「電気毛布」はお洗濯できる!洗濯機・手洗いでの洗い方と注意点

「電気毛布」はお洗濯できる!洗濯機・手洗いでの洗い方と注意点

おうち時間が増え、家での寒さ対策ほか、キャンプで使用したりと、使い勝手のよい電気毛布(敷布、ひざかけ)の需要が増えています。実は「洗える」タイプも多いので、シーズンが終わったら、しまう前にお洗濯しませんか?洗濯機や手洗いでの洗い方を詳しく解説します!

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電気毛布(敷布、ひざかけ)は、家庭で洗えるものも多い!

電気毛布(敷布、ひざかけ)は、家庭で洗えるものも多い!

冬の時期、家庭の電気代で大きなウエイトを占めるのは、暖房費ですよね。

エアコンは1時間あたり約2~33*1。それに比べると、電気毛布(敷布、ひざかけ)は1時間あたり約0.5~2*2程度なので、手軽に体を温められるだけでなく、電気代をあまり気にせず利用できるのも魅力です。

さらに、家庭でお洗濯できるタイプも多く、お手入れも簡単。キレイにお洗濯してからしまうと、来年も気持ち良く使えますよ。

洗える?洗えない?タグや説明書を確認

まず、電気毛布についている「洗濯表示」を見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。
商品によっては、タグに洗い方の細かい規定が記載されていたり、取扱説明書に部品の取り外し方、適切な洗濯方法が記載されていたりするので、確認しておきましょう。

  • 洗濯表示は2016年12月1日に改定されました。

家庭でお洗濯できるマーク

洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合には、家庭で洗えます。旧絵表示に「洗濯機」マークや「手洗い」マークがついている場合も、同様に家庭で洗うことができます。

洗濯表示 旧絵表示
洗濯表示 洗濯機で洗濯処理ができる 洗濯表示手洗いができる 洗濯表示 洗濯機による洗濯ができる 洗濯表示 弱い手洗いがよい(洗濯機は使用できない)
  • 正式には、上記マークの中心に「40」などの洗濯液の上限温度を示す数字が記載されている場合がほどんどです。ここではわかりやすくするために数字は省略しています。

家庭でお洗濯できないマーク

洗濯表示や旧絵表示に「洗濯おけに×」がついている場合は、家庭で水洗いができません。

洗濯表示 旧絵表示
家庭での洗濯禁止 洗濯表示 水洗いできない。

洗う前の準備

お手持ちの電気毛布(敷布、ひざかけ)が洗濯OKであることを確認したら、お洗濯の前に準備をします。

1.洗濯に必要なものを用意する

<必要なもの>

《洗濯機で洗う場合》

おしゃれ着用洗剤(アクロン) /洗濯ネット

おしゃれ着用洗剤(アクロン) /洗濯ネット

《手洗いする場合》

おしゃれ着用洗剤(アクロン)/洗濯おけまたは洗濯ボウル /洗濯ネット

おしゃれ着用洗剤(アクロン)/洗濯おけまたは洗濯ボウル /洗濯ネット

電気毛布(敷布、ひざかけ)の洗濯には、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を使います。

※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。

※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。

<あると便利なもの>

柔軟剤

柔軟剤

すすぎの時に柔軟剤を使うと、肌触り良く仕上がったり、静電気の発生を抑えることができます。

※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。

※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。

2.コントローラーを外す

コントローラーは洗えないため、電気毛布(敷布、ひざかけ)から取り外します。

コントローラーは取り外します

3.ホコリや髪の毛を取る

もの干し竿などにかけて、手で軽くたたいたり、洋服ブラシなどをつかって、ホコリや髪の毛などの汚れを落とします。

4.汚れが気になる部分は前処理を

汚れが気になる時は、洗う前におしゃれ着用洗剤(アクロン)の原液を少量つけ、キャップの底で軽くたたいて前処理をしましょう

汚れが気になる部分は前処理を

5.コネクターを内側にして折る

コネクター受け部(コントローラーの接続部)が傷つかないように内側に折り、洗濯おけや洗濯ネットの大きさに合わせてたたみます。下左図のようにフリンジがある場合は、絡まないように内側に折ってたたみましょう。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れます。手洗いの場合は、洗濯ネットなしでもOKですが、入れた方が広がらずに洗いやすくなります。

コネクターの受け部が傷つかないように内側に折る 洗濯おけや洗濯ネットの大きさに合わせてたたむ

洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れます

また、厚い電気毛布や電気敷布は、コネクター部の受け部を内側にたたんだ後、ロール状に丸め、毛布・布団の専用洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗います。

コネクター部の受け部を内側にたたんだ後、ロール状に丸め、毛布・布団の専用洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗います。

●洗濯機での洗い方はこちら
●ひざかけの手洗いの洗い方はこちら

電気毛布(敷布、ひざかけ)を洗濯機で洗う方法

洗濯表示に「洗濯機」や「洗濯おけ」のマークがある場合には、洗濯機で手軽に洗うことができます。
ここでは、縦型全自動洗濯機で、「洗濯ネット」を使って洗う方法をご紹介します。
縦型全自動洗濯機の機種によっては、「洗濯ネット」を使わないもの、洗濯機に入れる時のたたみ方を指定しているものもありますので、取扱説明書を確認しましょう。

ドラム式洗濯機では洗えないものがあります!

