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子どものお口に健やかな未来を!新プロジェクト「おくち育」に込めた思い

子どものお口に健やかな未来を!新プロジェクト「おくち育」に込めた思い

健やかな歯とお口まわりを守る習慣を、子どものうちから育てていこう。2023年春、ライオンは「おくち育(いく)」と名付けた新プロジェクトを立ち上げました。第一弾では、噛む力やあごの発育を促進&チェックする6~12歳を対象にした『噛もっと!グミ』『噛もっと!ガム』を発売。自身も子育て中であるオーラルケア事業部の遠藤さんに、プロジェクトに込めた思いを聞きました。

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おくち育担当の遠藤

おくち育担当:遠藤
初めての子育てで「子どもの歯を守る」難しさを実感したことがきっかけで、「おくち育」プロジェクトの立ち上げ中心メンバーに。プライベートでは小学生のママ。

開発者自身が子育て中に感じた、子どものお口まわりの悩み

「歯みがきが嫌い」「噛む力が弱い」など、保護者の多くが気になっている「子どもの歯やお口まわり」のあれこれ。実は、ライオンオーラルケア事業部・遠藤さんも、初めての子育てを通じてこんな悩みを抱えていました。

子どものお口に健やかな未来を!新プロジェクト「おくち育」に込めた思い 漫画P1

子どものお口に健やかな未来を!新プロジェクト「おくち育」に込めた思い 漫画P2

子どものお口に健やかな未来を!新プロジェクト「おくち育」に込めた思い 漫画P3

子育て中の親はみんな「歯」の情報で迷子になっている?

――遠藤さんが抱えていた子どもの歯やお口まわりの悩みは、子育て中の多くの保護者に共通する悩みですよね。ライオンの新プロジェクト「おくち育(いく)」が生まれた背景には、そうした事情も関係していたのでしょうか?

遠藤 私自身も小学生の娘がいる母親なのですが、子どもの歯のケアに関しては常に何かしら悩みを抱えていました。歯みがきを嫌がる、歯並びが心配、食事の食べ方がちょっと気になる、もし歯列矯正をするならどのタイミングで始めるべきかなど、歯やお口まわりって子どもの成長とともにいろいろな悩みが出てきますよね。

それなのに、そうした悩みの答えを探してネット検索をしても、不確かな情報が溢れかえっていて何が正解かがわかりません。私の親に聞いてみても『心配し過ぎだよ。なんとかなるでしょ』といった答えで、あまりあてにはならない。さらに、自分が子どもの頃とは、歯のケアやお口まわりの常識も変わってきています。

情報迷子になったまま、わが子の歯のケアが負担になっている。そんな保護者はきっと私だけではないだろうな、という思いが子育てをしながらずっと自分の中にありました。

そこから、子どもが楽しみながら歯を大切にする習慣や意識を身につけられて、親の心の負担も軽くなる。そんなサービスを作りたい、と思って立ち上げたのが、1〜12歳までの子どもを対象としたオーラルケアプログラム「おくち育」です。

――第一弾商品の『噛もっと!グミ』『噛もっと!ガム』は、どんな商品なのでしょう?

遠藤 『噛もっと!グミ』『噛もっと!ガム』は、子どもの噛む力を育てるための、いわばおいしく味わえるトレーニング用アイテムです。対象年齢は6~12歳の乳歯が永久歯に生え変わるタイミングの子どもたち。

なぜ「おくち育」の第一弾がこのグミとガムという形になったのかというと、歯の健康について考えていくと、幼少期から『噛む力』を育てていくことがとても大切だということが明らかになったからです。

『噛もっと!セット』の商品

『噛もっと!セット』は、公式サイトの通信販売でのみ販売中(2023年8月現在)

遠藤 例えば、『噛む』と聞くと口を動かしてモグモグする、というイメージを抱く人がほとんどだと思います。でも実際の『噛む動作』って、あごや口まわりをしっかりと動かす、口に入れたものを歯で砕く、奥歯ですりつぶす、舌の筋肉を使ってそれらを混ぜ合わせる、しっかり飲み込む、というさまざまな作業が組み合わさって初めてできることなんですね。

