お〜いお茶くんに聞く!テレワークのオン・オフを切り替える「お茶の時間」
4〜5月は茶摘みシーズン! おいしい新茶を楽しめる季節になりましたが、お茶には覚醒作用やリラックス作用などが期待できる成分が含まれていることを、皆さんはご存知でしょうか? しかも、お茶の淹れ方をちょっと変えるだけで、その成分の量を調整できるんだそう。今回、やる気が低迷気味のLidea編集部の人を救済すべく、ライオンちゃんが快適なテレワークライフを送るための「お茶の時間」について、伊藤園さんのお〜いお茶くんに聞いてきました。お茶を急須で淹れるひと時が、時間との向き合い方を変えるきっかけにつながる!?
みなさんこんにちは……。Lidea編集部です……(だらけた挨拶ですいません)。
テレワークに慣れてきたせいか、すっかり暖かくなってきたせいか、なんだかここ最近、仕事中にふとこんな状態に陥ってしまいます(休憩しないと、突然集中力がパッと途切れてしまうことってありませんか?)。リラックス環境の中だと、集中力が続かない。仕事とプライベートの境界線が曖昧で、オン・オフの切り替えがうまくできない。
この状況をなんとか打破したいのですが、一体どうすればいいのでしょうか…?
——そんなある日のこと。
どうしたの?
――最近、仕事モードが続かなくて…。
ちょっとストレッチでもしてみたら?
――やったよ。
ちゃんと眠れてる?
――毎日、8時間睡眠だよ。
うーん、どうしよう……。
――……
あ!!その悩み、お茶が解決してくれるかも。
――ん? どういうこと?
お茶にはリラックスできるパワーがあるって、お友達のお〜いお茶くんが言っていたような…ちょっと詳しく聞いてくるから待ってて!
お茶の成分について、お〜いお茶くんに聞いてみた!
お〜いお茶くん。
……(キャップ飛ばしに夢中)
聞こえてる?
3連続で入った!やったね。
お〜〜〜〜〜〜〜い!!!!
あ! ライオンちゃん。久しぶり。
君に気付いてもらうには、高らかな「お〜い」が必要ということが分かったよ。
そんなことより、ライオンちゃん今日はどうしたの?
あのね、お〜いお茶くん。Lidea編集部の人が、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えがうまくできなくて悩んでいるんだけど、これってなんとかならないかな?
なるほど、それなら力になれるかもしれないよ。お茶でも飲みながら話しましょうか。
カテキン・カフェイン・テアニン…、お茶に含まれている主な成分とは?
ゴクゴク……(お茶をすする音)。
ゴクゴク……。
じゃあ、まずはお茶の成分について説明するね。
うん。お願いします!
お茶にはいろんな成分が入っているけど、主によく言われるものはカテキン、カフェイン、テアニンの3つなんだ。
カテキンはからだにいい成分ってよく聞くよね。
さっすがライオンちゃん。そう、お茶の渋味成分のカテキンにはいろいろな作用があるけど、なかでも代表的なのが、抗酸化作用。生活習慣病などの病気のもとになったり老化を早めたりする、活性酸素の働きを抑えてくれるらしいんだ。
そうなんだ。
2つめの成分・カフェインのことは、ライオンちゃんも聞いたことあるんじゃないかな?
眠気を覚ましてくれる成分だよね。僕も眠いときにはカフェインに期待してコーヒーをよく飲むよ。
そうそう、お茶の苦味成分はカフェインなんだよ。そして3つ目がうま味成分のテアニン。テアニンには、リラックス作用があると言われているんだ。
シーンに合わせて、淹れるお湯の温度を変えてみよう!
お茶の面白いところはね、お湯の温度を変えることで、お茶の成分や味わいを変えることができるんだ。
ん?どうゆうこと?
例えば、カテキンとカフェインは80度以上、テアニンは50度以上で溶け出しやすいと言われているから、シャキッとしたいときは高温のお湯で、リラックスしたいときには低温のお湯で淹れるのがおすすめだよ。
同じお茶葉でも、出てくる成分が変わるんだ。
例えばお仕事のシーンだったら、朝とか食後の眠いときには、高温のお湯で淹れてお茶を飲むといいかもしれないね。
なるほど。じゃあ、低温のお湯で淹れたお茶はどんな時に飲めばいいのかな?
