二度寝はもうしない。「牛肉の写真」で完全に目が覚めることがわかった
「あと5分だけ寝かせてくれ...」私たちは目覚まし時計の騒々しい音を聞いたり、強い日光を浴びたりして、毎朝二度寝の誘惑と戦っています。しかし、これらの二度寝防止策って、気持ち良い目覚めからは程遠い存在...。「もっと楽しい気分で目覚められる方法はないものか?」そう考えたライター・斎藤充博が、食欲を利用した二度寝防止策を5つ考案!そのなかでも、最も効果的だったのは「牛肉の写真を見る」という方法でした。はてさて、一体どういうことなのでしょうか...?
こんにちは。首都圏で夫婦二人暮らしをしている、ライターの斎藤充博です。
みなさん「寝起き」はいい方でしょうか?僕はあんまりよくありません。先日思いっきり寝坊して、こちらから積極的に営業をかけていたクライアントを交えたオンライン会議に遅刻してしまいました。
オンラインでも「こいつ寝坊していたな」というのは、伝わるものなんですね。超能力かなんかでしょうか。…などととぼけてすませたいのですが、普通にヤバいです。
目覚ましをかけたり、起き抜けにコーヒーを飲んだりと、努力はしているんですが、どうもうまくいきません。
僕にとって、睡眠は宇宙一気持ちのいい行為です。それを中断するのはブラックホール級のつらさがあります。できれば避けたい。
こう考えると寝坊も二度寝もある意味、仕方のないことのような…?
睡眠欲vs食欲!五番勝負を開催
普通に考えても難しそうなので、まったく新しい目覚まし方法を考えることにしました。僕が着目したのは「食欲」です。
食欲は睡眠欲と同じように三大欲求の1つと言われています。完全に同意です。僕にとって、食べることは眠ることと同じくらい、魅力がありますからね。
これを利用しましょう。起きなくてはいけない時間に、「睡眠」を上回る気持ち良さ(「うまそう」「食べたい」)があれば、スッキリと目が覚めることができるはずです。
つまり、目覚める時間に「睡眠欲」と「食欲」を戦わせる。睡眠欲が勝てば寝坊。食欲が勝てば起床、となります。
以下、食欲による目覚まし方法を5つ考えてみました。
1.味噌汁を作る音で目覚める
幼少の頃、僕が寝ていると台所から聞こえてきた「トントントン…」という包丁で野菜を切る音。これは「朝の気持ちの良い音」としてみなさんの頭の中にあるのではないでしょうか。おいしい味噌汁を飲みたくて、気持ち良く目が覚めるはず。
2.寝室にカレーの匂いを充満させる
夕暮れの住宅街にどこからともなくカレーの匂いが漂うと、それだけでとてもお腹が空いてきます。カレーの匂いで目覚めたら、二度寝どころかもうカレーのこと以外考えられなくなるはずです。
3.モーニングのデリバリーを予約
スマホから頼める飲食デリバリーサービスが話題ですが、前日に注文して、次の日の朝に持って来てもらうことが可能です。お気に入りの喫茶店のサンドイッチをデリバリーしたら、きっと二度寝よりも楽しみで起きてしまうはず。
4.朝からビールを飲む
目覚めと共にビールを飲みます。こんなことして良いのかわかりませんが、既成概念を壊すことがとにかく必要なのではないでしょうか。ビールは大好きなので、やって後悔することはないはずです。
5.起き抜けにシズル感のある高級牛肉の塊を見る
肉を見れば食欲がわきたつという人は多いのではないでしょうか。もしも、ベッドサイドに高級な牛肉の塊があったら、寝ているどころではないはずです。ただし、今回は予算と衛生面を考慮いたしまして「牛肉の塊の写真」を使用します。
それでは1つずついってみましょう。はたして食欲は睡眠欲に勝てるのか。
ゴーーーーーーーーン!(勝負の開催を告げる銅鑼の音)
【1回戦】睡眠欲vs味噌汁を作る音
トントントン…。遠くの方で聞こえる、リズミカルな包丁の音で心地良く目が覚めました。夢うつつの状態ということもあって、まるで本当に誰かが味噌汁を作ってくれているみたいに感じます。実際は僕が前日に録音したものなのですが。
しかし、問題は「心地良いリズミカルな音」そのものにありました。一定のリズムを刻む音って、すごく眠くなるんですよ。気がつけば、二度寝の世界にスムーズに移行してしまいました。なんてこった。
完全に食欲の敗北です。
ただし、最高に気持ちのよい二度寝でした…。すごく良い体験にはなったことをお伝えしておきます。
【2回戦】睡眠欲vsカレーの匂い
部屋の中で充満するカレーの香り。また睡眠中どこかで電気調理鍋が「プシュー」と調理を開始する音も聞こえたような気がします。
きっちり目が覚めますね。まず「良い匂いで目が覚めるんだ」ということに驚きです。しばし布団の中でカレーの匂いを楽しみます。うまそう。
カレーの匂いってものすごく落ち着きますね。辛さで目が覚めるようなイメージがあったのですが、それってカレーの「味」ですよね。
