コーヒーやワインのシミは時間が勝負!キレイに落とすための応急処置
汚したくない洋服にかぎって、うっかりコーヒーやワインをこぼしてしまいがち。でも、こぼしてすぐの応急処置で、シミの汚れ落ちに差が出るって知ってましたか?コツは「ぬらしたティッシュでシミの水分をつまみ取る」こと。携帯サイズの「シミとり剤」を持ち歩くとさらに安心です。そして帰宅後はすみやかにお洗濯を!
“うっかり”コーヒーやワインのシミを作ったことありませんか?
洋服にシミをつけてしまう時は、誰にでもありますよね。よく経験する飲み物のシミとして「コーヒー」、「ワイン」などがあります。美味しく楽しんでいる最中に、うっかりこぼしたり、衣類にはねてしまったり……。そんな、予期せぬシミをつけてしまった時に、帰宅してからすぐに洗濯できない場合だってありますよね。そんな時は、応急処置がシミをキレイに落とす鍵となります。
シミって種類があるの?
シミには、水と洗剤で落ちやすい「水溶性」と、ベンジンやアルコールなどの有機溶剤で落ちやすい「油溶性」の2種類があります。主に、飲み物などのシミは、「水溶性」。ジュース、酒類(ワイン、日本酒、ビールなど)、コーヒーなどが水溶性に当たります。それ以外にも、血液、汗なども水溶性です。
応急処置の基本的な「手順」
シミをつけてしまった時の応急処置は、次のような「手順」で行います。時間が経つと落ちにくくなるので、その場ですぐに実践できるよう、処置の仕方を覚えておきましょう。
シミをつけてしまったら、まずはすぐに応急処置を!
応急処置をすれば、汚れやシミはぐっと落としやすくなります。以下は、シミをつけた時にすぐにできる対応方法です。
シミの水分をできるだけ移し取るため、濡れたティッシュなどを使ってできる限りつまみ取ります。
あとは乾いたティッシュなどで押さえて水分を取り除き、自然に乾燥させます。
いざという時のシミ対策として、携帯できるサイズの市販の「シミとり剤」をバッグに入れておくのもおすすめ。水性と油性のどちらのシミにも効果を発揮するので、とても便利です。外出先でシミをつくってしまった時、すぐにシミの応急処置ができるし、もちろん、お家での染み抜きにも大活躍します。詳しい使い方はコチラをご覧ください。
早めに洗濯をしよう!
帰宅後は、できる限り早めに洗濯をしましょう。
そのままお洗濯するよりも、「液体酸素系漂白剤」を塗布してからお洗濯する方が、シミ汚れが良く落ちます。
*液体酸素系漂白剤を直接塗布した場合は、放置せずに、すぐにお洗濯しましょう。
うっかり放置してしまった場合は
シミ汚れをうっかり放置してしまった場合にも、「液体酸素系漂白剤」が救世主!時間が経ったシミ汚れに直接塗布して洗濯することで、時間が経ったシミ汚れを落とす手助けをしてくれます。覚えておくと、いざシミを作ってしまった場合にも焦らずに対応ができそうですね。
TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!
時間が経過すると、シミの落ち具合はどのように変化するの?
つい放置してしまいがちな飲み物のシミ。今回ご紹介したような水溶性のシミは、時間が経ってしまうと、お洗濯後のシミの落ち具合が変わります。実際にコーヒーのシミを付けた布で、違いを調べてみました。
写真のように、シミをつけてすぐに洗濯した場合と、1週間シミをそのままにしてお洗濯した場合で落ち具合を比較してみました。1週間シミをそのままにした場合には、洗濯をしても輪ジミになって残ってしまいましたが、直後に洗濯をした場合にはほぼ見えなくなる程度に落ちました(※こぼしたコーヒーの量や種類によって、すべてのシミが落ちるわけではありません)。1週間放置したシミは、液体酸素系漂白剤を直接塗布して洗濯すると、直後に洗濯した時と同等の落ち具合でした。
お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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