ここからはプライベートの時間! ってときに飲むと、気分を切り替えてくれると思うよ。あとは、ミーティングが続いて頭がいっぱいいっぱいな時に飲むことで、落ち着いて仕事に向かえるようになるかもしれないね。
渋味、苦味、うま味などの味わいも含めて、好みで上手に淹れ分けてみると良さそうだね。
そうだね。カテキンやカフェインが多く出ていると渋味や苦味のある味に、逆に少ないとテアニンの旨みが引き立つから、味の好みでお湯の温度を変えても楽しいよ。
僕はうま味のあるお茶が好きだから、低温のお湯で淹れてみようかな。ありがとう、お〜いお茶くん。さっそくLidea編集部に報告しに行くよ!
甘い!!!!!!!!
……え?
お茶の魅力は味や成分だけじゃないんだよ…。
……ゴクリ(つばではなく、お茶を飲み込む音)。
お茶を淹れるひと時が心を整える?
実は、急須でお茶を淹れるという行為が大切な時間なんじゃないかって僕は考えているんだ。
お茶を飲むための作業だけではない、ってこと?
そうなんだ。ライオンちゃんは、「明日のプレゼンどうしよう」と心配したり、「この間、なんであんなミスしちゃったんだろう?」と後悔したりすることはある?
「明日のたてがみどうしよう」とか思う時はあるよ。でも、そんなことを考えて悩んでいる人は多いかも…。
「今」に集中すると、そうした悩みから離れて心が整い、ストレスが減少する、という研究結果が出てるんだよ。
それと、お茶を急須で淹れること、どう関係があるの?
急須でお茶を淹れる時間は「今」に意識を集中させるのにピッタリなんだ。お湯を注ぐ時の音や香りに意識を集中させられるし、お湯を注いで蒸す数十秒の間に深呼吸してもいい。終わるまでの時間も数分だから、仕事の合間でも気軽にできるしね。
そう言われてみると、お茶って香りも落ち着くし、お湯を注ぐ音も優しいし、集中するにはもってこいの対象だね。
ウチの茶員(伊藤園の社員)が、「お茶を急須で入れる魅力を知ってから、時間の使い方が変わった。日常の1つひとつのことを大事にしようと思うようになった」って言っていたよ。
お茶を淹れる時間だけじゃなくて、日常にもいい影響があるなんてうれしいねぇ。毎日をていねいに暮らすきっかけにもなりそう!
お茶をもっと楽しむための一工夫
お〜いお茶くんのお話を聞いていると、もっといろんなことを知りたくなってきたよ。
それじゃ、簡単にできるお茶のアレンジ方法を教えてあげるね!
やった〜!
①眠る前におすすめ!緑茶の茶葉でつくる「ほうじ茶」
一番簡単で僕もよくやるアレンジが、緑茶でつくるほうじ茶。
緑茶の葉でほうじ茶ができるの?
うん。レンジで1分ほどを目安に温めるだけでつくれるよ。
そりゃあ手軽だね。やってみよう。
ほうじ茶にするとカフェインの成分が少なくなるから、カフェインが苦手な人や、眠る前に飲むときにおすすめだよ。
②「氷水出し緑茶」でランチ用のお茶とお仕事用のお茶を楽しむ
これも僕のおすすめの飲み方なんだけど…、茶葉に氷をひとつのせて、その上から水を注いで飲む「氷水出し緑茶」。ぜひ、試してみてほしいな。
ふ〜ん。おいしいの?
うん!お茶の甘味とうま味がすごく感じられるよ。コツは、水を注いでから3分待つこと。水出しは、成分が出てくるまで時間がかかるからね。
へぇ〜。お茶のうま味が好きだから、気になるなぁ。
そしてね、この飲み方の真骨頂はここからなんだ。今度は氷水出しで飲んだ後の茶葉に、熱いお湯を注ぐんだよ。茶葉にはまだ味わいも栄養も、たっぷり残っているからね。水出しと違って、蒸らし時間は15秒程度で大丈夫。渋味と苦味のあるお茶が楽しめるよ。
味わいも効果も違うお茶を、1回分の茶葉で楽しめるんだね。
お昼ご飯を食べている時は冷たいお茶を楽しんで、お仕事モードに切り替える時にはカフェインが溶け出した高温のお茶を飲んで、シャキッとしてからお仕事を始めるのが良いと思うんだ。
③「食べる緑茶」で休憩時のリフレッシュ!
お茶を淹れた後の茶殻を食べるのもおすすめだよ。
茶殻を…食べる?
実はね、お茶を淹れた時、その液体の中には、茶葉に含まれる成分の約3割ほどしか抽出されていないんだ。つまり、7割はまだ茶殻に残っているんだよ。
そう聞くと、捨てるのはもったいない気がするねえ。でも、味はどうなのかな?
