手強い作業着汚れの落とし方!機械油・泥・草・食べ物、原因別のお洗濯方法
機械油や泥、草、調理時の食べ物などの作業着につく汚れは、洗濯機に入れるだけでは汚れが落ちにくいもの。それぞれに適した前処理をすることが重要です。たとえば、機械油汚れの場合は、液体洗剤を直接塗り、洗濯ブラシでこすってから軽く洗い流します。汗や皮脂汚れも時間が経つと落ちにくくなるので、こまめにお洗濯を。
作業着の汚れは洗濯機をまわすだけでは落ちにくい
「作業着の汚れが落ちない!」というお悩みをよく聞きます。普段の洗濯物とは違い、機械油や泥・草汚れ・調理時の食べ物汚れがついた作業着はそのまま洗濯機に入れるだけのお洗濯では、汚れが落ちにくいと感じることが多いのではないでしょうか。
汚れの種類別「前処理」方法
作業着の汚れを落とすためには、機械油汚れ、泥汚れ、草汚れ、食べ物汚れと、汚れの種類に対応した適切な前処理をしてから洗濯することが重要です。汚れの種類によって落とし方が異なりますので、今回は、汚れの種類に対応した洗い方をご紹介します。
また、作業中に身体から出る汗や皮脂汚れも時間が経つと落ちにくくなるので、こまめにお洗濯をするよう心がけましょう。手荒れが気になる方は、ゴム手袋をして前処理を行いましょう。
機械油汚れの前処理
汚れに液体洗剤を直塗りし、洗濯ブラシでこする
機械油汚れが目立つ所に液体洗剤を直塗り(直接塗布)し、洗濯ブラシなどでこすります。汚れが広範囲に渡る場合には、液体洗剤を水に薄めた液を使用しましょう。ブラシでこすったあとは、水で軽く洗い流しましょう。
泥汚れの前処理
1. 泥をはたき落とす
作業着についた泥汚れを乾いた状態でパンパンとはたいて、できるだけ泥や土を落とします。
2. 汚れに最初に洗剤を直塗りする
泥汚れがついている部分に直接、泥汚れ用の部分洗い剤もしくは、泥汚れに効果的な液体洗剤をつけます。この時、先に水をつけてしまうと落ちにくくなるため、水には濡らさないようにしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。汚れが広範囲に渡る場合には、洗剤を水で薄めた液を使いましょう。その後、部分洗い剤容器の先端のブラシや洗濯ブラシでこするか、もみ洗いをします。その後、水ですすいでから洗濯機に入れましょう。
草汚れの前処理
液体洗剤を直塗りし、洗濯ブラシでこする
草汚れが付着している部分に液体洗剤を直塗りし、洗濯ブラシでこするかスポンジの柔らかい方でたたきます。汚れが広範囲に渡る場合には、洗剤を水で薄めた液を使いましょう。その後、水ですすいでから洗濯機に入れましょう。
調理時の食べ物汚れの前処理
1. 固形物を取り除く
作業着に固形物が付着している場合は、ティッシュなどでつまみ取ります。
2. 液体酸素系漂白剤を直塗りする
食べ物汚れが付着している部分にしみ用の部分洗い剤もしくは、液体酸素系漂白剤を直塗りします。
前処理が終わったあとは、つけおき洗濯
前処理が終わったあとは、汚れの種類によらず、手順は同じです。洗濯機でつけおいてからお洗濯しましょう。
1. 30分~2時間つけおきする
洗濯機に水をはり、1回分の洗剤を入れます。その中で作業着を30分~2時間つけおきます。草汚れや食べ物汚れの場合は、色素汚れを落とすために液体酸素系漂白剤も併用しましょう。洗濯機に「つけおきコース」がある場合は、利用すると便利です。つなぎの場合は、ファスナーを閉じてお洗濯しましょう。
2. 洗濯機で洗う
つけおきが終わったら、標準コースで通常通りお洗濯しましょう。その際、洗濯機に「念入りコース」や「パワフルコース」など機械力の強いコースを利用すると、さらに効果的です。他の衣類に汚れが移る可能性があるので、単独で洗うことをおすすめします。
「つなぎ」の干し方
つなぎは乾きにくいのでファスナーをあけ、両袖をもの干し竿に通して干したり、肩幅を広く調節できるハンガーに吊して干しましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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