育児の専門家とハダカラボディソープ 泡で出てくる薬用ピュアマイルドタイプ担当者に聞く大切なのはコミュニケーション?!子どもとのがんばらないお風呂時間
「子どもがなかなかお風呂に入ってくれない」「お風呂での遊び方にヒヤヒヤする」「お風呂上がりの肌の乾燥が気になる」など、親子でのお風呂時間は悩みも多いもの。ライター・菅原さくらさんも、同じ悩みを抱えるママのひとりです。そんな菅原さんが、育児の専門家であり、自身も子育て真っ最中の東京都市大学人間科学部准教授・泉秀生先生と、ライオンの泡ボディソープ「hadakaraピュアマイルドタイプ」担当者の佐久間さんに、子どもとのお風呂時間についてお話を伺いました。
子どもとのお風呂時間は、悩みが尽きない…!
こんにちは、ライターの菅原さくらです。
現在、7歳と3歳の兄弟を育てているのですが、彼らとのお風呂時間は悩みごとがいっぱい。すんなりお風呂に入ってくれなかったり、入ったかと思えば延々と浴槽で遊び続け、テンションが上がって足を滑らせそうになったり…。肌の乾燥や湯冷めなども気になってしまいます。
そんな悩みをLidea編集部にこぼしていたら「育児の専門家と、ライオンの泡ボディソープ担当者にお話してみませんか?おふたりとも実際に育児中ですし、お子さんとのお風呂について、いろいろと相談できるかもしれません」と、ご提案をいただきました。ぜひ、お話を聞いてみたい!
今回は、子どもの生活習慣を研究している泉秀生先生と「hadakaraボディソープ 泡で出てくる薬用ピュアマイルドタイプ」を担当する佐久間さんに、お風呂に関する悩みや疑問を相談してみました。
泉 秀生(いずみ しゅう)
2020年より東京都市大学人間科学部で准教授を務め、子どもの生活習慣について研究している。早稲田大学人間科学部博士号を取得したほか、保育士・社会福祉士の資格も持つ。自身も2児の父親として子育てに奮闘中。
hadakara(ハダカラ)担当:佐久間(さくま)
営業職、薬品事業のブランド育成を経て、2022年よりhadakara(ハダカラ)ブランドの育成担当に。1児の母。
お風呂の目的は「清潔」と「コミュニケーション」
今日はよろしくお願いいたします!子どもとのお風呂の悩みについて、専門家として、またパパママとしての視点からも、ヒントを教えていただけたらうれしいです。おふたりのお子さんはおいくつなんでしょうか?
小3の娘と3歳の息子です。
我が家は5歳の息子がいます。
うちは小2の兄と3歳の弟なので、みんなわりと近しい年齢ですね。さっそくですが、うちの兄弟は遊びやテレビに夢中になると、なかなかお風呂に入ってくれなくて困っています!
うちもなかなか入りません。あれこれ理由をつけて先延ばしにされちゃいます…!
これはもう、あるあるですよね(笑)。子どもの生活習慣を研究してきたなかで、効果的なのは「お風呂に入る前の儀式」だと考えます。寝かしつけで「入眠儀式」って聞いたことありませんか?
あります!絵本を読んだりハグをしたり、寝る前のルーティンを決めておくと寝つきやすくなる…というものですよね。
そうです。それをお風呂に応用して、入浴前の儀式を作ってみてください。「テレビを30分見る」「好きな絵本を読む」など、なんでもOK。子どもは場面の切り替えが苦手なので、気持ちを切り替える工夫が効くんですよ。脱衣所まで手をつないだり、お馬さんで運んであげたりするのも良いと思います。
なるほど、それは試したことがありませんでした。
我が家だと弟はお姉ちゃんの真似をするので、お姉ちゃんを先に誘導するのも手です。
インフルエンサー作戦ですね!お風呂に入ったら入ったで延々と遊び続ける問題も、場面切り替えの工夫が使えそうだなと思いました。
我が家でも試してみます!
次は、お風呂での遊びについて伺いたいです。お風呂の中で遊べるおすすめのおもちゃってありますか?
安全や衛生に問題なければ、なんでもいいと思いますよ。お風呂用ではないミニカーなどを持ち込みたがったり、流水で遊びたがったりしても、いっときのことですから。水道代などは気になるところでしょうが、適度に満足するまでやらせてしまう、というのもありだと思います。
あんまり好ましくない遊びをしている時は「今日だけスペシャルね」などと声かけをして、それが習慣にならないようにしています。
それは良いですね!子どもは「スペシャル」や「特別」「今日だけ」などが大好きですから。
おもちゃをお風呂に持ち込むのは、うちの子どもも好きですね。空になったペットボトルやコップなど、何でもないものでずっと遊んでいます(笑)。で、遊び終わったら一緒に持って上がって、私がカビないように拭いちゃうんです。
偉過ぎる…!
