洗濯機の「コース」を賢く使い分け!おしゃれ着、ドライコースも活用しよう
洗濯機にある、さまざまなコースや機能。上手に使い分ければ、衣類の傷みや型くずれが防げるなどメリットがいっぱい!「標準コース」は普段の洗濯物に、「おしゃれ着コース」は型くずれしやすい衣類に、「大物洗いコース」は毛布やカーテンを洗うときに。衣類があまり汚れていないときは「スピードコース」がおすすめです♪
お洗濯のとき、「標準コース」しか使っていない人が約半数!
普段お洗濯をするとき、洗う衣類に合わせて「洗濯コース」を使い分けていますか?
最近の洗濯機は、「標準コース」以外にも、さまざまなコースや機能がついています。ライオンが20~40代の女性を対象に「洗濯機の標準コースとおしゃれ着コース(ドライコース)を使い分けているか」を調査したところ、「使い分けていない」という人が約半数を占めました。
<洗濯機の「標準コース」と「おしゃれ著コース(ドライコース)」を使い分けている割合>
洗濯コースを使い分けると、「衣類の傷みや型くずれを防げる」「タオルケットなどの寝具も自宅でさっぱり洗える」「軽い汚れをササッと洗える」など、メリットがいっぱい!
そこで今回は、基本の4コース「標準コース」「おしゃれ着コース」「大物洗いコース」「スピードコース」のメリットとコースの設定方法を解説します。標準コースしか使っていない方も、知らないと損!衣類が上手に洗えて、お洗濯がますます楽しくなりますよ!
洗濯機の基本4コースの特徴と「適した衣類」
ここから「標準コース」「おしゃれ着コース」「大物洗いコース」「スピードコース」の4コースについて、それぞれの特徴とメリット、使い分けのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.標準コース
●特徴……普段の洗濯物に最適なコース
●対応する洗濯表示
洗濯表示 | 旧絵表示 |
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●適した衣類……タオル・肌着・靴下・パジャマなど
最もよく使う「標準コース」。一般的な洗濯工程は、「洗い→排水・脱水→すすぎ→排水・脱水→すすぎ→排水・脱水」となっています。お好みで、水位・洗いや脱水時間・すすぎの回数を変更することができます。
2.おしゃれ着コース(ドライコース)
●特徴……やさしい水流や軽めの脱水で、デリケートな衣類をやさしく洗うコース
●対応する洗濯表示
洗濯表示 | 旧絵表示 |
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●適した衣類……ニット・ワンピース・スカート・制服・スーツなど型崩れしやすい衣類
「おしゃれ着コース」は、おしゃれ着やスーツなど、型くずれしやすい衣類のお洗濯に最適です。機種によって、「ドライコース」「ソフトコース」「おうちクリーニングコース」など、名称が違います。
ドラム式の場合は、洗濯ドラムをゆり動かしてやさしく水洗いするコースです。
<「おしゃれ着コース」に適しているか、衣類の洗濯表示をチェック!>
衣類のタグなどに上記の洗濯表示がついていたら、「おしゃれ着コース」で洗うのがベスト! また下の洗濯表示がついた衣類も、機種によっては「おしゃれ着コース」で洗うことができます。ご使用中の洗濯機メーカーのホームページまたは取扱い説明書で確認しましょう。
洗濯表示 | 旧絵表示 |
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洗濯機の「おしゃれ着コース(ドライコース)」は、水でやさしく洗う洗濯コースのことで、有機溶剤で洗う「ドライクリーニング」とは全く違います。
「ドライクリーニング」について、詳しくはこちらをご覧ください。
意外と知らない?どんなものがOK?ドライクリーニングのこと
<型くずれを防いで大満足の洗い上がりに!>
縮みやすいニットなどを「標準コース」で洗濯すると、下の写真のように縮んでしまうことも……。
しかし、おしゃれ着コースは、やさしい水流で洗ううえ脱水もやさしく行うので、デリケートな衣類も縮みや型くずれやしわなどを防いでお洗濯できます。
「標準コース」と「おしゃれ着コース」では水流の強さがどのくらい違うか、実際に見てみましょう。
動画で見比べると、その差は一目瞭然!デリケートな衣類や大切な衣類のお洗濯は、やさしく洗える「おしゃれ着コース」をおすすめします。
<「おしゃれ着コース」には、「おしゃれ着用洗剤」がベスト!>
「おしゃれ着コース」で洗うときは、通常の洗剤ではなく、型くずれ、色あせ、毛玉、テカリを防ぐ成分が入った「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」がおすすめです。「おしゃれ着コース」の弱い水流でも皮脂汚れなどをきちんと落とすような洗浄成分になっています。
3.大物洗いコース(毛布コース)
●特徴……かさばる洗濯物を洗うのに最適なコース
●適した衣類……毛布・タオルケット・ベットパッド・カーテン・掛け布団など
「大物洗いコース」は、縦型洗濯機の場合、洗濯槽の底にあるパルセーター(かくはん羽根)の動きを抑え、洗濯槽をゆっくりと回転させたり長めに停止させたりして、傷みを防ぎながら洗うのが特徴です。標準コースよりも、多くの水と時間をかけて洗い上げます。「毛布コース」という名称がついた機種もあります。
ドラム式の場合も、多くの水と時間をかけて、ドラムが回ったり左右に揺れたりしながら、大物をやさしく洗います。
<「洗濯キャップ」または「洗濯ネット」を事前に準備>
機種によっては、洗濯時のかたよりや布傷みを防ぐために、「大物洗いコース」の際に「洗濯キャップ」もしくは「洗濯ネット」を必要とする場合も多いので、洗濯機の取扱い説明書などを確認し、前もって準備しましょう。
「大物洗いコース」を使って洗う羽毛布団やタオルケット、敷きパッドの洗い方は、こちらの記事をご覧ください。
羽毛布団を家庭で洗濯!上手な洗い方・干し方をレクチャー
「タオルケット・敷きパッド」のお洗濯方法と早く乾かす干し方
4.スピードコース
●特徴……軽い汚れを短時間で洗濯したいときに使用するコース
●適した衣類……タオル、Tシャツ、肌着、パジャマなどで汚れが軽いもの
一般的な「標準コース」の洗濯方法とは違い、洗いの時間が短いのが特徴です。洗いの後のすすぎも標準コースでは、2~3回となりますが、「スピードコース」を使用すると、2回目のすすぎを省く機種もあります。急いでいるときや衣類の汚れが少ないときに、「スピードコース」をかしこく使ってみましょう。
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やってみると簡単!洗濯コースの設定方法
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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