大人になってから感性を磨くには?盆栽アーティストと専門家に聞いた!
感性が豊かで、クリエイティブな男になりたいーー。30代になり、趣味嗜好の変化を感じ始めたライター・みくのしんが、自身の感性を高めるべく、日本を代表する盆栽アーティスト・平尾成志さんに日頃から意識している感性を磨く方法を教えてもらいました。また、慶應義塾大学・川畑秀明教授には、人が感性を刺激される時に脳内で起こる変化や、大人になってから感性を育むより具体的なアドバイスを教えていただきました。
いくつになってもクリエイティブな男に憧れる!
こんにちは、会社員をしながらライターをしております。みくのしんといいます(ガッツリ本名で未来之進と書きます。どうですか?僕は気に入ってます)。
本当に私事ですが、先日、スーパーで購入して食べたアボカドの種からなんと芽が出まして、日々それを見ながらお酒を飲んではニヤニヤし、そして寝る。という生活を送っています。本当に私事ですね。
可愛いですね。
さほど興味のなかった物も大人になるに連れてその“良さ”が分かってくるのか、20代の頃は想像もつかなかった興味が、30歳にもなると随所に湧いてくるのを日々感じています。
そんな僕が最近ちょっと気になっているのが、「盆栽」です。
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僕にとっては、「盆栽=おじいさんが庭で楽しむ趣味」というイメージでしたが、今は世界的にも注目される日本のカルチャーなんだとか…。
しかも、活躍されている盆栽アーティストはみんなかっこいいんですよね…。
この域にどうやってたどり着いたのだろうか…?その感性はどうやって鍛えているのだろうか…?羨ましいし!めちゃくちゃ気になる…!
ということで、今回は日本を代表する盆栽アーティストである平尾成志さんに、感性についてお話を伺いたいと思います。
平尾 成志(ひらお まさし)
1981年生まれ。学生時代に訪れた東福寺方丈庭園に感銘を受け、日本の伝統文化を継承する道を決意。大学卒業後さいたま市北区盆栽町にある蔓青園に弟子入り。専属管理師として盆栽園の管理運営のほか、国内外でデモンストレーション・ワークショップなどを行い、注目を集める。2013年には文化庁の文化交流使を拝命。日本固有の文化である盆栽の美意識と、その楽しみ方を教えるとともに文化交流を行う。現在も各地での盆栽パフォーマンスや技術指導など精力的に活動している。 成勝園HP: http://seishoen.com/
20代になって突如訪れた盆栽との出会い
平尾さんはいつ盆栽に目覚めたんですか?産まれた直後とかですか?
自然が豊かな徳島県の田舎で育ちましたが、小さい頃は盆栽なんて知らなかったですね(笑)。中学生の頃から陸上で長距離を走っていて、アクティブに外で遊んでいる少年でした。
ご家族が趣味で盆栽をなさっていたとかではないんですね。てっきり天才盆栽少年なのかと…!
いえいえ、中高の頃なんて普通の学生でした。感性というか、センスもまったくなかったと思います。やたらカッコいい音楽を知ってるクラスメイトに嫉妬したり(笑)、僕もみんながカッコいいと言ってるものをかっこいいと言えるようになりたかったですよ。
意外!僕と同じじゃないですか…。それではなぜこの道を志そうと思ったんですか?
京都の大学に陸上推薦で入学したものの、当時は勉強もスポーツも自分の中でしっくりきていなくて…。もう何もかもやめて、当時流行っていた人気ドラマの影響で美容師にでもなろうかなぁ、と漠然と思っていたんですが…。
えっ…。
ある日、京都に遊びに来た祖母と一緒に東福寺に行ったんです。そこで、国指定名勝に登録されている方丈庭園(現・本坊庭園)というお庭を見た時に、今までの悩みが一気に吹き飛ぶような、浄化されるような体験をしてまして。あれは、ものすごい衝撃でした。
何かが始まりそうな予感…!ドキドキしてきた!
昭和初期に作られた庭なのに、形を変えずに残っているという事実に興味をすごく持って、「自分も何でもいいから日本の文化を継承したい!」と思ったのが、最初のきっかけですかね。
盆栽アーティストになる前に、そんな黄金体験があったんですね…!
