「ナイロンたわし」で憎き毛玉がラクに取れる!? : おばあちゃんの知恵袋LABO
知恵袋を検証!
<準備するもの>
<検証方法>
(1)ナイロンたわしに水をつけ、よく絞っておきます。
(2)かたい面で、毛玉のついた部分をこすっていきます。力を入れ過ぎず、軽くなでる感じでこすります。
目立った大物毛玉は数回こするだけで除去!
一見「効果あり」といってもいい程、数回軽くこするだけで、大きめの目立った毛玉は除去できました。ただし、布が伸びたり、手触りが劣化した感じは否めません。毛玉が取れるからといって、お気に入りのセーターが伸びたり、傷んだりするようであれば、ナイロンたわしを使うのは抵抗があるかも…。
検証①「いろいろなもので毛玉取りしてみた!」
「ナイロンたわし」では、毛玉の除去はできたものの、試験布の傷みもナシとはいきませんでした。果たして、ほかの方法ではどうなのでしょうか?「毛玉取り器」「ハサミ」「手」で実際に毛玉取りを行い、先の実験で行った「ナイロンたわし」も合わせて、それぞれの結果を比較してみました。
<準備するもの>
<検証方法>
ウールの試験布についた毛玉を、「毛玉取り器」「ハサミ」「手」それぞれで、ていねいに取り除いていきます。
<検証結果>
検証の結果、毛玉がキレイに取れたのは肉眼レベルで判断すると、やや「毛玉取り器」が良好で、「ナイロンたわし」、「ハサミ」、「手」はほぼ同じ程度でした。ていねいに毛玉処理を行えば、どの方法でも毛玉を取り除くことはできそうです。しかし、1番キレイに毛玉が取れた「毛玉取り器」でも、手触りには変化が!よく見るとうっすらと毛羽立っている部分があることにも気付きます。
検証②「素材を傷めず毛玉はキレイに取れているのか?」
「毛玉取り器」「ナイロンたわし」「ハサミ」「手」を使って毛玉を除去した試験布は、遠目には毛玉が取れてキレイになったかのようですが、もう少しミクロな世界の様子を観察してみました。使用したのは、ミクロな世界を3Dで観察することができるマクロスコープという機器。すると、肉眼で確認する時とは比べものにならないくらい、毛玉処理の実態がわかりました。
<検証結果>
肉眼では毛玉が取れてキレイに見えた試験布ですが、マクロスコープで見てみると、取り残しがあったり、中には毛玉ができていない部分までもはぎ取られていたり、試験布自体がかなり傷んでいることがわかりました。肉眼レベルではキレイになっていると思いきや、マクロスコープで見ると、どれも毛玉は残っているようです。何よりもまず、毛玉ができない工夫を日頃から行っていくことが大切ですね!
「毛玉ってどうしてできるの?」
日々の生活の中で毛玉は、「洗濯時の摩擦」や「同じ衣類同士の擦れ」「かばんとの擦れ」などによって発生します。今回の試験布は、お洗濯マイスターがライオンの研究機関で使用している毛玉生成機「マーチンデール摩耗試験機」(通称「MD」)を使って、リアルな毛玉を作成しました。
毛玉をつくりたい試験布を2枚1組で機器にセット。
あとは、摩耗させる回数を入力してスタートボタンを押すだけ。
マーチンデール摩耗試験機は、試験布同士をすり合わせ、毛玉を発生させることができる試験機です。複雑な動き(リサジュー運動)ですり合わせることで、リアルな毛玉がつくれる優れものです。試験布の素材にもよりますが、MDで100,200,400回と、摩耗の回数が増えれば増えるほど、気になる毛玉が多く発生し、200回摩耗された時点で、肉眼でも認識できる毛玉レベルに達します。
MDを使うと、こんなにたくさん毛玉ができました!
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