こうした作業で必要となるお口まわりの筋肉は、しっかりと普段から意識しないとなかなか身につかないといわれています。

遠藤さんのインタビューカット

子ども向け「IOTハブラシ」を企画、発売した経験もある遠藤さん

遠藤 また、噛む力を鍛えることは、普段の食事だけではなく、歯並びや滑舌とも関係があります。

歯並びが悪くなってしまう原因は様々ですが、あごがしっかり育たないと歯の土台となる歯ぐきのスペースが狭いままなので、せっかく生えてきた新しい歯が窮屈な場所で育ってしまうことになるんですね。結果、歯並びが悪くなってしまうこともあるそうです。

お口まわりや舌の筋肉も、あまり使わないままでいると、『滑舌が悪くなる』『笑顔がうまく作れない』などの影響が出てくることもあります。お口がいつもポカンと開いてしまう子も、口腔機能が発達していないことが原因かもしれません。

遠藤 そうした研究結果を踏まえた上で、噛む力=口腔機能を育てる狙いで私たちが開発したのが『噛もっと!グミ』『噛もっと!ガム』、そして正しい情報を楽しく伝えるための公式サイトです。

まず、グミの特徴は、弾力性の高さ。1日2枚が目安で、左右の奥歯で100回くらい噛むのがおすすめです。おやつ感覚で毎日よく噛む習慣をつけることによって、噛む力をしっかりと鍛えられるように設計しています。

グミとガム商品のカット

写真左の「グミ」はグレープ味。右の「ガム」はソーダ味

――おやつ代わりにグミをよく噛むことが、歯の土台を作るトレーニングにもなるんですね!

遠藤 はい。ですが、ただグミを食べ続けるだけでは、噛む力が育っているのかどうかまではわかりませんよね。そこで、継続の効果を実感できるようにとセットで開発したのが『噛もっと!ガム』です。

ちなみに、『噛もっと!』は3つのステップをご用意しています。

噛もっと!の3STEPを説明するイラスト

遠藤 まずは、公式サイトで会員登録をしていただいたら、お子さまの歯をスマホで撮影していただき、現在の歯並びの状態をチェックします。

次に、赤と青の2色セットになっている『噛もっと!ガム』を40回ほどよく噛んで、混ざり具合=噛む力がどれくらいあるかをチェックします。

その上で、『噛もっと!グミ』を噛む習慣を毎日続けていく。この3ステップを通じて、噛む力をしっかりと育んでいくことが目的です。

ゲーム感覚で子どもが楽しめる工夫が隅々まで

――2色のガムの色の混ざり具合で、噛む力のレベルがわかるのがおもしろいですね。噛む力がやや弱いと「ねこさんレベル」、しっかり強めだと「しろくまレベル」と動物で表示されるのもわかりやすくて楽しめます。

WEBアプリの画面の様子

お口にまつわる豆知識なども豊富なWEBアプリ

遠藤 習いごとでもなんでもそうだと思うのですが、子どもって最初は楽しく始められるんですよ。でも、それを継続させることはものすごくむずかしい(苦笑)。

ですから、なぜ噛む力が大切なのか、噛む力が育つとどんないい効果があるのかを、会員サイトではていねいに楽しく伝えることを心がけています。今の自分の噛む力のレベルを動物でイメージしやすくしていることもそうですし、噛む力がアップすれば子ども自身が『やった!前よりもレベルが上がったぞ』と真剣に楽しめます。

また、ガムは風船ガムとして膨らむようにしていますので、口の中で舌の筋肉を使ってうまく風船を膨らませる練習をすることも、実は口腔機能のトレーニングになるんですよ。

▼動画でわかる「噛もっと!」はこちら!