大学を卒業してすぐに庭師の面接に行って「小堀遠州や重森三玲のような作庭家を目指して、造園施工管理技士のような国家資格を取って〜」と夢を語ったのですが、「いやいや、今の時代そんなのできないからやめとき」って言われまして…(笑)
あら…。
いきなり夢破れて「これからどうしよ?」と思いながら、その足で上野グリーンクラブという会館を歩いていた時に、初めて盆栽を見たんです。
ついに平尾さんと盆栽が出会いましたね!!
はい(笑)。初めて見た盆栽は「林の寄植えスタイル」の作品でした。それを見た瞬間に、幼少期に山の中で基地を作った思い出や、土の匂いなど五感を通じた記憶、自分が今まで見てきた景色が照らし合わせるように蘇ってきて、すごく印象的な体験だったのを覚えています。それで、そのまま盆栽の師匠に弟子入りしました。
出会ってからのスピード感すごっ!
職人として感じる盆栽の魅力は、「ゴールがないこと」
平尾さんが思う、盆栽の魅力ってズバリなんでしょうか?
職人の目線でいえば、「ゴールがないこと」が一番の魅力だと思います。例えば、水やりにしても単純に毎日水を与えればいいわけではなくて、盆栽の乾きや重さをよく見て表面だけうっすら水をやって、粘って粘って木が欲しいタイミングで水やりをすることもあるし、こだわろうと思えば本当に無限にこだわれるんです。追求すれば追求するほど、愛情をかければかけるほど、木は応えてくれます。だから生涯現役として職人を貫けると思います。
ゴールがないのが魅力ってめちゃくちゃかっこいいな。僕も言ってみたい…。
感性が刺激されるキーワードは、「古さ」と「遊び」
ここからが本題なのですが、ずばり平尾さんが直感的に「かっこいいな」と感性を刺激されるものに共通点はありますか?
「古さ」と「遊び」でしょうか。
古さとは?
真新しいモノよりも、自然に風化していくモノに惹かれるんですよね。建築でも車でも盆栽でも、古いということは「歴史を見てきた」ということでしょう。
確かに…!
この盆栽も推定樹齢は150年以上です。ということは、戦争も経験しています。戦火をくぐり抜けてきたからこその味わいや生き様を出すんですよね。なおかつ、盆栽にはいつだって「遊び」があるんですよね。
遊びって、どういう部分ですかね?
昔から、盆栽は「生活を豊かにする」ためにあるものでした。床の間に盆栽を飾るのは、来客に対するその家の主人の心意気なんですよ。そういうのってすごい遊びがあって、粋じゃないですか?
それ、めっちゃめっちゃ粋です。
盆栽のデザインの中には遊びの他にも、緊張と緩和があって、それらを僕はとても大事にしています。なんていうか、萌えますね。
萌え。
盆栽をきっかけに、自分の感性のアンテナが広がっていく
盆栽以外の芸術から、なにか影響を受けることってあるんですか?
もちろんありますよ。盆栽だけを追求していても人が感動するものには繋がらないと思っています。僕は、盆栽を写実のようであり、抽象的であるとも捉えていて、「自然界でこんな木にめぐり逢いたい」という思いを軸に作品を作っていくんですけど、僕は修行時代からいろいろなものを見に行っていましたね。
勉強家だなぁ…。ちなみに一番感動した場所はどこですか?
三宅島ですね。三宅島は当時噴火後の全島避難が終わった後で、山中の木がガスで枯れていて白骨化していたんですが、木の根元からは若葉の新しい命が生えてきていたんです。
聞くだけで迫力があるな。
それを見た時に感じた生命の力強さが、自分の盆栽の表現にそのまま直結したのか、帰ってきて師匠に「なんか変わったね」と言われたことは、はっきり覚えていますね。
そうやって目にした自然一つひとつが平尾さんの感性になっていくんですね。
そうですね。いま話していて、盆栽を始めたことでいろんなことに興味が湧くようになったというのは確実にあるなぁ、と感じました。
意識をむけることって大切なんですね。
ふと立ち寄ったカフェでも「どうしてここは居心地がいいんだろう?椅子の高さ?看板の位置?」など疑問を抱くようになったんです。どこにいってもアンテナを張っている状態になれたのは盆栽があったからですね。日々様々な物に影響を受けたり考えたりしています。
お弟子さんには、感性を磨くためのアドバイスをしますか?