そうやって毎回洗えればベストだけど、なかなかそうもいきませんよね。汚れていないかなどの状態を時々チェックしていれば、おもちゃの管理はあまりがんばろうとしなくて大丈夫ですよ。
それから、浴室の壁に貼り付けるあいうえお表や九九表。「お風呂でも勉強するのはやり過ぎだ」なんて声もありますが、専門家としてはどのようにお考えですか?
楽しく取り組めるなら良いと思いますよ。ただ、成果が出るまできっちりやらせようとするとお互いプレッシャーになり、お風呂自体がおっくうになってしまうことも考えられるので、期待し過ぎないようにしたいところです。あいうえお表を見て「りんごの『り』はどこ?」と尋ねたり、かけ算の3の段を言ってみたりする時間で、ゆっくり湯船につかる時間を稼ぐ…くらいの活用方法が良いんじゃないでしょうか。
うちのお風呂に貼ってある九九表も、まさにそのくらいの使い方になっていますね。
親子で入るお風呂の目的には「清潔」を保つことはもちろん、子どもとの「コミュニケーション」もあります。ですから、遊びでも勉強でも、お風呂の中で一緒に何かをするのはとっても良いことです。リビングと違ってほかに気を取られるものもないですし、ゆっくりじっくり向き合えるはず。とはいえコミュニケーションは「清潔にするついで」なので、「これをやらなきゃ」などと気負う必要はありません。
もう1つ困っているのは、お風呂で危ない行為をすること。遊びに夢中になると、浴槽の縁に立ち上がったり、不安定な座り方をしたりするんです。おとなしく湯船につかってほしいんですが…。
危ない行為は見ていて心配になりますよね。でもそんな時は感情的にならず、繰り返し淡々と注意することをおすすめします。叱った時にあわてて足を滑らせたら危険ですし、注目されるのがおもしろくて危ないことを続けちゃう子もいますから。
ついブチギレちゃってました…!
あとは「湯船につかると楽しいこと」を用意してあげるのはどうですか?スーパーボールすくいや浮輪なんかが良いかもしれません。親が一緒につかっているなら「10までつかろうね」と変顔しながらカウントするとか。いっそのこと湯船につからせるのはあきらめて、冷えないように温かいシャワーをかけるとか、浴室の暖房をつけても良いと思いますよ。
湯船につからなくてもいい状態にする、ってことですね!?それは盲点だった…!
お風呂って1日の最後の方にあるタスクだし、「早くこれを終わらせて今日をクロージングせねば…」みたいな思考になっちゃうんですよね。
わかり過ぎます!
そうですよね。でもお風呂以外にもやることはたくさんあるでしょうし、湯船につかる習慣のない国も多いですから、できる範囲で大丈夫です。洗い場でからだを拭いてから出るようにしたり、脱衣所を温めたりしておけば、湯冷めの心配もありません。ワンオペで乳幼児を何人もお風呂に入れなきゃいけない方も、そのくらい肩の力を抜いて進めていくと良いと思います。
やさしい泡で、楽しく汚れを洗い落とせるように
ここからは「洗うこと」にまつわる悩みを相談したいです。最近はずいぶんマシになりましたが、顔に水がかかるのをイヤがって、頭を洗う時に子どもが泣いてしまいます。何か良い対処法はありますか?
シンプルな方法だと、上を向かせて洗うことやタオルで目のまわりを覆ってあげることでしょうか。些細に思えるけれど、ちょっとしたイヤなことの積み重ねが子どものお風呂嫌いにつながったりするため、解決してあげたいところです。ただ、顔に水がかかって泣くような大人はいないので、気長に見守ってあげましょう。
うちは顔に水がかかるのは克服しましたが、5歳ならそろそろ自分で洗う練習を始めた方がいいのかな?と思っています。どんなふうに教えると良いのでしょうか。
効率を考えると上から順に洗うよう教えたくなってしまいますが、まずは自由に洗わせて、洗うこと自体を楽しめるようにしてあげましょう。その上で、脇や首、ひざ裏などの汚れがたまりやすいポイントは、大人がサポートします。外で思いっきり遊べば、からだは汚れて当然です。たくさん汚れがついた時には「いっぱい遊んだんだね」などと声かけしてあげるのも良いですよ。うちの子どもは今、汚れを見つけると自分で「いっぱい遊んだからなぁ」なんて言っています。
ポジティブな受け取り方で良いですね。子どもが自分でからだを洗いやすくするには、どんなボディソープを選べばいいんでしょうか?hadakaraブランドを担当していて、ボディソープの知見をお持ちの佐久間さんにお伺いしたいです。
やっぱり、弾力のある泡がたくさん出てくるタイプは、お子さんでも洗いやすいと思います。汚れは、できるだけからだをこすらずに優しく洗って落とすのがベスト。でも、小さいお子さんは自分で上手に泡立てられないこともあるので、泡タイプのボディソープが活躍します。「hadakara」を含め、泡タイプのボディソープは空気をたくさん取り込むポンプがついているため、良い泡がたっぷり出てくるんです。
泡って、どれくらいが適量なのでしょうか…。
製品にもよりますが、hadakaraは1プッシュでたっぷりの泡が出てきます。ですので、小さなお子さんでしたら2プッシュ、大人の方は5プッシュ程度の泡を出していただければ、最後まで気持ち良く洗えるはずですよ。プッシュ回数が少なくていいのも、hadakaraの便利なところです。
確かに、何度もプッシュするのって地味に大変ですもんね。それから、泡だとつい楽しくなって、子どもが遊んでしまうのが悩みのタネです。
子どもの成長や発達という視点で考えれば、自分で洗おうとしている自発性や、泡の感覚を楽しんでいる知的好奇心も大切にしてあげられると良いけれど…。とはいえ、もったいないですよねぇ(笑)。
同じ悩みを抱えたユーザーさんからは「子どもの手にしっかり泡を出してあげたら、もこもこの泡をのせるのがうれしかったみたいで、正しく使うようになった」なんてお声も寄せられていますよ。
そのほか、子ども用のボディソープを選ぶ時に気を付けた方がいいことはありますか?
