯ブラシでこする

気になる汚れがついている時は、ノズルやノズル収納口の周辺を古歯ブラシでこすりましょう。
この時ノズルを強く押したり引っ張ったりせずに、軽い力でこすります。

4.ノズルを収納する

最後に、「ノズルそうじ」ボタンを押して、ノズルを収納します。

この記事を作成・監修した
マイスター

吉井 和美

リビングケアマイスター

吉井 和美

よしい かずみ

掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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