ルーティンを変えたら毎日が楽しくなる!?ライター・地主恵亮が実践してみた
多くの人が、毎日当たり前に行っている習慣...例えば「歯みがき」「入浴」「洗濯」など。日々のルーティンとなったこれらを、ルーティンがゆえに無意識に行っている人も少なくないのでは。この、型にはまった習慣を楽しく変えることが、毎日をもっと輝かせることにつながるヒントかも!?そう考えたライターの地主恵亮さんに、日々の習慣を楽しく変えるあらゆるアイデアを試してもらいました!
当たり前の時間をもっと楽しむ!
我々にはルーティンという作業がある。ルーティンは毎日必ずやらなければならいことだ。人生はこのルーティンをいかに楽しむかではないだろうか。
上記の写真は私だ。地主だ。何を隠そう、ルーティンに飽きてしまった。日々の歯みがきや洗濯、入浴に飽きを感じ始めた結果、笑顔が消えた。身内の間では「笑顔がかわいい」で意見が一致する私だったのに…。それは大変なことだ。
笑顔を取り戻すには、ルーティンに変化をもたらせばいいのではないかと考えた。小さなことでもいい。ルーティンに何かしらの工夫をすることで当たり前だった時間が楽しくなると思うのだ。自ら変化を起こすことでマンネリではないルーティンを作り上げていくのだ。以前から考えていたアイデアを実際にやってみたいと思う。
※編集部注:この記事では、ライターの地主さんが「毎日のルーティンを変えれば、日々の暮らしが輝くかも!」と突如思いつき、本気を出していろいろやってみたというものです。読者の皆さまは、ぜひこの独特の地主さんワールドをご堪能いただければ幸いです。
アイテムの使い分けと水にこだわる【歯みがき編】
まずは「歯みがき」というルーティンに変化をもたらしたい。歯みがきは朝昼晩の食事の後に1日3回するとすれば、1か月で約90回、1年では1000回を超える。歯みがきは歯を守るために絶対に必要なルーティンではあるが、年に1000回だもん、私はどこかマンネリを感じていた。
- 左から、[医薬部外品]販売名:クリニカQ、クリニカT、システマCKb、ライオンデンタルペーストYC、ライオンデンタルペーストYDa
もしかしたら、いつも同じハミガキを使うから飽きてしまったのではないか?これまでの私は1本のハミガキを使い切ることが当然だと思っていた。しかし、複数のハミガキを用意して、朝昼晩と、その時の気分で選択する。これだ!と選び取ったハミガキを使うことで、毎回の歯みがき時間に、何かしらの変化が生まれるのではないだろうか。
今回は思い切って贅沢に5本も用意してみた。すべて香味が異なる。スパイシーミント、ピュアリーミント、クールミント、ブライトニングフローラルミント、シトラスミント味だ。選ぶ楽しみが歯みがきをするたびにあるのだ。これはなかなかにいいアイデアだった。
もちろん効果で選んでもいいだろう。ホワイトニングや口臭ケア、フッ素が高濃度入っているものなど、様々だ。選択肢は体感で無限なのだ。
結果、毎回ワクワクすることになった。毎回選べるのだ。どこかの洋服屋に行って「好きなものを買っていいよ」と言われた時のような選ぶ喜びだ。それが歯みがきだから、日に最低3回もあるのだ。歯みがきが楽しみになる改革だった。オススメだ。
ハミガキの次は、歯のみがき方を見直してみる。これまでの私はだいたい、テレビを見ながら10分ほど時間をかけて歯みがきをしていた。正直、ダラダラしていたと思う。考えれば、食事や会話といった日々の生活を支えてくれている歯に失礼だったかもしれない。
ハッとした私は、歯の1本1本をていねいにみがくことを意識し始めた。みがくというより、みがき上げるという表現がいいかもしれない。鏡を見ながら、歯を観察しながらみがく。歯の形がそれぞれ異なることにも気がつく。
