枕カバーと靴下の「世代臭」を落とすお洗濯方法
ライオンでは、世代による衣類から感じるニオイの傾向の違いを「世代臭」と名付けています。世代ごとに体臭が異なるのは、汗と皮脂の量や質の違いが異なるニオイを発生させるため。枕カバーは20代以降、靴下は幅広い世代でニオイが発生しやすいもの。たとえば、枕カバーの落ちにくいニオイには「つけおき洗い」がおすすめですよ。
各世代の特徴的な洗濯物のニオイ「世代臭」
「世代臭」とは、ヒトのからだから出る汚れが衣類に付着し、その成分が分解や酸化されて発生するニオイのことで、家族それぞれの衣類から感じる傾向の違うニオイの総称としてライオンが名付けたものです。衣類に付着した世代臭を効果的に落とす方法について学び、気になる「ニオイ汚れ」とさよならしましょう。
世代ごとの「ニオイ」の違い
体臭の主な原因は、「汗」と「皮脂」に含まれる成分の分解物や酸化物が発するニオイです。世代ごとに体臭が異なる理由は、「汗」と「皮脂」の量的・質的変化により、異なるニオイを発生させるためです。
世代臭が付着する主な衣類とニオイ汚れの種類
各世代で汚れやすい衣類や付着するニオイ汚れには違いがあります。
「枕カバー」と「靴下」のお洗濯のコツは?
「枕カバー」は特に20代以降、「靴下」は幅広い世代でニオイ汚れが付着しやすいものです。家族みんなが気持ち良く過ごせるように、枕カバーと靴下をキレイに洗い上げるコツについて学びましょう。
「枕カバー」もこまめにお洗濯を!
枕カバーの洗濯頻度は、既婚女性では週1回が最も多く、約40%(平均4.4回/月)でしたが、月1回、もしくはそれ以下の頻度でしか洗わないという方も約24%いらっしゃいました。更に単身男性では平均2.9回/月ですが、月1回、もしくはそれ以下の頻度でしか洗わない、という方が合計で約50%と、洗濯頻度は全体的にかなり低いという結果でした。汚れは放置していると、変質して落ちにくく、またイヤなニオイの元になってしまうので注意が必要です。ニオイ汚れに効果の高い液体洗剤で、こまめにお洗濯するよう心がけましょう。
お洗濯で落ちにくくなったニオイ汚れは「つけおき洗い」で!
普段のお洗濯で枕カバーのニオイ汚れが落ちにくいと感じてきたら、「つけおき洗い」をしてみましょう。通常のお洗濯よりも濃度の高い洗剤液につけておくと効果がアップします。つけおき洗いの手順は、次のとおりです。
1. 濃い目の洗剤液をつくる
洗濯おけなどに、衣類がつかる5L程度のぬるま湯(40℃、お風呂のお湯くらい)を入れ、洗濯機で洗濯する時の1回分の洗剤を入れます。洗剤は、ニオイ汚れに効果の高い液体洗剤か、酵素入りの粉末洗剤を使用しましょう。洗剤に加えて液体酸素系漂白剤を適量加えるとさらに効果がアップします。
2. 衣類をつけておく
衣類を入れて、30分~2時間つけおきします。濃い色の衣類は色落ちすることもあるので、目立たない場所で確認してから行いましょう。
3. 洗剤液ごと洗濯機に入れる
つけおきした衣類と洗剤液をそのまま洗濯機に入れ、ほかの衣類も加えて一緒に洗濯します。
つけおき洗いによる「洗浄力テスト」の結果
枕カバーをつけおき洗いすると、通常のお洗濯よりも洗浄力が向上しました。
「靴下」のニオイ汚れを落とす洗い方
「靴下」は表のままで洗う方がいいのか、裏返して洗う方がいいのか迷った経験はありませんか?水流や洗濯機の機械力を効果的に利用するため、靴下は汚れている方を外側にして洗うのが基本です。
1. 泥汚れは「表」のままで
幼児・小学生の泥で汚れた靴下は、「表」を表側に出して洗います。
2. 会社員の通勤時の靴下は「裏返し」で
会社員の通勤時に履いている靴下は、足と直接触れている「裏」を外側に出して洗います。
20~30代の会社員10名が1日履いた靴下の片方を「裏返し」、もう一方を「表のまま」で洗濯し、乾燥後のニオイを比較してみました。その結果、裏返しにした方が、ニオイの強度が低下する傾向があることがわかりました。
泥汚れなど目立つ汚れがあれば、洗濯機に入れる前に部分洗い剤で前処理して洗濯するようにしましょう。また、靴下のニオイや汚れ、黄ばみなど通常どおり洗濯しても落ちにくい場合には、枕カバーと同様、つけおき洗いをすると良いでしょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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