秋冬の抜け毛&乾燥肌への対策!愛犬のためのボディケア

秋冬の抜け毛&乾燥肌への対策!愛犬のためのボディケア

愛犬の抜け毛はそのままにすると、余分な毛が絡まったり蒸れたりして、肌の負担に。自然に落ちるのを待つのではなく、毎日のブラッシングで取り除くことが大切です。また、秋冬の季節は保湿にも気を配り、乾燥肌にならないようにケアしましょう。

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寒く乾燥する季節になると、ワンちゃんにもそれに応じたボディケアが必要です。
そこで、秋冬に特に気になる、「抜け毛」と「肌の乾燥」の2つについて、それぞれの対策とともに見ていきましょう。
秋に「抜け毛」が増えるのは、犬の毛が生え変わる「換毛期」にあたるからです。抜け毛対策には、ブラッシングが一番。愛犬の健康にもつながる、効果的なブラッシング法を詳しく解説します。
また、乾燥する季節である秋冬は、「肌の乾燥」対策も大切です。保湿ケア用品や肌にやさしいシャンプーの活用など、おすすめのケア方法をご紹介します。

知っておきたい「換毛期」のメカニズム

犬の毛が、夏毛や冬毛に生え変わることを「換毛」と言い、その時期を「換毛期」と言います。春と秋は換毛期にあたり、犬の種類によっては驚くほど大量の毛が抜けます。

犬の毛は、主に2種類あります。太く硬い毛で皮膚を保護する「オーバーコート(上毛)」と、密生する柔らかな毛で保温・保湿を担う「アンダーコート(下毛)」です。犬の皮膚には、1つの毛穴から7〜15本程度の毛が生えていて、1本のオーバーコートと複数のアンダーコートが組み合わされて生えています。この2種類の毛が生えている比率によって「ダブルコート」と呼ばれる犬種と「シングルコート」と呼ばれる犬種に分けられます。

換毛期に特に抜け毛が多くなるのは、オーバーコートとアンダーコートの両方が生えた「ダブルコート」と呼ばれる被毛を持つ犬です。寒冷地や四季の寒暖差がはっきりしている地域で改良された品種で、柴犬コーギーポメラニアンゴールデンレトリバーチワワ(ロング)ダックスフント(ロング)などの犬種がこれにあたります。秋の換毛期は、冬の寒さから体を守るため、短い下毛から長めの下毛に生え変わる時期。人が季節に合わせて衣替えをするように、犬の体毛も衣替えをしているのです。

一方、温暖な地域で改良された品種は、アンダーコートが少なく、オーバーコートが全体の毛のほとんどを占めています。こうした被毛の形態は「シングルコート」と呼ばれます。犬の場合は、トイプードルマルチーズヨークシャーテリア、チワワ(スムース)、ダックスフント(スムース)などが代表的な犬種。ダブルコートの品種と違い、一気に毛が変わる季節はなく、年間を通して少しずつ毛が生え変わります。
ただ、最近はペットの室内飼いが多くなり、季節に関係なく、一年中同じ気温の中で生活するペットも増えています。そのため、ダブルコートの品種でも換毛期が乱れるケースも少なくないようです。

ブラッシングは最大の抜け毛対策

換毛期は「放っておいても毛が抜け落ちる」と思いがちですが、抜けたのにとどまっている抜け毛をブラッシングで取り除いてあげることはとても大切です。抜け毛を放置すると、残っている毛に絡んで毛玉になり、それが原因で皮膚に悪影響を及ぼすこともあります。
ブラッシングは犬のボディケアの基本です。特に換毛期は毎日ブラッシングをして、余分な毛が体に残らないようにしてあげると良いでしょう。
毛がやわらかい耳の後ろやわきの下は、毛がからみやすい部分です。念入りにブラッシングしてあげましょう。ペット専用のスリッカーブラシやラバーブラシなど、ペットに合わせて使いやすいブラシを選ぶことも大事です。

あなどれない!ブラッシングの10の効果

ブラッシングは、ワンちゃんの健康維持にとって良いことがいっぱい!抜け毛や汚れを取り除くだけでなく、コミュニケーションとして愛情を伝える効果もあります。ブラッシングのあなどれない効果の数々はこちら。