本当に良い匂いだな…。食べたいな…。そう思っていたら、また寝ていました。あれ、これはさっきの味噌汁と同じパターンだな。
また食欲の敗北です。
なお、電気調理鍋で作ったチキンカレーはものすごくおいしかったです。食べたらとても元気になりました。これなら一日がんばれるな。
【3回戦】睡眠欲vs推し飯のデリバリー
デリバリーの配達員さんが玄関のチャイムを押す。チャイムの音で目が覚めて、モーニングを受け取る。そんな結果を想定していました。
しかし、モーニングが楽しみすぎて配達予約時間の30分前に、完全に目が覚めていましたね。デリバリーアプリを開くと、「配達員さんがいまどこにいるか」というのがわかります。玄関先でアプリを見ながら「早く来ないかな~」と待ち受けることになりました。
完全に覚醒していますし、むしろ通常よりもだいぶ興奮している状態です。いまから「眠れ」と言われても多分無理。
これは食欲の完全勝利です。
注文したサンドイッチはとてもおいしかったです。一点の曇りもない、最高の朝。お値段は少しはるのですが、定期的にやっていきたいですね。人生の楽しみが1つ増えました。
【4回戦】睡眠欲vs朝ビール
口の中ではじける炭酸の刺激。芳醇な香り。心地よい苦み…。朝一番で飲むビールって、こんなにも情報量が多かったんだ!これはものすごく目が覚めますね。ひょっとしたらアリなのかもしれない。
…でもグラス一杯を飲みほしたら、急に眠気が襲ってきました。あっさりと二度寝。
食欲と睡眠欲が引き分けといったところでしょうか。
余談ですが、ハムエッグってビールのつまみにしても良いし、朝ご飯にパンと一緒に食べても良い。万能な存在ですね。ハムエッグ、君は本当にすごいやつだぜ。君のようになりたい…(寝ぼけながら酔っている)。
【最終戦】睡眠欲vs高級牛肉
実際の様子がこちらです。
わけわかんないですね。でもそのわけわかんなさで、頭の中に一気に緊張感が走ります。朝の頭が働いていない状態だと、額装された写真が「焼肉屋」あるいは「肉屋」としか思えないんです。
写真を見つめていると次第に「そうか…。ここは焼肉屋でも肉屋でもなく、自分の家…」と思考が整理されます。その過程で頭が回転し、次第に覚醒していく、これはすごいですね。
食欲の完全勝利です。
ただ、食欲というか「混乱で目が覚めている」というのが正確なところですが…。
なお、朝はいつも眠そうにしている妻が「牛肉の写真を見たら一気に目が覚めた」と言っていました。意外といろいろな人におすすめできる方法なのかもしれません。
睡眠欲も食欲もどっちもステキ!ハッピーな人生を!
ゴーーーーーーーーン!(勝負の終わりを告げる銅鑼の音)
最終的な結果をまとめると次のようになります。
・味噌汁の音……×
・カレーのにおい……×
・デリバリー……○
・ビール……△
・牛肉の写真……◎
この中で一番スッキリと目が覚めたのはなんといっても「牛肉の写真」です。フリー写真素材をコンビニでカラー印刷して額装しただけなので、それほど手間もお金もかかりません。
あなたのお部屋にも「牛肉の写真」を飾ってみませんか。やっぱり変かな?
一方で、味噌汁の音やカレーなど、うまくいかなくて二度寝をしてしまったものもありました。失敗のように思えるかもしれませんが、結果的にはすべて気持ち良くなっていたので、人生のあり方としてはハッピーといえるのではないでしょうか。オンライン会議には遅刻してしまうかもしれませんが、おおらかな心を僕は持ちたい。
エキシビジョンマッチ!第六感で妻は起きるのか?
今回の企画はこれでいったん終わったのですが、ちょっと気になることがありまして…。それは同じ部屋で寝ている僕の妻です。妻は僕の1000倍寝起きが悪い。だいたい僕が起こしていることが多いです。
でも、毎日同じように起こすのも、飽き飽きなんですよね…。ちょっと変わった起こし方を試してみました。
試したのは「妻は見ているだけで起きるのか」ということ。
全然ダメでしたね。こちらがどれだけ視線を送っても動じない、鋼のような睡眠。これはこれで、素晴らしいです。まあ、これからも普通に起こすしかないか…。
全然関係ない話題まで読んでいただいてありがとうございました。
いろいろ工夫して、気持ちよく目覚められるようにしていきましょう~!
・当記事に掲載の情報は、執筆者の個人的見解で、ライオン株式会社の見解を示すものではありません。
この記事を書いた人
斎藤充博
1982年生まれ。マンガを描く指圧師。はりきって仕事をしたいのに、食後の昼寝がやめられない。毎日気がつくと夕方になっている。もう動物園の動物になりたいです。
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