
【洗濯初心者向け】洗濯機の使い方から干し方までわかりやすく紹介【新生活】
就職や進学などで新生活が始まり「洗濯を自分で初めてする」「洗濯機の使い方がわからない」と困る方は多いのではないでしょうか。初心者さん向けに、衣類を傷めず、効率良く洗濯できる「洗濯機の使い方」と「失敗しがちなポイント」を紹介します。
洗濯の手順や基本的な使い方を紹介
洗濯はおおよそ、以下のような手順で進めます。
1.洗濯の「準備」をする
2.洗濯物を洗濯機に入れる
3.「洗濯コース」を選ぶ
4.洗濯をスタートしてから洗剤を入れる
それぞれの詳しいやり方を紹介していきます。
1.洗濯の「準備」をする
まず、衣類についているタグの洗濯表示を確認しましょう。
Tシャツや靴下、タオルなどは基本的に洗濯機で洗えるものがほとんどですが、シャツやスカート、ニットといったデリケートな衣類は注意が必要です。
洗濯表示の分類は以下の図を参考にしてみてください。
洗濯表示 | 旧絵表示 | |
---|---|---|
洗濯機で洗える | ![]() |
![]() |
手洗いする | ![]() |
![]() |
「洗濯機で洗える」マークの衣類であれば洗濯機で洗えます。
なお「手洗いする」マークのものは手洗いのほか、洗濯機の手洗いコースで洗える場合もありますので、事前に洗濯機の取扱説明書を確認してみてください。
また、ジーンズや初めて洗う濃い色の衣類など色落ちしやすいもの、泥汚れがひどいもの、ブラウス・スカート・ニット・ワンピースなどデリケートなものは、色移りや型くずれしないようにほかのものと分けて洗いましょう。
なお洗う前にポケットの中身をチェックして、ティッシュやガム、アメ、財布、スマホなどが入っていないか確認するのも忘れずに。
2.洗濯物を洗濯機に入れる
洗濯の準備が終わったら、いよいよ洗濯物を洗濯機の中に入れます。が、その前にいくつか知っておいてほしいことがあります。
まず、エリや袖の黒ズミ、食べこぼしなどの汚れがある場合は、洗濯機に入れる前に「汚れが気になる部分に洗剤を直接塗布」しておくことで、汚れをより落としやすくなります。
次に「洗濯ネット」を活用すること。ほかの洗濯物にからまりづらくなるほか、衣類のダメージや毛羽立ちをおさえたり、型くずれを防止してくれたり、シワになりづらかったりなどのメリットがあります。
ワイシャツやパンツ、デリケートな衣類などを洗う場合はぜひ使ってみてください。
ちなみに洗濯物がたくさん溜まっているからと、洗濯機いっぱいに詰め込むのはNG。洗濯槽の中で洗濯物がスムーズに動かず、汚れが落ちづらくなります。「洗濯機の容量の7〜8割」を限度に洗濯物を入れるようにしましょう。
3.「洗濯コース」を選ぶ
洗濯機を初めて使う場合、「洗濯コース」の多さに「どれを押せば良いんだろう」と悩みがちです。
基本的には、洗濯表示に合わせてコースを選びましょう。普段着や肌着といったいつもの衣類、タオルなどは「標準コース」で洗濯できる場合が多いです。
しかし、衣類の種類や汚れの度合いなどに合わせて「洗濯コース」を選ぶことで、衣類へのダメージを軽減したり、より効率的に洗濯できます。
例えば、ニットをはじめとしたデリケートな素材やお気に入りの衣類の場合、型くずれや縮みなどを防ぐために弱水流のコースを選びましょう。
弱水流のコースは洗濯機の機種によって、「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「ドライコース」など名称が異なるため、洗濯機の表示や取扱説明書で確認してくださいね。
各洗濯表示に適した「洗濯コース」、おすすめの洗剤はこちらの一覧表でも確認できます。
旧絵表示 | 洗濯表示 | おすすめの洗濯の仕方 | おすすめの洗剤 |
---|---|---|---|
![]() ![]() |
![]() ![]() |
洗濯機の「標準コース」などで洗濯する | 一般衣料用洗剤![]() |
![]() |
洗濯機の「弱水流コース」「手洗いコース」などの優しいコースで洗う 液温は30℃以下を推奨 |
おしゃれ着用洗剤![]() |
|
![]() |
![]() |
手洗いする。洗濯機を使う場合は、洗濯機メーカーの情報を確認して「手洗いコース」「ドライコース」などのやさしいコースで洗う。液温は30℃以下を推奨 | |
