雪の日は「撥水(はっ水)・防水スプレー」を活用して快適に過ごそう!

雪の日は「撥水(はっ水)・防水スプレー」を活用して快適に過ごそう!

雪の日の外出や雪遊び、雪かきで衣類が濡れて、不快になった経験はありませんか? 事前に「撥水・防水スプレー」を衣類にスプレーしておけば、雪や雨をはじいてくれるのでとっても便利。衣類が濡れにくくなるため、ズボンやコートの裾の泥ハネ防止にも役立ちます。手袋に撥水スプレーを使っておけば、雪だるまもたくさん作れますよ!

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「撥水・防水スプレー」を活用して雪や雨による濡れを防止

冬本番。雪の日の外出、雪遊び、雪かきなど衣類が雪で濡れて不快になったり、翌日着る服に困ったりした経験はありませんか?

そんな時「撥水・防水スプレー」を活用すれば、雪や雨をはじくので衣類の濡れを効果的におさえることができます。まずは、様々な検証結果から、撥水・防水スプレー(以下、はっ水スプレー)の効果をご紹介します。

雪がついても「はっ水スプレーを噴霧した布」は濡れにくい!

電動のかき氷機を使って模擬的に雪をつくり、「はっ水スプレーを噴霧した布」と「噴霧していない布」の上にのせて、5分後と15分後の布の濡れ方を実験してみました。

<5分後>

<15分後>

<15分後に雪を払ったあと>

<15分後に雪を払ったあと>

その結果、「はっ水スプレーを噴霧していない布」は、5分後にはすでに布の半分以上が濡れており、15分後には布全部が濡れてしまいました。それに対して、「はっ水スプレーを噴霧した布」は15分後でもほとんど濡れませんでした。

  • 注意)繊維の種類、加工によって効果は異なります。

「手袋にはっ水スプレーを噴霧する」と、たくさん雪だるまがつくれる!

次に、一方の手袋にはっ水スプレーを噴霧し、もう一方には噴霧していない手袋をはめて両手で15cm大の雪だるまをつくり、どちらかの手が冷たくなってつくれなくなる限界までつくり続けてみました。

<雪だるまを7個つくったあと>

<雪だるまを7個つくったあと>

<雪だるまを28個つくったあと>

<雪だるまを28個つくったあと>

その結果、「はっ水スプレーを噴霧していない手袋」は雪だるまを7個つくった段階で、全体的に濡れて手が冷たくなってきました。一方、「はっ水スプレーを噴霧した手袋」は、ほとんど濡れていません。このままつくり続けて28個つくった段階で、「はっ水スプレーを噴霧していない手袋」は、かなり水を含んだ状態になり、冷たくて雪だるまがつくれなくなりました。一方、「はっ水スプレーを噴霧した手袋」は指先が濡れていますが、全体はほとんど濡れておらず、まだまだ雪だるまがつくれる状態でした。

手袋にはっ水スプレーを噴霧しておくと、雪だるまをつくる時に手袋が濡れて手が冷たくなることがないので、お子様と雪遊びをする時に試してみてください。

雪遊びをすると手袋は、指先から濡れて、手が冷たくなってきます。手袋の指先までしっかり「はっ水スプレーを噴霧すること」をおすすめします。

  • 注意)手袋の種類や雪質によって、雪だるまをつくれる個数は変ります。

積雪の公園で遊んでも「はっ水スプレーを噴霧した衣類」は濡れにくい

次にズボン、手袋、靴下の片方に、はっ水スプレーを噴霧して、もう片方には噴霧していない状態で、実際に雪が積もった公園で思いきり遊んでもらいました。

<雪遊び20分後>

 <雪遊び20分後>

20分後、「はっ水スプレーを噴霧した衣類」は、ほとんど濡れていません。それに対し、「はっ水スプレーを噴霧していない衣類」は、かなり濡れています。はっ水スプレーを活用すれば、衣類の濡れをおさえてくれるので、濡れを気にすることなく楽しく雪遊びができます。

なお、雪遊びでは、靴下やズボンの裾の内側まで雪で濡れてしまうことがあるので、裾の内側も忘れずに噴霧しましょう。

「雪まじりの泥水」のハネから衣類を守る

雪の日の困り事の1つといえば、「雪まじりの泥水」がズボンやコートにハネて汚れてしまうこと。はっ水スプレーを活用すれば、泥ハネを防ぐことができます。

はっ水スプレーの効果は、以下の動画でも確認できます。

動画では、雪まじりの泥水を想定して、製氷機の氷を泥水に混ぜ、そこに「はっ水スプレーを噴霧した布」と「噴霧していない布」をつけています。「はっ水スプレーを噴霧した布」は濡れませんが、「噴霧していない布」はすぐに濡れました。外出時はズボンやコートの裾にも、はっ水スプレーを活用して泥ハネを防ぎましょう。

  • 注意)繊維の種類、加工によって効果は異なります。

はっ水スプレーの正しい「使い方」

はっ水スプレーは、正しく使わないと十分な効果が得られません。商品の表示に従って適切に使用しましょう。『レインガード』を例に、はっ水スプレーの「使い方」をご紹介します。

<レインガードの使い方>

1. 風通しのいい屋外で、布地から約20cm離して、「しっとり濡れる程度」にまんべんなくスプレーします。

2.スプレー後は、風通しの良い場所で完全に乾燥させます。

  • 注意)1、2秒さっとスプレーするだけだったり、スプレー後乾燥させずに雨や雪にさらしたりした場合には、十分なはっ水効果は得られないので注意しましょう。

<使用量の目安(対象品の噴射時間と製品1本で処理できる衣類の数の目安)>

使えないもの

本革、毛皮、人工皮革、絹、和服、ビニールやポリウレタンなどで加工されたもの、白色のバッグ・靴など。

<アイテム別の使い方>

レインガードの使い方は、動画でも確認できます。

・傘に使う場合

・ダウンジャケットに使う場合

・ズボンに使う場合

表だけでなく、裏側の裾もスプレーしましょう。

・手袋に使う場合

ペットボトルにかぶせると、指先がスプレーしやすくなります。

要注意!

・吸い込むと呼吸困難や肺障害などを引き起こすことがあるため、風通しの良い屋外で使いましょう。玄関先や車内などの空気のたまりやすい場所では使用しないようにしましょう。

・風向きに注意して使用しましょう。

・顔の近くでスプレーしないようにしましょう。

・あらかじめ目立たない部分で、シミや白化が起きないか確かめましょう。

・シミになることがあるので、近くから集中してスプレーしないようにしましょう。

はっ水スプレーを活用すれば、雪の日も楽しく快適に過ごすことができそうですね!

この記事を作成・監修した
マイスター

片木 徹也

お洗濯マイスター

片木 徹也

かたぎ てつや

洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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