食べた人は、「意外とおいしい」って言うよ。ポン酢や塩をかけて食べるのがおすすめなんだ。ただ、せっかく食べるなら、ちょっといいお茶(茶葉を探す時のキーワードは「一番茶(新茶)」、「浅蒸し」。値段的には100g 1,000円以上のお茶)で試してみるのがいいかもしれないね。
そうなんだ。仕事の合間のリフレッシュタイムに食べると良さそうだね。
④後味スッキリ「お茶炭酸ジュース」は仕事終わりの1杯に!
最後に紹介するのは、お茶と甘い炭酸飲料(ソーダとか、コーラとか)を混ぜた「お茶炭酸ジュース」。
全然味の想像がつかないよ。
おいしいんだよ! お茶と炭酸飲料を、1:1、または1:2程度の割合で合わせると、炭酸ジュースの甘味がさっぱりして、キレのいい後味のドリンクになるんだ。おすすめは、熱いお湯で入れて渋味を効かせたお茶を、氷で冷やしてからジュースと混ぜること。ジュースの甘味とお茶の渋味・苦味がマッチして、すっごくおいしいんだよねぇ。
ちょっと大人の炭酸ジュース、って感じでおしゃれだね。仕事終わりに「お茶炭酸ジュース」でぷはーと1杯やると気持ち良さそう!
お酒と一緒に飲むお水のことを「チェイサー」って言うらしいんだけど、ウチの茶員(伊藤園の社員)で、これをお茶に変えて飲んでる人がいるよ。お茶の香りや苦みと渋みがお酒の風味と合うんだって。本人は「これはチェイサー(Chaser)じゃない、おチェイサー(Ochaser)だ!」と言っていたよ。オンライン飲み会で、センスのいいドリンクを飲んでいる人に対抗して編み出したそうだよ。
その人、親父ギャグのセンスがあると思う…。
「お茶の時間」がテレワークライフを快適にする!
なんだかお〜いお茶くんのお茶愛が、僕の心にも注ぎ込まれたようだよ。
そう言ってもらえて僕もうれしいよ…! Lidea編集部さんによろしくね!
ありがとう!
お茶はとても奥が深い飲み物だったよ。
――ふんふん。ゴクゴク……(あ、おいしい)。
今回のお話をまとめるとね…
・お茶には、健康効果の高いカテキン、覚醒作用のあるカフェイン、リラックス作用のあるテアニンがあり、お湯の温度によって出てくる成分が違うお茶をつくることができる。
・朝一番は80度以上の熱いお湯で入れた、眠気の覚めるカフェイン多めのお茶がおすすめ。
・OFFの時間への切り替えには、50〜80度のお湯で入れた、リラックス作用のあるテアニン多めのお茶がおすすめ。
・急須でお茶を入れる時間は、香りや音に注目したり、蒸らし時間に深呼吸したりして「今」に集中するようにすると、ストレスが減少する。
だから、いまいち気合いが入らないなぁってときには高温のお茶を淹れてスイッチをONにして、夜、仕事モードからなかなか抜け出せなくて落ち着かない、ってときは低温のお茶を淹れてスイッチをオフにするといいよ。
――へぇ〜! 同じ茶葉ひとつでそんなことができるんだね!
そうだよ。日頃から急須でお茶を淹れるようになると、日常を大切にする心もつくられるみたい。こういうお茶の効用を活かして、お仕事もプライベートももっと楽しめるようになるといいね。
――ありがとう、ライオンちゃん。私、お茶をもっと上手に活用してみる!
それから数日後……、
Lidea編集部の人がちゃんと仕事ができているか、こっそりのぞきにいくライオンちゃん。
そのことをお〜いお茶くんにも報告することに!
お茶の魅力は、まだまだたくさん!!
お茶のイロハをもっとお〜いお茶くんから教えてもらいたい!
そうライオンちゃんは思うのでした…。
(つづく!かも…)
・当記事に掲載の情報は、全てがライオン株式会社の見解を示すものではありません。
この記事を書いた人
坂口ナオ
東京都在住のフリーライター/編集者。1985年生まれ。2013年より「旅」をメインテーマに据え、webと紙面にて執筆活動を開始。日本各地のユニークな取り組み、人、伝統などの取材を手がける。2015年に編集者として株式会社LIGに入社、2018年には再びライターとして独立。専門ジャンルは「地域・人・文化」。ライフハックが大好物。
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下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
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