エコバッグの洗い方の基本!気になる汚れを落として、清潔にキープ
食品を入れるエコバッグは、汚れたら早めにお手入れして清潔に保ちたいもの。まず「洗濯表示」を見て洗えるか確認し、洗濯機、手洗い、部分的なお手入れなど適切な洗い方を選ぶことが大切です。目立つ汚れやシミも「前処理」をすれば、キレイに落とせます。
エコバッグは、適切な方法で定期的にお手入れをして衛生的に!
2020年7月にレジ袋(プラスチック製買物袋)が有料化され、エコバッグを使う人が増えています。食品の持ち運びに使うことが多いため、できるだけ清潔に保っておきたいですよね。
食品用に使用しているエコバッグにつく汚れは、魚や肉の汁(ドリップ)、惣菜・弁当の汁・タレ、野菜に付着した泥、手垢など種類が多岐にわたります。汚れをそのままにしておくと、見た目が悪いだけでなくニオイの発生につながることも。また、飲料や冷凍食品の水滴がついて湿った状態になることもあります。湿った状態のまま放置すると、菌の増殖リスクが高くなり、ニオイの発生にもつながってしまいます。
毎回気持ちよく使うためにも、定期的なお手入れをおすすめします。
汚れを防ぐ!エコバッグを使う時の3つのポイント
エコバッグのお手入れをラクにするため、汚れやニオイがなるべくつかないように工夫して使うと良いでしょう。
1.用途によって使い分けをする
肉・魚や野菜などの汚れがつきやすい「食品用エコバッグ」と、日用品や衣料品などを入れる「雑貨用エコバッグ」を使い分けると、食品の汚れやニオイが移るのを予防でき、清潔に保ちやすくなります。
2.液体が漏れそうな食材はポリ袋に入れる
汁(ドリップ)が出やすい魚・肉、水分をたくさん含んだ惣菜、タレがかかった惣菜など、容器から液体が漏れる可能性がある食品や、水滴が発生しそうな飲料や冷凍製品などは、ポリ袋に入れてからエコバッグに入れましょう。エコバッグが汚れたり濡れたりするのを予防できます。
3.使い終わったら、ゴミを捨て乾かす
家に帰ったらすぐにエコバッグから食品を取り出し、野菜の葉など目に見えるゴミを捨てましょう。
また、食品の水滴や雨などでエコバッグが濡れた場合、そのまま放置すると菌の増殖リスクが高まり、ニオイも発生しやすくなるため、風通しの良い場所で陰干しして乾燥させます(詳しくは「エコバッグの干し方」に)。
厚みのあるエコバッグで内側が濡れている場合は、裏返してから干すと乾きやすいですよ。
「洗濯表示」をチェックして、洗えるかどうかをまず確認
ここからは、エコバッグのお手入れ方法をご紹介します。
「汚れやニオイが気になるから」といって、いきなりお洗濯するのは禁物です。エコバッグによっては洗えないものもあります。まずはタグなどに書かれた「洗濯表示」を見て、洗えるかどうかを確認しましょう。
洗濯表示 | 旧絵表示 | |
---|---|---|
洗濯できる | 洗濯機で洗濯処理ができる 洗濯機で弱い洗濯処理ができる |
洗濯機による洗濯ができる。 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい。 |
洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる | ||
手洗いができる | 弱い手洗いがよい(洗濯機は使用できない)。 | |
洗濯できない | 家庭での洗濯禁止 | 水洗いできない。 |
エコバッグ本体に「洗濯表示」がない場合でも、値札やタグ、パッケージ、販売元のウェブサイトなどを確認して「洗える」と記載されていればお洗濯が可能です。 お洗濯できるかどうかがわからない場合は、メーカーにお問合せください。
●洗濯機でのお洗濯が可能な場合は、
→「お洗濯可能なエコバッグを「洗濯機で洗う」には?」をご覧ください。
●手洗いでのお洗濯が必要な場合は、
→「お洗濯可能なエコバッグを「手洗い」するには?」をご覧ください。
●「洗濯不可」の場合は、水洗いを避けて別の方法でお手入れします。
→「洗濯不可のエコバッグのお手入れ方法」をご覧ください。
お洗濯可能なエコバッグを「洗濯機で洗う」には?