とにかく美術館に行け!と言ってます。一つでもいいから頭に残った作品を探してその良さについて話せるようにしなさい、とも。美術館に行くだけではなくて、作品や展示会場の雰囲気など盆栽のヒントになるものはたくさんあるので、そういうことを感じ取ってほしいですね。
平尾さんに言われると説得力があるわ…。
それと、汚い空間からはキレイなものは絶対に生まれないので、こまめに掃除しよう!とも言ってます。僕らが汚していいのは手だけなんですよ。その他はキレイにしてないとダメだよって伝えています。
かっこいいです…。
ただ、僕が細かく言い過ぎて弟子は参ってるかもしれないですね(笑)
年齢に関係なく、感性は育むことができる
僕が盆栽に興味を持ち始めたのは30歳を過ぎたから、ある程度年齢を重ねたからかな〜とも思っているのですが、平尾さんも歳を重ねるごとに、自分の中の変化は感じますか?
そうですね。最近は物事を意識して許容するように努力しています。昔は神経質でそんな事はできなかったのですけどね。
例えば、どのようなことを意識して許容するようにしてるんですか?
盆栽の場合は、「崩し」といって、作った盆栽を一度崩して自然な新しいラインを形成する技があります。でも、神経質な僕はラインが狂うのが嫌で、1mm単位で「ビチッ」と作っていたんです。ですが、そうじゃなくてそこから少し崩れたような「作られたものではない、完璧ではない美」を追求できるようになってくるのではないか?と、意識的に変わろうと思っています。
そうなんですね。平尾さんは、年齢を重ねても感性は磨くことができると思いますか?
感性を磨くことに、年齢は関係ないけど、心のゆとりは必要なのかなって思います。ワークショップに参加する子どもたちの作品を見ると、「自分もこんな幸せに満ちた盆栽を作りたいな」って感動するんですよ。大人になるといろんなことを考えて、人と合わせようとするけど、子どもはそうじゃない。
なるほど。
僕は、自分がかっこいいと思ったものを表現して、多くの人にもそう思ってもらえる喜びも知ってるし、それを追求することが感性を磨くことに繋がっていく気がします。
今日はお忙しい中ありがとうございました。僕も平尾さんを見習っていろいろな目線で物事を捉えてみようと思います! あと、掃除します!
アラサーからでも感性を磨くことはできるのか??専門家を直撃!
平尾さんから盆栽と感性について伺い、感激したものの、本当に30歳を過ぎた僕にも伸びしろはあるのか…?今からでも感性を高められるなら、そのために何から始めるべきだろうか。よりアカデミックな意見も聞いてみたい!
そう思った僕は、慶應義塾大学で「感性」を研究している川畑秀明教授にお話を伺いました。
川畑 秀明 (かわばた ひであき)
慶應義塾大学文学部人文社会学科教授。心理学や脳科学を学問的基礎として、「美」や「芸術」などの「感性」や「主観性」に関する心や脳の働きや仕組みの解明を目指す。近年では、アートの効用や美意識に関する研究も展開しつつある。著書に『脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 』(ちくま新書)や『美感―感と知の統合』(共著:勁草書房)がある。
3つの構造を持つ「感性」の定義
川畑教授は「感性」が専門とのことですが、そもそも学問的に感性はどのような定義なのでしょうか?
私が定義している感性は、大きく3つの種類に分けられると考えてもらうとわかりやすいと思います。一つ目は芸術や自然などに対して感じる美的な感性『Aesthetics(エステティックス)』、二つ目は外からの刺激の感じやすさ、敏感さなどの感受性を表す『Sensitivity(センシティビティ)』、三つ目は感じ取ることができる能力を表す『Sensibility(センシビリティ)』です。
なるほど…。「センシティビティ」と「センシビリティ」が似ていて、さっそく混乱しています。
ライオン製品でケアして手に入れた「美しい白い歯」はエステティックスに該当しますね。またセンシティビティといえば、最近では、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」を「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」、その頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ぶこともありますが、そのような敏感さも含まれますね。
ほぉ〜。
また、SNSが普及した際に広まった「リア充」という言葉は、「自分は高いセンシビリティを持っている」ということをアピールしたい心理を表したものだったと思います。
なるほど、ちょっとイメージがついてきたかも。
先日お話した盆栽アーティストの平尾さんは、大学を卒業してから盆栽に目覚めたとのことでした。平尾さんも先ほどの3つの感性のうちいずれかが強いということでしょうか。
そうですね。盆栽はセンシビリティが高くないと向き合うことが難しいでしょうから、平尾さんが盆栽に出会うまでに、盆栽に関連するような、なにかしらの感性が磨かれた可能性もありますね。
自然が豊かな場所で育ったとお話されていたので、なんかリンクしてるかも!