 

――親がただ一方的に押しつけたり、手を出したりするのではなく、子ども自身が自分でできるようになっていく。そのための「噛む力」トレーニングなんですね。

遠藤 親が子どもの歯のケアに関与できる時間は、長い人生のなかでも、ごくわずかですよね。いずれは子ども自身が、自分の歯やお口のケアについて自分ごととして考えなければならない日が必ず来ます。

噛む力を楽しく鍛えることによって、やる気や向上心も刺激される。こうした習慣をきっかけに自分の頭で考え、実践し、続けていく力も身につけてほしい。それは、生きる力そのものとも直結していると、私たちは考えています。

ただ、その責任を親御さんだけが抱えるのは、あまりに大変ですよね。「おくち育」サービスを活用していただくことで、保護者の方々の負担を少しでも軽くしていきたい。保護者の皆さんに寄り添うサービスであること、それもこのプロジェクトの大切な目的です。

遠藤さんのインタビューカット

「お口の健康からからだの成長をサポートしていきたい!」と話してくれた遠藤さん

ライオン社内からも応援&共感が多く寄せられた理由とは?

――新規プロジェクトとして発売に至るまでに、社内からはどのような反応がありましたか?

遠藤 グミとガムの開発・製造・販売、会員サイトの制作、コピーライティングなど、「おくち育」プロジェクトは様々な部署を横断する取り組みでしたが、子育て中のパパ・ママ社員からの共感や応援の声がすごくたくさん寄せられたことは印象的でした。

『うちの子もこんな大変なことがあって』『歯って本当に大事だよね』といった声が行く先々で耳に入ってきて、こんなに一体感を持って進められたプロジェクトもそうないんじゃないかな?というくらいでしたね。

そうした社内の反応を通じて、改めて「おくち育」というサービスの必要性を感じましたし、今後はお客さまの声をしっかりと反映させてどんどんサービスを改善・拡大していけたらと思っています。

噛もっと!グミの商品パッケージ

『噛もっと!セット』は「初回限定15日分お試しプラン」「定期おトク便プラン」「1か月分購入プラン」から選ぶことができる

「おくち育」が目指すのは、親子が笑顔でいられる未来

――最後に、「おくち育」プロジェクトが目指すところを教えてください。


遠藤 歯やお口まわりのケアを通じて、子どもと親、どちらも笑顔になれる瞬間をもっと増やしていきたいです。

歯みがきをはじめとした子どものお口まわりのケアは、どうしても義務感が先立って肩の力が入ってしまいがちですよね。でも、子どもが『噛もっと!』グミをおいしく食べたり、ガムや会員サイトで噛む力をチェックしたりすることで、楽しみながら子ども自身の『噛む力』が育まれていくはずです。

歯や噛む力の変化がわかれば、『おお、上手にみがけるようになってきたね!』『噛む力が強くなってきたみたいだよ』とわが子を褒める機会も増えるはずです。大人に褒め言葉をかけられると、子どものやる気はさらに高まりますよね。それが良い生活習慣となりつながっていけば、理想的な循環が期待できるのではないでしょうか。

私自身も日々子育てに悩んでいる働くママですから、『もっとこんなサービスやお役立ちグッズがあればいいのに』と感じる場面がまだまだたくさんあります。同じような思いを抱えているママやパパの気持ち、そして子どもの成長にもっと寄り添っていけるようなサービスを今後も追求していくつもりです。

遠藤さん

イラスト/漫画:さざなみ
撮影:小野奈那子
編集:ノオト

・当記事に掲載の情報は、執筆者の個人的見解で、すべてがライオン株式会社の見解を示すものではありません。

この記事を書いた人

阿部花恵

阿部花恵

フリーランスの編集者・ライター。育児・教育、働きかた、ジェンダー、LGBTQ、文芸などのテーマを中心に取材・執筆・編集を手掛ける。ハフポスト日本版、東洋経済オンライン、クラシコムジャーナル、「ダ・ヴィンチ」、「AERA MOOK」シリーズなどに寄稿。構成担当の書籍は「女に生まれてモヤってる!」(ジェーン・スー、中野信子)など。

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