エコバッグを洗濯機で洗う時は、以下のような手順でお手入れすると、汚れやニオイを効率よく落とすのに効果的です。もちろん、衣類やタオルなど普段洗濯するものと一緒に洗濯しても問題ありません。
1. 汚れが目立つ時は「前処理」をする
汚れが気になる場合は「前処理」してからお洗濯すると効果的です。
液体洗剤をキャップに入れて汚れた部分に直接塗布します。使用する洗剤は、液体洗剤または部分洗い剤がおすすめです。液体洗剤については、「3.使用する洗剤と洗濯コースを選んで洗う」をご覧ください。
惣菜のタレなどが、エコバッグについている場合には、前処理の前に、ふきんやティッシュなどで取り除くことをおすすめします。
●食品の汚れがついた時の応急処置の方法はこちらをご覧ください。
→Q&A.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?
2.洗濯ネットに入れる
エコバッグが他の洗濯物と絡んだり引っかかったりしないよう、洗濯ネットに入れて洗います。その際、汚れている面を表側にして入れると、汚れ落ちが良くなります。内側が汚れている場合は、裏返してからネットに入れます。
エコバッグは、洗濯ネット入る大きさに適度に折り畳んで入れます。
3. 使用する洗剤と洗濯コースを選んで洗う
「洗濯表示」に従って使用する洗剤と洗濯コースを選んで洗います。
旧絵表示 | 洗濯表示 | おすすめの洗濯の仕方 | おすすめの洗剤 |
---|---|---|---|
洗濯機による洗濯ができる。 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい。 | 洗濯機で洗濯処理ができる 洗濯機で弱い洗濯処理ができる |
洗濯機の「標準コース」などで洗濯する | 一般衣料用洗剤 |
洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる | 洗濯機の「弱水流コース」「手洗いコース」などの優しいコースで洗う 液温は30℃以下を推奨 |
おしゃれ着用洗剤 |
|
弱い手洗いがよい(洗濯機は使用できない)。 | 手洗いができる | 手洗いする。洗濯機を使う場合は、洗濯機メーカーの情報を確認して「手洗いコース」「ドライコース」などのやさしいコースで洗う。液温は30℃以下を推奨 | |
水洗いできない。 | 家庭での洗濯禁止 | 家庭洗濯禁止 | - |
一般衣料用洗剤とは、Tシャツや下着、タオルなど、普段着のお洗濯で使う洗剤です。その中で、汚れが気になる場合には、トップスーパーNANOX、ニオイが気になる場合には、トップスーパーNANOXニオイ専用がおすすめです。
おしゃれ着用洗剤(アクロン)は、「洗濯機の弱水流コース」や「手洗い」でやさしくお洗濯する際に使用してください。なお、「手洗い」と表示されているものでも洗濯機で洗える機種もあるので、洗濯機の取り扱い説明書を確認してください。洗濯機で洗えない場合は、次からの「手洗い」方法をご覧ください。
●お洗濯後のエコバッグの干し方は、
→「お洗濯可能なエコバッグの干し方」をご覧ください。
お洗濯可能なエコバッグを「手洗い」するには?
手洗いの洗濯表示がついているもの、または濃色系のエコバッグなど、色移りが心配でエコバッグだけを洗いたい場合などは、「手洗い」をすると良いでしょう。「使い始めは多少色落ちする場合があります」といった注意書きがされた製品もあるので、タグなどを確認すると安心です。
1. 目立つ汚れに「前処理」をする
汚れが気になる場合は「前処理」してからお洗濯すると効果的です。
おしゃれ着用洗剤(アクロン)をキャップに入れて汚れた部分に直接塗布します。
惣菜のタレなどが、エコバッグについている場合には、前処理の前に、ふきんやティッシュなどで取り除くことをおすすめします。
●食品の汚れがついた時の応急処置の方法はこちらをご覧ください。
→Q&A.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?