ドラム式洗濯機はたたき洗いのため、電気毛布(敷布、ひざかけ)内部の発熱体を傷める可能性があり、洗えない場合があります。ドラム式洗濯機をお使いの場合は、商品や洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。

1.コースを選択してスタート

洗濯ネットに入った電気毛布(敷布、ひざかけ)を洗濯機に入れ、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ドライコース」など、弱水流のコースや、「毛布コース」や「大物洗いコース」を選んで、スタートボタンを押します。

1.コースを選択してスタート

洗濯機の表示に従って、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を洗剤投入口にセットし、フタを閉めます。洗剤は、前処理をした方は、使用した分を差し引いて入れてください。柔軟剤は、「柔軟剤自動投入口」にセットします 。柔軟剤を使用する場合は、商品のタグや取扱説明書を確認してから行いましょう。

柔軟剤

2.脱水は1分程度に設定

電気毛布(敷布、ひざかけ)に負荷をかけないように、脱水は1分程度と短めに設定します。水分が多い状態ですが、あとは外干しで乾かします。

ひざかけを手洗いする方法

ひざかけを洗濯機で洗うのは心配という方は、洗濯おけ(または洗面ボウル)で手洗いしましょう。

1.洗剤液で押し洗いする

洗濯おけや洗面ボウルに、30度以下の水とおしゃれ着用洗剤を適量(アクロンの場合、水4Lに対して10mlが目安)入れ、ひざかけを静かにしずめて、やさしく「押し洗い」します。
こすったり、もんだりすると傷んでしまうので、上からやさしく押して洗うのがポイントです。

1.洗剤液で押し洗いする

洗剤液を流して捨てます。ひざかけをねじったり、しぼったりせず、押すようにして水分をきります。

押すようにして水分をきります

POINT

<これはNG! ねじらない・しぼらない>

これはNG! ねじらない・しぼらない

2.すすぎを2回繰り返す

洗濯おけや洗面ボウルに新たに水を入れ、押し洗いと同じ要領で「すすぎ」を2回行います。
柔軟剤を使用する場合は、2回目のすすぎの時に入れましょう。柔軟剤を使用する場合は、商品のタグや取扱説明書を確認してから行いましょう。

3.洗濯機で軽く脱水する

すすぎ後、洗濯機に入れて、30秒~1分程度軽く脱水します。

もしくは、お風呂の浴槽のフチ(エプロン部)にかけて脱水します。30分~1時間後、水が切れて軽くなってから、もの干し竿に干します。

お風呂の浴槽のフチ(エプロン部)にかけて脱水

電気毛布(敷布、ひざかけ)の干し方

脱水後はすぐに洗濯機から取り出し、手で取れる毛玉は取っておきましょう。大物は乾きにくいので、効率よく乾かすため、もの干し竿を2本使って「M字」状に干すのがおすすめです。

もの干し竿を2本使って「M字」状に干す

また、途中で表と裏をひっくり返すと乾きが早くなります。

直射日光に当たると生地が日焼けしたり、色あせるものもあります。洗濯表示で干し方を確認し、陰干しマークのあるものは、日陰に干しましょう。

取り込む前に、電気毛布(敷布、ひざかけ)本体内の発熱体によじれがないか、光にすかして確認します。

電気毛布(敷布、ひざかけ)本体内の発熱体によじれがないか、光にすかして確認

電気毛布(敷布、ひざかけ)の静電気対策

乾燥する冬は、静電気の起こりやすい季節。「パチパチ」対策には、柔軟剤の使用や、湿度を高めることをおすすめします。静電気対策として2つのポイントを紹介します

POINT

ポイント1:洗濯時に柔軟剤を使う

お洗濯時に「柔軟剤」を使うと、毛布の繊維の表面に柔軟成分が吸着します。この柔軟成分は潤滑油の働きをするので、毛布と布団や衣類との摩擦が少なくなり、静電気の発生を抑えてくれます。さらに、繊維の表面に電気を外に逃がす層もできるので、衣類に静電気がたまりにくくなります。柔軟剤を使用する場合は、商品のタグや取扱説明書を確認してから行いましょう。

ポイント1:洗濯時に柔軟剤を使う

ポイント2:使用時の室内の湿度は50~60%に保つ

静電気は、空気が乾燥するほど起こりやすくなります。室内の湿度は、5060%に保っておきましょう。

毛布やタオルケットと同じように、電気毛布(敷布、ひざかけ)もお洗濯すると、汚れやニオイが落ちてスッキリ。おうち時間がさらに快適になりますよ!

この記事を作成・監修した
マイスター

大貫 和泉

お洗濯マイスター

大貫 和泉

おおぬき いずみ

洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。

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