紫外線対策を万全に!この時期に便利な「日傘」のお手入れ方法

紫外線対策を万全に!この時期に便利な「日傘」のお手入れ方法

炎天下の真夏には、日傘がマストアイテム。ゲリラ豪雨対策に晴雨兼用傘を持つ人も多いですね。汚れが目立ってきたら、お手入れしましょう。日傘は、ポリウレタンコーティングされているものとされていないものがあり、コーティングの有無によってお手入れの方法が異なります。まずは、購入時のタグや傘の生地をチェックして。

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今年も出番!日差しの強い真夏に持っていたいアイテムとは

炎天下の真夏には、日傘がマストアイテム。とはいえ、突然の雨や台風もあるので、そんな時のために晴雨兼用傘を準備しておく方も多いでしょう。今回は、日傘の中でも晴雨兼用傘について普段のお手入れ方法と、汚れが目立ってきたときの対処法をご紹介します。

<普段のお手入れ方法>
・傘をたたむ時には、傘の生地に手の汚れがつかないように、ベルトを持って巻きます。

・雨で濡れてしまった場合には、日陰でよく乾かしてからしまいましょう。濡れたままにするとニオイやサビの原因になります。
・水をはじきにくいと思い始めたら、はっ水スプレーを使いましょう。

※商品タグの一例です。

※ただし、ポリウレタンコーティングを施した傘には、はっ水スプレーが使えないので注意してくださいね。ポリウレタンコーティングがされている傘は、傘のタグに「PU コーティング」と記載されています。購入時にチェックしましょう。

タグがなくて分からない場合には、傘の生地を確認します。表地や裏地の表面に光沢感がありツルツルしていたら、ポリウレタンコーティングの可能性が高いです。

<汚れが目立ってきたときのお手入れ方法>

まず素材をチェック!

ポリウレタンコーティングの有無によってお手入れの方法が異なります。まずは、ポリウレタンコーティングの有無を確認しましょう。

ポリウレタンコーティングの晴雨兼用傘の洗い方

ポリウレタンコーティングがされている傘には、洗剤とはっ水スプレーが使用できません。そのため、丁寧に水ぶきすることがポイントです。

汚れを落とす時の手順

1.ホコリをはらいます

雨には空気中のチリやホコリなどが含まれています。傘全体についたチリやホコリは洗濯用ブラシを軽くかけて、取り除いておきましょう。

2. 水をつけ、かたく絞ったキレイなタオルで、傘の内側、外側を丁寧にふきます

3. 日陰で干します

完全に水分がなくなるまで外に干します。日に当たると色が褪せる場合があるので日陰で干すようにしましょう。

ポリウレタンコーティングがされていない場合の洗い方

汚れを落とす時の手順

1.ホコリをはらいます

傘全体についたチリやホコリは洗濯ブラシを軽くかけて、取り除いておきましょう。

2.洗剤液を作ります

おしゃれ着用洗剤(アクロン)を洗濯おけに溶かして、洗剤液を作ります(水4Lに10ml程度)。

3.傘の内側を洗います

洗剤液をつけたスポンジで傘の内側全体を軽くたたくように洗います。強く擦ると、生地を傷めるため、優しく洗いましょう。また、折りたたみタイプの傘は内側が汚れやすいので念入りに洗うようにしましょう。

4.傘の外側を洗います

続いて、傘の外側を洗剤液をつけたスポンジで軽くたたくように洗います。
特に汚れやすい折り山部分のすじ汚れは、丁寧に汚れを落としておきましょう。

5.水をかけて、よくすすぎます

傘の両面を洗い終えたら水ですすいでいきます。すすぐ際は、スポンジで軽くたたきながらすすぐようにしましょう。シャワーを使うと広い面積を一度にすすぐことができますよ。

6.水分をふき取ります

洗剤液を十分にすすぎ終えたらタオルなどの乾いた布で、全体の水気をふき取ります。この時に、サビを防ぐために、中の骨組みの部分もしっかり水気を取るようにしましょう。

7.日陰で干します

水気を拭き取った後は、完全に水分がなくなるまで外で干します。日に当たると色が褪せる場合があるので、日陰で干すようにしましょう。

8. はっ水スプレーを噴霧します

傘は何度も使っていくうちにはっ水効果が低下していきます。また、お手入れの際の洗浄によってもはっ水効果が低下する場合があります。傘が完全に乾いたら、はっ水効果を高めるはっ水スプレーを全体にまんべんなく噴霧しましょう。

晴雨兼用傘はこれからの季節は毎日持ち歩くマストアイテムにですから、お気に入りの1本を長く使い続けたいですよね。キレイに保つためにも傘のお手入れをぜひ試してみてくださいね。

TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!

〜バリエーション豊富な日傘!実際、どの色がUV 防止効果が高いの?〜

日傘にはUV加工をしてあるものがほとんどです。売り場にたくさんの色の日傘が並んでいますが、購入するときに、“どの色がUV防止効果が高いのだろう?”と迷ったことはありませんか?

そこで、UV加工を施してある同じブランドの中で、色違いの日傘(ポリエステル100%)を使って、UV遮へい率を測定してみました。その結果、光を吸収する黒の日傘が最もUV遮へい率が高くUV防止効果が良好でした。

日傘の色別UV防止効果

結果を見てみると、意外に「黄色」の日傘もUV防止効果が高い結果でした。黄色は紫外線を吸収しやすい色であり、透過しにくいことが理由のようです。

最近では効果の高いポリウレタンコーティングを施した日傘も店頭で多く見られます。ぜひ、日傘を買うときの参考にしてみてくださいね。なお、傘の種類や加工によって結果が異なる場合があります。

この記事を作成・監修した
マイスター

大貫 和泉

お洗濯マイスター

大貫 和泉

おおぬき いずみ

洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。

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