2.水で洗剤液を作り、「押し洗い」する
エコバッグは洗面器の大きさに合わせて適度に畳んでください。
折り畳みタイプのエコバッグは、袋状に広げた(使用する時の状態に広げた)上で、洗面器の大きさに合わせてたたんでください。
汚れている面を表側にして洗うと、汚れ落ちが良くなります。エコバッグの内側が汚れている場合は裏返してから洗うと良いでしょう。
「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を洗濯おけに溶かして、洗剤液を作ります(水4Lに10ml程度)。
洗う時は、やさしく「押し洗い」します。色落ちを防ぐため、短時間で洗い上げるのがポイントです。
3.すすぎを2回行ってから「タオルドライ」
洗い終わったらバッグを軽く丸め、手のひらで軽く押して洗剤分を取ります。キレイな水に取りかえて、洗う時と同様の動作で、すすぎを2回行います。
その後、脱水じわがつかないように「タオルドライ」で水分を取ります。まず手のひらで押し絞り、軽く水分を取ってからタオルの上にバッグを広げます。タオルで包んだら、上から軽く押して水分を移し取ります。
洗濯機での脱水は型くずれの原因になるので、避けた方が良いでしょう。
お洗濯可能なエコバッグの干し方
エコバッグを洗い終わったら、なるべく早く干すことが大切です。濡れたまま放置すると菌が増殖しやすいため、ニオイの発生にもつながります。また、洗濯槽に入れたままにすると、他の洗濯物へ色移りする可能性もあります。
干す前に、エコバッグの底面を持って数回振りさばくのがポイントです。シワ予防にもなります。
ポリエステルなどの化学繊維のエコバッグの場合、持ち手部分を洗濯バサミではさみ、袋の中に空洞を作るように干します。空気に触れる面積が増えて乾きやすくなります。
綿や麻などの天然繊維の場合は、しわになりやすいため、縦横にひっぱって形を整えます。特に、縫い目を中心に生地をピッピッと引っ張ると、型くずれを防ぐのに効果的です。また、化学繊維より乾きにくいため、袋の口を洗濯バサミで挟み、筒状に干すと良いでしょう。
洗濯不可のエコバッグのお手入れ方法
お洗濯できないエコバッグの場合は、シミや汚れの気になる箇所だけを部分的にお手入れします。
1. 濡れタオルでたたいて汚れをうつす
水でかたく絞ったハンドタオルでエコバッグの目立たない部分をたたき、色落ちしないかどうか、まず確認します。
色落ちする場合には、この後の作業はやめてクリーニングに出しましょう。
色落ちしない場合、タオルで汚れた部分をたたき、汚れをタオルに移します。
2. 汚れが取れない場合は、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を使う
水だけでは汚れが取れない場合、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を使用して「1」と同様の作業を行います。
まず、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を洗面器に溶かして、洗剤液をつくります(水1Lに2.5ml程度)。
ハンドタオルを小さく折りたたみ、その端に洗剤液をつけてかたく絞ります。そのタオルでエコバッグの目立たない部分をたたき、色落ちしないか確認します。その後、タオルで汚れた部分をたたき、汚れをタオルに移します。
3.きれいなタオルで洗剤分や汚れ、水分を取り除く
使用したタオルを水でキレイにすすぎ、少し水を含ませた状態に絞ります。そのタオルで汚れた部分をたたき、洗剤分をうつし取ります。その後、乾いたタオルでたたき、水分を吸い取ります。
4. 陰干しをする
縦横にひっぱり形を整えながら、しわを伸ばします。風通しの良いところで陰干ししましょう。
エコバッグの汚れが小さいものなら、代わりに「シミ取り剤」を使用することも可能です。
●お手入れ方法は、こちらをご覧ください。
→Q&A.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?
エコバッグを汚すことが多かったり、衛生面で気になる方は、購入する時に「洗える」エコバッグを選ぶのがおすすめです。
エコバッグのお洗濯についてのQ&A
エコバッグのお洗濯について、皆さんからの疑問にお答えします。
- INDEX
-
- 1.洗剤について
- Q.洗剤は何がおすすめ?
- Q.衣料用の粉末洗剤でも良い?
- Q.弱アルカリ性や弱酸性の洗剤でも良い?
- Q.蛍光増白剤入りの洗剤で洗濯しても良い?
- 2.汚れについて
- Q.汚してしまった後、しばらく放置しても良い?
- Q.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?(その1)
- Q.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?(その2)
- Q.泥汚れは、どのように洗ったら良い?
- Q.持ち手に付く皮脂や手垢の落とし方は?
- Q.洗濯によって菌やウイルスは除去できる?
- 3.漂白剤、柔軟剤、除菌・消臭スプレーについて
- Q.漂白剤は使用しても良い?
- Q.すすぎ時に柔軟剤を使っても良い?
- Q.NANOX除菌・消臭スプレーをエコバッグに使用しても良い?
- 4.その他
- Q.エコバッグを乾燥機にかけても良い?
- Q.保冷機能のついたエコバッグのお手入れ方法は?