「赤ちゃん向けのボディソープを卒業したあとに何を使っていいかわからない」というお声はよくいただきますね。メントールやスクラブ剤などを配合したボディソープは、小さなお子さんだと肌に刺激を感じる可能性があるので要注意です。ただ、それ以外は特に決まりはありません。大人向けのものを一緒に使ってもいいし、お子さんの気に入る製品を選んでほしいと思います。今回新しく開発した「hadakara ピュアマイルドタイプ」は、hadakaraブランド共通の特長である「洗うだけで保湿ケアができること」だけでなく、泡のなめらかさや香りにもこだわりました。慌ただしい親子のお風呂時間を少しでも前向きな習慣にするために、試行錯誤して開発したボディソープです。清潔感のある石けんの香りと、ほんのりとしたホワイトピーチの香りをブレンドしています。
香りがついている製品は、なんとなく刺激を感じてしまうイメージがありますが…?hadakaraはいかがですか?
「hadakara ピュアマイルドタイプ」は、もともとhadakaraのなかでもお子さんが使うボディソープの入り口として、低刺激処方を重視して開発した製品です。さらに、赤ちゃんテストも済んでいます※。生後6か月の赤ちゃんからお使いいただけますよ。子どもと一緒に洗える、かつ大人でも満足できるボディソープを目指しました。
※すべての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。
大人と子ども、一緒に使えるのはありがたいですね!子どものからだを洗う際、ボディソープ選び以外にどんな工夫ができますか?
とにかく肌に刺激を与えないよう、優しく触れること。それから、お湯が熱過ぎたり長くつかり過ぎたりすると、肌からどんどん水分が抜けてしまうので、肌が乾燥してしまう可能性も。ですので、熱めの長湯はなるべく避けましょう。あとはときどき肌の状態を見てあげながら、楽しいお風呂時間を過ごしてもらえればと思います。
楽しいお風呂時間にするために一番大事なことは、親が心と時間に余裕を持つことです。数年後には一緒にお風呂に入る機会もなくなりますので、今しかできない子どもとの入浴をしっかり楽しみましょう!
なるほど、よくわかりました!家に帰ったら、さっそく「hadakara ピュアマイルドタイプ」を使って子どもたちとお風呂に入ってみます。今日はありがとうございました!
hadakara ピュアマイルドタイプを、我が家でも使ってみた!
泉先生や佐久間さんのアドバイスを胸に、いざ今日もお風呂へ。
湯船につかっているあいだは、コミュニケーションの時間。一緒に大好きなアニメの主題歌を歌ったり、ペンギンの人形と水鉄砲で遊んだりして、いつもよりゆっくり遊びました。浴槽の縁に不安定な姿勢で座ったりするのも、今日は淡々と注意。泉先生のアドバイスのおかげで、あまりカリカリせず、リラックスして向き合えたような気がします。
「hadakaraピュアマイルドタイプ」の泡を手に取ると、浴室中にふんわりとホワイトピーチの香りが…!子どもたちは「もものにおいだね!?」と、大はしゃぎ。安定感のあるボトルなので、3歳でも押しやすく、上手に泡を出せていました。なめらかな泡のおかげか、子どもたちが自分でからだを洗う手つきも、楽しそうです。
座談会を通じて、子どもとのお風呂は楽しんで入るのが一番なんだなぁと感じました。その上で、デリケートな肌を泡で優しくキレイに洗えるように、道具や声かけを工夫できたら満点ですね。平日はどうしても時間がなくてせかせかしてしまうけど、一緒にお風呂に入るのも、きっとあと数年間のこと。なるべくおおらかな気持ちで、今を楽しめたらなと思います。
・当記事に掲載の情報は、執筆者の個人的見解で、すべてがライオン株式会社の見解を示すものではありません。
・この記事の内容は、2023年5月時点での情報です。
イラスト:あきばさやか 編集:ノオト
この記事を書いた人
菅原 さくら
ライター・編集者。1987年1月16日生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランス、雑誌『走るひと』チーフなど。パーソナルなインタビューや対談が得意で、多くの俳優やクリエイターに取材。X(旧Twitter) @sakura011626
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下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
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