これもなかなかに良くて、没頭してしまった。時間を忘れてしまうほど集中してしまったのだ。今までのルーティンの歯みがきにはなかったことだ。朝の忙しい時間は厳しいけれど、夜なら続けられそうだ。今日もありがとう、と歯に感謝しながらみがくのだ。やがて歯からもありがとうの声が聞こえた気がした。
ハブラシに加えて、タフトブラシでみがくのもいいかもしれないとやってみた。気になっていたけれど使ったことはなかったのだ。新しいアイテムを投入することは、シンプルにワクワクする。
タフトブラシは歯の奥の奥までみがける感じがした。歯がキラキラしてくる感じがする。歯がキラキラすると日常もまたキラキラするのだ、私の気分としては。そこにエビデンスはないけれど、キラキラした気がするので、タフトブラシを使うのもありだ。
ささやかな変化ではあるが、歯みがき時間のテンションがいつもより楽しくなってきた。テンションが上がった私は、たまには値段の高い水でうがいをするのはどうだろう、と試してみた。普通のうがいは蛇口から出てくる水道水でしているところだが、飲料水として普段からストックしている富士山の水を使った。ハブラシのバリエーション、歯のみがき方にこだわり、タフトブラシまで取り入れ始めたので、最後のうがいの水にもこだわってみたいと思ったのだ。富士山のパワー的なものが歯に伝わる、気がする。
歯が喜んでいるのがわかる。やはりそこにエビデンスはない。間違いなく、水道水でうがいをした時と同じ効果だと思うけれど、気分が違う。そのようなことを大切にすることで、ルーティンが今までとは違うものになるのではないだろうか。
毎日の歯みがきに飽きたような気がしていた私だが、ささやかなアイデアを試していくだけで、なんだか豊かな時間になった。変化って大事だと実感した。
実はライオンさんも常に変化を続けている。クリニカ史上初、ブラシ部にラバー素材を採用したハブラシが発売されたので、さらに変化を与えるべく使ってみた。
使ってみると、毛先がラバーでしなるためなのか、グリップ力のようなものを感じた。歯の1本1本に吸いつくようにグリップしてキレイにみがけていて心地良いし、実際に歯はツルツルになった。これはなかなか良い。ラバーだけど、ゴム臭さみたいなものは皆無ですよ。
ルーティンの中で使用するアイテムを変えてみるというのは、変化をもたらす方法としてオーソドックスでありながら、大きな実感を伴うのだ。
静と動、自信と独断のあいだ【洗濯編】
洗濯もまた日々のルーティンだと思う。洗濯物は溜めたくない。だから私はほぼ毎日洗濯をしている。歯みがきのように変化をもたらしてみよう。
水がたまり、泡立つ様子をただ見てみた。ひたすら見るのだ。美しい滝を見るとか、焚き火を見るとかに近いものがあるのではないだろうか。とかく現代人はせっかちである。タイパ(タイムパフォーマンス)が重視され、時短や効率化を日々追求している。かくいう私もそういう面がないではないが、時には無目的な時間を過ごしてみるのもいいのではないか。洗濯機や水と向き合う時間は自分と向き合う時間でもある。あくまで気分としてはだ。
その様子を眺め終わってから初めて洗濯物を投入する。
水と泡に洗濯物がなじんだら、フタを閉じて回転をスタートさせる。そしてある程度回したところで洗濯機を一旦止めて、また眺める。我々人間は動きがないものをモチーフとして、そこから何かしらのメッセージを感じ取ろうとする生き物だ。
この洗濯機の中は、さしずめ枯山水と同じようなものなのではないだろうか。禅がある。水になじんだ洗濯機の中の洗濯物には。悟りのようなものを感じることができる。枯山水との大きな違いは、枯山水は水がないのに水を表現するが、洗濯機の中は水だらけなことだ。じゃあ違うか。でもいつもの洗濯では感じることのできなかった感情を得ることができる。
さらにこうだ。
洗濯が終われば、普通は物干し竿に干すことになる。乾燥させるためだ。それを自分でやってみようという試みだ。自分や家族が着るものなので、自然に任せず、あるいは乾燥機に任せず、自分で濡れた洗濯物を持って走り、乾かすのだ。
