花粉が飛散する時期の衣類への「付着量」は?
衣類への花粉の付着量について、ライオンが調査。花粉が飛散する時期に屋外を1時間散策すると、セーター1着にはなんと約8万個の花粉がつくことがわかりました!さらに衣類の素材によっても付着量が異なることが判明。原因の1つは、静電気の大きさ。綿のシャツよりもウールのセーターの方が多くの花粉をつけてしまうのです。
「花粉」の衣類への「付着量」を調査
ライオンの研究所では、外出時に「花粉」がどれくらい衣類につくか「付着量」を確認するため試験をしました(2004年)。
研究員数名が、花粉が飛散する時期(平均飛散量:600個/㎥)に屋外を1時間散策し、衣類に付着した花粉を集計した結果です。
「セーター」には約8万個の花粉が!
調査の結果、ウールの「セーター」では、1c㎡当たり8個程度の「花粉」が付着していました。セーター1着に換算すると、約8万個の花粉が付着していることになります。
また、花粉の季節に6畳間(面積9.9㎡、高さ2.3m)では1日約20万個※の花粉が存在するといわれているので、ウールのセーターには室内に落下した花粉の40%相当分が付着していることになります。
- ※出典:奥田、住居内花粉数とその処置 アレルギー第52巻(2003年)
「素材」によって付着量が変わる
さらに、衣類の「素材」によっても、花粉の付着量は異なることがわかりました。綿のシャツよりもウールのセーターの方が、花粉が多く付着していたのです。
では、なぜ素材によって花粉の付着量が異なるのでしょうか?
原因の1つとして、花粉の付着に衣類の「静電気」が関与しているからです。また、衣類についた花粉が室内で落ちるのは、外よりも室内の方が、湿度が高いからです。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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