脳を刺激する「代理体験」とは?
実は今日は、30代になった自分でも感性を育てることができるのかを聞きたくてやってきました。
結論からいうと、可能です!
やった〜!ちなみに平尾さんは盆栽に限らず、様々なものに対してアンテナを張っているそうなのですが、感性を育むために有効なんですか?
そうですね。有効といえると思います。「代理体験」というのですが…。
代理体験ってなんですか?
人は実際に自分ができないことでも、それらに触れることであたかも自分がそのことを体験しているような感覚になります。これを代理体験と呼びます。その時、脳の「眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)」をはじめとした報酬系とよばれる脳のネットワークが活発に働いて、喜びを感じるのです。例えば、楽器を演奏できない人がプロの音楽奏者が奏でる音色を耳にすることで、自分が表現することを代理で経験している感覚になれるんです。
シンプルに「へー!」。じゃあ僕もいろいろ見聞きすればいいのか!
はい。音楽や芸術、美術作品などに触れる時は、それらをインプットする際の意識をどう高めるかも、大事になってきます。じっくりと絵画を見ることは絵を描くことを代理体験することにもつながるのです!
「量ではなく意識」ということですね。あ!平尾さんは、ただ美術館に行くのではなく、一つでいいから説明できるような作品を見つけることが大切ともおっしゃっていたな…。さすがだ。
みくのしんさんは盆栽に興味を持ち始めていますよね。でも、まだ知識がないから、盆栽を見て具体的な良し悪しは、わからないと思います。
そうですね。わかりません。
せっかく関心を向けても「わからない」で終わってしまうと、思考が停止してしまっている状態となり、感性は育ちません。そういう時は、「盆栽に興味関心がある人はどういう視点で盆栽を見ているのか?」に注目してみるのがオススメです。
なるほど!わからないと、やっぱり自分はセンスがないんだな…って今まではなりがちでした。
むしろその発想自体が自分の感性の扉を閉じてしまっていることもあるので、こういった心がけが、少しずつ感性が育むことにつながっていると思っています。「真似る」が「学ぶ」の語源だっていう説もありますしね。小説家になるトレーニングで偉大な小説家の文章を真似して書きまくるというのを聞いたことがあります。
諦めない精神は大事なんだな…。
他者の視点を取り入れて、感性を磨く
ちょっと個人的な相談になってしまうのですが…。小説など感性が豊かになりそう(?)な書籍を読むのが苦手なんですよね…。これって努力次第でどうにかなるものなんでしょうか?
実は私も、大学まで本を全然読んだことがなかったんですよ。
仲間じゃん!あ。仲間ですね!
そうですね(笑)。私は、ノーベル賞を受賞したガルシア・マルケスの『百年の孤独』という小説を読んだ時に、衝撃的体験をしてから本が好きになったんですよね。全く本を読んだことがない人が読むべき小説ではないですが(笑) 。でも、それで覚醒したんです。
平尾さんも盆栽等に興味がなかった時、京都の本坊庭園をみて衝撃を受けたのがきっかけって言ってました! そういう出会いが欲しい…。
ただ、そういう経験は計画的にできるものではないので、今のみくのしんさんのお悩みなら、まわりの感性が豊かな人がどんな作品を手に取って、どういう風に読み進めているのかに関心を向けると、何かきっかけになるかもしれませんね。
なるほど!さっそく明日から実践してみます。
感性を育むために意識したい「集中」と「リラックス」
衝撃的な体験や、意識してその対象に興味を向けることが感性を磨くことにつながるというのはわかりました!ちなみに、盆栽は一般的に年齢を重ねてから楽しむイメージが強いのですが、なぜなんでしょうか?
これは人間が年齢を重ねるごとに、これまでとは異なる新しい刺激を求める傾向があるためだと考えられます。
と、いいますと?
若い時は、刺激や自分にとって新しいものを求める傾向にあるんです。でも、ある程度充足していくと、その状態から今度は新しいステージを目指していくという形が多いのです。
刺激から、盆栽のような癒やしを求めだす…?