ただこれはなんというか、違ったなと思った。めちゃくちゃキツいのだ。15分くらい走ったけれど、洗濯物が乾くことはなく、普通に干した方が良い気がした。洗濯物を持って走ると風の抵抗が大きくなるのか、普通に走るより疲れる。このようなトライアンドエラーがルーティンに新たなる変化を生むのではないだろうか。思いついたらなんでもやってみるのがいいかもしれない。これは失敗だったけれど。
場を整え自分自身に没頭する【入浴編】
最後の見直したいルーティンは「入浴」だ。これもやはり毎日のことだ。個人的に清潔感が人生の大切なテーマなので、やはり入浴は毎日しなければ、と思っている。毎日のことだから無理に頭を使わなくていいのだけれど、マンネリ化してきてしまうのも、それはそれで嫌なのである。
入浴はお風呂掃除から始まる。だから、まずはお風呂掃除の負担が少しでも減るようなルーティンを見つけたい。
そこで、「おふろの防カビくん煙剤」を使ってみた。これは2か月に1回使うことで、黒カビの原因菌を除去して、黒カビの発生を防ぐものだ。なんとなく商品説明をしてしまったが、ここの記事を読んでいただいている方には効果のほどまで含めて釈迦に説法かもしれない。しかし自分は「ライオンさんにはお世話になっている」と言っておきながら、使ったことがなかったのである。
何はともあれ、掃除に予防という概念を取り入れることはなかなかにいいアイデアだ。ルーティンの簡略化は基本的なことだと思うから。
掃除が終わったら湯船にお湯を溜める。いざ入浴である。まずは自分のからだをキレイに洗う。
歯みがきで得た知見を応用して、足の指1本1本までていねいに洗ってみた。歯を1本1本みがいた時と同じように洗い上げていく。足の指が左右で違うこともわかる。そのようなことを観察しながら洗う。すると、からだがキラキラになるのだ。からだがキラキラすると日常もキラキラするのだ。キラキラでまぶし過ぎるほどで、サングラスが欲しくなる。そのような気がしてくるから、入浴が楽しくなるのだ。
ちなみに急にイラストになったのは、私が裸だから。これも変化である。
湯船につかる時は電気を消してみた。目に入る情報が少なくなる。するとさらにリラックスできるように感じる。
明るい時よりお湯の感触を感じることができる。それも全身に。からだが溶けていくような感覚を覚える。頭を空っぽにすることができて、贅沢な時間が生まれたのだ。ボタン1つでいつもの入浴が別体験になる。湯船にまでついスマホを持ち込んでしまう人に、ぜひ試してほしい。今夜すぐにやるべきだ。
「日常」の中に新しい発見はある
「歯みがき」「洗濯」「入浴」と毎日の家事において、いくつかの新しいアクションを起こしてみた。基本的にはどれも大正解だった気がする。洗濯物を走って乾かすというのは失敗だった気もするけれど。選ぶこと、できること、がたくさんあると、ルーティンが楽しくなるのではないだろうか。今回いろいろやってみてそんな気がした。トライアンドエラーがルーティンに革命をもたらすと思っている。ルーティンを見直しているうちに、私に笑顔も戻ってきた。
変えようがないと心のどこか思っていた日々の習慣も、ちょっとしたアイデアや工夫次第で楽しくなる。そう、みんな、思いついたらどんどんやっていくべきなのだ。
皆さんにも、暮らしを輝かせるアイデアをぜひ見つけてもらいたい。あとオススメがあったら教えてください。
・当記事に掲載の情報は、執筆者の個人的見解で、全てがライオン株式会社の見解を示すものではありません。
この記事を書いた人
地主恵亮
1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「ひとりぼっちを全力で楽しむ」(すばる舎)がある。
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