「残り湯」を活用した「いいことずくめ」のお洗濯
お風呂の残り湯をお洗濯に使いたいけれど、菌やニオイが心配...。そんな「残り湯洗濯」への疑問にお答えします。たとえば、「残り湯で洗濯する時は洗剤の量を増やすべき?」、「入浴剤を使った残り湯は使用できる?」、「赤ちゃんの衣類のお洗濯に使えるの?」。疑問や不安を解消して、スッキリお洗濯しましょう。
お風呂の「残り湯」を毎日のお洗濯に!
皆さんは、お風呂の「残り湯」をきちんと活用できていますか?
一般的な家庭用の浴槽に入るお湯の量は約200L。毎日これだけのお湯を再利用もせずにただ捨ててしまっているとしたら、ちょっともったいないと思いませんか?
残り湯の使い道は植木への水やり、トイレの流し水、災害時などの非常時への備えなどいろいろ考えられますが、やはりお洗濯に活用するのが一番。残り湯をお洗濯に使うとどんなメリットがあるのでしょうか?
残り湯を使ったお洗濯の「メリット」
残り湯をお洗濯に活用すると、節水や節約になるだけでなく、汚れ落ちも良くなるという「メリット」があります。お財布にも環境にもやさしくエコなうえ、さらにお洗濯の効果アップまで期待できるとは、まさにいいことずくめ。以下に、メリットを詳しくご紹介します。
1. 水道代が節約できる
残り湯を「洗い」の工程で使用すると、1か月で約430円※の節約になります。
- ※ライオン調べ
2. 節水になり環境にやさしい
残り湯を「洗い」の工程で使用すると、1ヶ月で約1,800L※が節水できます。
- ※ライオン調べ
3. 効率良く汚れが落とせる
残り湯は、入浴直後は40℃くらい、翌朝で25℃くらいの温度になっています。冬の水道水の温度と比べると15~20℃も温かいため、洗剤に入っている酵素の働きが良く、洗濯物の汚れも落ちやすくなっています。
残り湯の管理は「安全」に!
便利な残り湯ですが、活用するためには、入浴後、お湯を流さずに浴槽内に残しておかなければなりません。小さなお子さんやペットのいるご家庭では、浴槽内への転落など万一の事故が心配です。
そのような事故を防ぐためにも、お風呂のフタはしっかりと閉めて、「安全」に管理しておくようにしましょう。
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教えてマイスター!
「残り湯」をお洗濯に使っている人はどれくらい?
「6割以上の主婦」が残り湯を使用
お風呂の残り湯をお洗濯に使用している人は年々増えています。ライオンの調査によると、今や「6割以上の主婦」が残り湯を活用しているとの結果が出ています。
「水道水の節約のため」に残り湯を使う
残り湯を使う理由については、ほぼすべての人が「水道代の節約のため」と回答していますが、「汚れ落ちのよさ」への期待もうかがえます。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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