- Q.リュックタイプのエコバッグはどのように洗えば良い?
1.洗剤について
Q.エコバッグを洗うための洗剤は何がおすすめ?
A.衣料用液体洗剤がおすすめです
水に溶けやすい、衣料用液体洗剤がおすすめです。
エコバッグのパッケージに「中性の洗剤で洗ってください」という表記がある場合は、中性の(液体)洗剤を使用してください。
Q.エコバッグ洗うための洗剤は、衣料用の粉末洗剤でも良い?
A.使うことは可能です
洗濯機の標準コースで洗えるエコバックなら粉末洗剤も使えます。ただし、弱水流コースや手洗いの場合は、液体のおしゃれ着用洗剤(アクロン)を使用してください。
Q.エコバッグを洗うための洗剤は、弱アルカリ性や弱酸性の洗剤でも良い?
A.衣料用であればOK
衣料用の洗剤であれば問題ありません。ただし、エコバッグのパッケージに「中性の洗剤で洗ってください」という表記がある場合は、中性の(液体)洗剤を使用してください。
Q.蛍光増白剤入りの洗剤で洗濯しても良い?
A.天然繊維素材は気を付けましょう
エコバッグのパッケージなどを確認して「蛍光増白剤の入っていない洗剤をご使用ください」という表示がなければ、蛍光増白剤入りの衣料用洗剤を使用することは問題ありません。
ただし、生成りや淡色の綿、麻などの天然繊維素材のエコバッグは、白さが増すことによって色が変わったように見えてしまうことがあります。天然素材の製品には、蛍光増白剤が配合されていない洗剤の使用をおすすめします。
2.汚れについて
Q.汚してしまった後、しばらく放置しても良い?
A.なるべく早く洗うことをおすすめします
汚れは時間が経過すると、落ちにくくなる性質があります。食品の汚れの種類によっては、数時間経過しただけで、すぐに洗うよりも洗濯による汚れ落ちが悪くなる場合も。
また、ニオイの原因になるとともに、汚れを栄養源にして菌が増殖する可能性もあります。
そのため、汚れてしまったら、なるべく早く洗うことをおすすめします。
Q.食品汚れが付着した場合の、適切な応急処置は?
A(その1).おおまかな汚れを取り除いた後、汚れ別に処理
惣菜やお弁当の汁・タレ、調味料がエコバッグにこぼれてしまったけれど、すぐに洗えない…そんな時は汚れのふき取りにひと手間をかけてください。
まず、いらなくなった布やティッシュを使い、汚れを極力取り除きます。その後、「水溶性の汚れ」の場合は水で濡らしたティッシュでつまみ、汚れを移し取ります。あとは乾いたティッシュなどで押さえて水分を取り除き、自然に乾燥させます。
「油溶性の汚れ」の場合は、乾いたティッシュで軽くつまんで、丁寧に油分を移し取るようにします。
ゴシゴシこするとシミが広がって、かえって汚れが落ちにくくなるのでご注意ください。
<水溶性の汚れの例>
しょうゆ、コーヒー、ソース、ケャップ、ジュース、酒類(ワイン、日本酒、ビールなど)、スパゲッティーソース、カレー、マヨネーズなど
<油溶性の汚れの例>
チョコレート、バター、生クリーム、植物油など
- 水や洗剤で落ちやすい「水溶性の汚れ」か、ベンジンやアルコールなどの有機溶剤で落ちやすい「油溶性の汚れ」かで判断します。
A(その2).「シミとり剤」を使って応急処置
水溶性と油溶性のどちらのシミにも効果を発揮する市販の「シミとり剤(トップシミ取りレスキュー)」があれば、エコバッグに食品の汚れがついてしまっても応急処置ができます。
「シミとり剤」に添付されている吸収シートを、汚れがついた面と接触するように置きます(下の図では、エコバッグの内側に汚れがついた場合を想定しています)。汚れがついていない面(下の図では外側)から「シミとり剤」の先端をシミの部分にトントンとあてながら、シミの外側から徐々に中心に向かって、シミをシートにたたき出します。シミが落ちたら、ティッシュなどを「シミとり剤」で湿った部分の下に敷き、上から水で濡らして固く絞ったティッシュなどでシミの部分を十分たたき、残ったシミとり剤を取り除きます。
ただし、ゴム、アセテート、水で色落ちするもの、水で輪ジミになるものには使用できないのでご注意ください。
Q.エコバッグについた泥汚れは、どのように洗ったら良い?