POINT

ブラッシングの10の効果

①被毛についたほこりや花粉、ノミ、ダニを取る
②被毛の絡まりをほぐす
③抜け毛を除去して、体温調節しやすくする
④キューティクルを整え、毛のつやを良くする
⑤肌を刺激することによるマッサージ効果
⑥マッサージ作用で新陳代謝が良くなる
⑦マッサージ作用で血行を促進する
⑧毛穴に詰まった皮脂を引き出して、落としやすくする
⑨スキンシップにより、飼い主さんの愛情を伝える
⑩肌の状態の変化を早めに見つけられる

これだけの効果のあるブラッシング、習慣にしない手はありませんね。

ペット用の「ブラッシングスプレー」の併用がおすすめ

飼い主さんからは、「換毛期には無限に毛が抜けて、抜け毛でもう1頭作れるんじゃないかと思うくらい!」「ブラッシングを何度もしても…まだ抜ける!」「抜け毛が部屋に舞い散ってしまう!」といった声も聞かれます。
こうした換毛期の抜け毛のお悩みを減らし、ブラッシングの効果を高めるためにおすすめなのが、ペット用の「ブラッシングスプレー」の活用です。
犬の体にブラッシングスプレーを吹きかけてからブラッシングをすると、毛の絡まりがほぐれてブラシ通りがなめらかに。抜け毛をやさしく取り除き、抜け毛の舞い散りを抑えられます。
トリートメント成分配合で、毛並みをつややかに仕上げてくれるものもあります。このため、ブラッシングスプレーは、毎回のブラッシングのたびに使用するのがおすすめです。さらに静電気防止効果のあるブラッシングスプレーなら、汚れやホコリの付着を防ぎ、愛犬が嫌がるパチパチを抑えます。

秋冬は犬にも肌のケアが必要?

私たち人間は、冬になると、肌がカサカサになって粉を吹いたりかゆくなったりして肌の状態が気になることがありますね。
実は、これは犬も同じ。全身をたっぷり毛で覆われているワンちゃんは寒さや乾燥に強そうに見えますが、犬の皮膚はとてもデリケートです。角質層は人間よりもずっと薄く、外的刺激には敏感です。
特に冬の寒さや乾燥は、犬の肌にとって大敵!皮脂腺や汗腺の活動が低下し、皮膚が乾燥しやすくなります。肌がカサカサするとかゆみを生じやすく、愛犬にとって大きな不快感になります。

冬に向けた「肌の保湿」のポイント

秋冬は、乾燥から愛犬の肌を守るためのケアが大事です。おうちでできるおすすめのケアをご紹介します。

1 保湿ケア用品を使う

乾燥によって失われやすいうるおいを、外から補ってあげましょう。犬用の保湿スプレーなど肌の保湿ケア用品を、乾燥が気になる箇所に使用します。人間と犬では、肌の状態が違うので、犬専用のものを使うのがポイントです。

2 肌にやさしいシャンプーを使う

皮膚の健康を保つためには、体から出る皮脂や汚れをしっかり洗い流すことも大切です。汚れた状態が続くと、ニオイや肌への悪影響も。目安として、2週間に1度のおうちシャンプーを習慣にしたいですね。
ただ、乾燥しやすい冬シーズンは、皮脂を洗い取りすぎてしまわないように配慮することも大切。シャンプーは洗浄成分のやさしい低刺激タイプを選び、しっかり泡立てて使いましょう。泡タイプのシャンプーや、保湿成分が配合されたものなどもおすすめです。

水を使わない体ふきケアも活用!

寒い冬は、シャンプーの後、乾かすのに時間がかかり、風邪をひかないように注意が必要です。水に濡らしたくない時や水を使えない場合は、犬用の体ふきシートを活用するのもおすすめです。体の汚れやニオイを手軽にふき取ることができます。
トリートメント成分配合で毛のつやを良くしたり、静電気防止作用でハウスダストなどの付着を抑えるものも登場しています。
「肌を清潔に保つ」ことは、肌の健康を保つための基本。秋冬に限らず1年を通して大切なボディケアです。定期的なシャンプーや体ふきシートでのケア、そして、季節や肌にあわせて保湿にも気をかけて健康な肌を守りましょう。
適切なボディケアで、ワンちゃんのすこやかな毎日をサポートできるといいですね。

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