![]() |
![]() |
家庭洗濯禁止 | - |
4.「スタート」ボタンを押してから洗剤を入れる
洗濯物を洗濯機に入れ、コースを決めたら「スタート」ボタンを押します。
縦型洗濯機の場合は「水量」に、ドラム式洗濯機の場合は「洗濯物の量」に合わせて入れる洗剤の量が決定します。その「量」を参考に洗剤の容器に記されている洗剤量を計量し、投入口に入れます。
洗濯機の機種によっては「(スプーンまたはキャップ)〇杯」と表示される場合も。いずれの場合も必ず「洗剤に付属しているスプーンやキャップで計量」してください。
「計量なんて面倒臭い」と思われるかもしれません。しかし、洗剤は適量を入れることで最大限の効果を発揮します。
また「多く入れればその分汚れが落ちる」と考えられがちですが、適量を超えると洗浄力はほとんど変わらなくなるため、入れ過ぎもNGなんです。少な過ぎる場合・多過ぎる場合のデメリットは以下のとおりです。
・洗剤が少な過ぎる場合……汚れが落ちづらく、一度落ちた汚れが衣類につくことがあります
・洗剤が多過ぎる場合……なかなか洗剤が落ちず、すすぎに時間がかかるので水や電気代がムダになることも
さて、洗剤を入れてフタを閉めたら洗濯が始まります。
しわを防ぐには?洗濯物の正しい干し方
洗い終わった洗濯物を洗濯槽に長時間そのまま置いておくと“イヤなニオイ”の原因となります。洗濯が終わったら、なるべく早く干しましょう。
また「干す」際は以下の手順を意識すると、しわが予防できます。
①洗濯物を上から下に、数回振りさばく
②ハンガーにかけたら、斜め、縦、横方向に手で引っ張り、しわを伸ばしながら干す
なお、乾いたワイシャツやTシャツは、そのままクローゼットに収納すると、畳まずに済むほか、しわ防止にもなるのでおすすめです。
タオルや靴下、下着などは「角ハンガー(ピンチハンガー)」と呼ばれる、洗濯ばさみがたくさんついたハンガーを用いると干しやすいです。
洗濯初心者さんが気になる洗濯Q&A
最後に、洗濯初心者さんが迷いやすい洗濯に関する疑問にお答えします。
Q:「液体洗剤」と「粉末洗剤」ってどっちが良いの?
A:液体と粉末で迷ったら「汚れ」に合わせて選んでみてください。
洗剤には様々な種類があり、それぞれ「得意な汚れ」が違います。
まず、毎日の洗濯で使うのは「一般衣類用洗剤」と呼ばれており、液体と粉末があります。
液体は汗や皮脂汚れ、ニオイを落としてくれるほか、抗菌性能に優れているなど、洗浄力だけでない機能が備わっているものもあります。洗濯機に入れる前にエリや袖口などに直接塗布するなど「部分洗い」にも使えます。
一方、粉末洗剤は様々な種類の汚れに対し、バランス良く洗浄力を発揮してくれます。食べこぼしや、泥汚れ、シミなど、それぞれ異なる汚れに対応したい、という場合は粉末を選んでみましょう。
Q:「柔軟剤」って必要?
A:なくても洗濯はできますが、慣れたらぜひ使ってみてください。
柔軟剤はその名のとおり「衣類をやわらかくすること」に特化した仕上げ剤です。衣類をやわらかく仕上げることで着心地が良くなるほか、防臭や消臭の効果があるものも。
なお柔軟剤は最後の「すすぎ」のタイミングで使う洗剤なので、洗剤投入口ではなく、必ず「柔軟剤専用の投入口」に入れるようにしてください。
Q:「残り湯」って使って良いの?
A:残り湯には「菌」や「汚れ」が多く含まれているため、はじめの「洗い」の工程だけならOKです。「すすぎ」の際は水道水を使用してくださいね。
入浴したばかりで水温が温かい場合は汚れが落ちやすいほか、水道代の節約にも。残り湯の洗濯はメリットが多いので、ぜひ効果的に取り入れてみてください。
洗濯の流れや洗濯機の使い方を知っていれば、初心者さんでも大丈夫!
上記の「洗濯機の基本の使い方」を実践すれば、初心者の方でも洗濯は難しくありません。ぜひ洗濯機を上手に使って、きれいな衣類で快適な新生活を送りましょう!
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この記事を作成・監修した
マイスター

お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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