A.いきなり水洗いせず、泥を払い落とした後に前処理を
泥汚れがついたら、水などで濡らす前に、乾いた状態の時に泥をはたいて落してください。このひと手間が、頑固な泥汚れを落とすポイントです。
次に、泥汚れがひどい部分に、液体洗剤を直接塗布してなじませます。泥汚れが広範囲の場合は、洗剤を水で薄めて洗剤液を作り、汚れている部分全体に塗布して、スポンジなどでたたきながら繊維になじませます。
また、「泥汚れ用の部分洗い剤」を使用するのも効果的です。液体洗剤や「泥汚れ用の部分洗い剤」を塗布してなじませたら、軽くもみ洗いし、水ですすいでから洗濯機に入れて洗います。
Q.エコバッグの持ち手に付いた皮脂や手垢の落とし方は?
A.高濃度液体洗剤(トップスーパーNANOX)を使用した「塗布放置洗浄」が有効です
洗濯機の標準コースで洗える手さげタイプのエコバッグの場合、持ち手に付いた皮脂や手垢は、「塗布放置洗浄」がおすすめです。「塗布放置洗浄」とは、汚れに高濃度液体洗剤(トップスーパーNANOX)を直接塗布してそのまま一晩放置し、翌日に通常通りに洗濯する方法です。高濃度液体洗剤を塗布すると、時間とともに洗剤中の水分が蒸発して洗浄成分が濃縮されて濃くなり、汚れを溶かし出してくれます。ただし、エコバッグによってはシミになったり布地を傷めたりすることもあるので、目立たない箇所で事前に確認すると良いでしょう。
Q.菌やウイルスが気になる場合は?
A.除菌、ウイルス除去効果のある洗剤を使いましょう
「除菌・ウイルス除去」と記載のある粉末洗剤を使うと良いでしょう。
3.漂白剤、柔軟剤、除菌・消臭スプレーについて
Q.漂白剤は使用しても良い?
A.使用できる場合があります
パッケージなどを確認して、「漂白剤不可」の洗濯表示や「漂白剤のご使用はおやめください」という表示がなければ使用できます。部分的な汚れやシミが気になる時は、洗剤と一緒に液体酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
また、全体の汚れやニオイが気になる時は、「つけおき洗い」が効果的です。洗剤と液体酸素系漂白剤を入れた洗剤液に30分~2時間つけおいた後、通常通り洗います。長時間のつけおきを禁止しているエコバッグもあるので、注意事項をよく読んでからつけおきを行ってください。
洗濯表示 | 旧絵表示 |
---|---|
漂白処理はできない(漂白剤入りの洗剤も使用不可) | 塩素系漂白剤による漂白はできない |
Q.エコバッグを洗濯する時、すすぎ時に柔軟剤を使っても良い?
A.使える場合があります
パッケージなどを確認して、「柔軟剤のご使用はおやめください」という表示がなければ使用できます。消臭、抗菌、香り付けなどの目的で柔軟剤を使用しても問題ありません。ただし、香りが気になる場合は使用をお控えください。
Q.NANOX除菌・消臭スプレーをエコバッグに使用しても良い?
A.使用できる場合があります
エコバッグをすぐにお洗濯できないけれど、ニオイや菌が気になるという時は、「布製品用除菌・消臭スプレー」の使用をおすすめします。
4.その他
Q.洗濯後にエコバッグを乾燥機にかけても良い?
A.型くずれを防ぐために自然乾燥をおすすめします
熱に弱い材料が使われているエコバッグもあるので、縮みなどの型くずれを軽減するためにも、乾燥機は使わず自然乾燥させます。ドライヤーで乾かすことも控えましょう。
Q.保冷機能のついたエコバッグのお手入れ方法は?
A.「洗濯不可のエコバッグ」のお手入れと同じです
保冷機能のついたエコバッグは「家庭洗濯不可」のバッグが多いため、「洗濯不可のエコバッグのお手入れ方法」をすると良いでしょう。
Q.リュックタイプのエコバッグはどのように洗えば良い?
A.洗濯表示やパッケージなどを確認してから
まず洗濯表示やパッケージなどを見て、洗い方を確認します。一般的には洗えないものが多いため、「洗濯不可のエコバッグのお手入れ方法」を行うと良いでしょう。洗えるかどうかわからない場合は、メーカーにお問合せください。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
下記のコメントを削除します。
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