そうですね。ただ、生まれ持って「癒やし」が好きな人は年齢を重ねた後に、「刺激」を求めだす場合も。共通して言えることは、我々人間は新しい環境にもすぐに順応してしまい、そこから求めるレベルがどんどん上がっていくということですね。
どうして僕たちの脳は、新しい欲求をやめないのですか?
新しいことを求めることで喜びを得るのが人間の性(さが)なんです。その仕組みは、人が美しいものを見ている時と同じで、先程もお話しした「報酬系」のネットワークの働きだといわれているんですよね。
僕にもあるんですか?
もちろんあります(笑)。この領域は、芸術作品に触れたり、おいしいものを食べたり、感覚的に「美しい」と感じるような経験をすると活動的になるんです。これは脳にとって「快楽」や「報酬」にほかならないわけです。
脳が報酬を得るために、僕たちは刺激を求めるということなんですね。
はい。この時に、ドーパミンという脳内神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミンって、興奮した時に出るイメージでした。
ドーパミンとは、車で言うと「アクセル」の働きを担っている物質のひとつです。車と同じように「ブレーキ」を使ってバランス良く運転していきたいのは、人間も同じです。「快楽」と「抑制」がある中で、うまくそれらのバランスを取ることが大切になってくるんです。
おれって車だったってこと…?ブーーン…???
たとえの話です…(笑)。若い時に興奮に身を任せて行動していても、心はバランスを取れないし、一方抑制だけでもバランスが乱れる訳なんです。このバランスをいかに整えていくのか?というのが感性を育むためにもとても重要になってくるのかと思います。
そのバランスを取るには、どうしたらよいのでしょうか?
何かに没頭する時間を作ることこそが重要だと考えています。没頭することで私たちは「集中」し、それが終わると「リラックス」しますよね?それが大切なのです。筋トレだって、鍛えた後は休ませるのが大事なように、心がリラックスしているという感覚がとても大事なんです。
「集中」と「リラックス」かぁ。
はい。ちなみに盆栽は、幸福感を得たり、心の回復力を高めたりするという海外の研究もあるようです。みくのしんさんも、せっかく興味を持ったのなら、盆栽を通して新たな感性が広がるといいですね。今までの日常がより、豊かに感じられるようになるかもしれませんよ。私が最初にお話しした3つの感性、全てを深めることができそうですよね。
本日は貴重なお話ありがとうございました!感性を育むのは遅くないと教えてもらえたので、意識したインプットや集中とリラックスを心がけます。
一度に実行しようとするとうまくいかないこともあるので、慌てずに自分のペースで大丈夫ですよ(笑)。ただ、感性を磨いた先には必ず次のステージが待っていますので、何事にも挑戦してみてくださいね!
やっぱり俺は感性を諦めない!
もう30歳を過ぎて、新たに感性を磨くということは不可能と思っていたのですがそんな事は杞憂で、むしろその発想自体が自分の感性の扉を閉じてしまっているとは驚きでした。
今からでも意識を少し変えるだけで感性が育つことがわかり、こんな僕でもまだ「余地」があると思うことができるとは…。
でも待てよ…。今までの人生を振り返ってみれば、ライターの仕事もまさに緩急の連続じゃない?徹夜しながらめちゃくちゃ集中して、書き終わった時に見た朝日は他では形容できないリラックス感に包まれてるし!これって感性磨いてない!?もしかしたら僕は知らない間に自分の感性を磨いてたってことじゃない!?よっしゃー!なんかテンション上がってきた!おかわり!
…テンションに身を任せて無をおかわりしちゃいましたが、「興味のある分野において他人の視点を取り入れる」「美術館で心に残る作品に出会い、その魅力を探る」などは、誰でも始められることなので、皆さんもぜひやってみませんか!?一緒に!まだまだ人生捨てたもんじゃないって!ね!一緒に感性磨こ!ね!ね!おーーーい!!!!…OK!
編集:ノオト
・当記事に掲載の情報は、執筆者、取材対象者の個人的見解で、ライオン株式会社の見解を示すものではありません。
この記事を書いた人
みくのしん
フリーライターのみくのしんです。普通の料理を普通に作ることや普通に生活を送ることがとっても好きです。マジで。
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よろしいですか?
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