森をそだて人をはぐくむ「ライオン 山梨の森のいきものたち」
ライオンは、2006年から水資源保護を目的として、社員や専門家、地域の子どもたちと一緒に山梨県山梨市で森林整備活動を行っています。その場所を「ライオン 山梨の森」と名付けました。豊かな緑があふれ、たくさんの動物たちが住むこの森について「クマとたぬき(ピクシブコミックス)」の作者、帆さんの漫画とともにお届けします。
森のエビフライ…?動物たちのフィールドサイン
ライオンの製品から、切り離して考えることができない「水」。安全で良質な水の供給に、森林は重要な役割を果たします。
社員の環境に対する意識を高めたい。そんな思いから、2006年から「ライオン 山梨の森」の活動がスタートしました。
山梨県山梨市にあるこの森では、ライオン社員が専門家や地域の方々と一緒に間伐や植林などを行って、森林を整えてきました。
2020年までの15年間で、水口地区の「ライオン山梨の森Ⅰ」で私たちが安全に活動できる場所はなくなったため、2021年からは、新たに牧丘地区に「ライオン 山梨の森Ⅱ」として活動場所を移転しました。造成地(※)の里山再生や、散策しながら自然観察ができる環境教育のフィールドとなることを目指して、日々活動しています。
(※)住宅などを建設するために整備された土地のこと
鳥とノイバラ、リスとクルミ。それぞれのファインプレー
「ライオン 山梨の森I」の林道沿いには、クルミの一種である「オニグルミ」の木が生えています。秋になると食べられるオニグルミの実は、森に住むリスたちの大好物です。
リスは食べ物が少なくなる冬に向けて、これらの実を一気に食べずに、土の中に隠しておく習性があります。しかし、どこに隠したのかうっかり忘れてしまうこともあるようで、そこからオニグルミが新芽を出し、立派な木に成長するケースも。
また、果実を食べる動物のフンの中には分解されないままの種が混じっていることがあります。こうしたフンが森のいたるところに落とされたり、種が風に運ばれたりすることによって、そこから植物が成長していくこともあります。
ライオン 山梨の森Iは、人間だけではなく、そこに住む動物たちのおかげで日々豊かな森になっているのです。
10年後の未来を思い描いて…
「ライオン 山梨の森Ⅱ」には、元々は山梨市の道路開発に伴う「残土置き場」だった場所もあります。ライオンは、この場所を地域由来の広葉樹や草花が育つ里山に再生させたいと願っています。
まずは土壌を改良するため、アカマツ、ハンノキを植えたり、広葉樹林から樹木を移植したりしています。また、雑木林から芽が出たどんぐりを掘り起こし、苗床にこれらを植えて育てる活動も行っています。
放置されて密集したヒノキを間伐したり、木々が適切に成長するために枝を幹から切り落として陽が射すようにしたり、安心して散策のできる森にするために、遊歩道も作り始めました。
ライオン 山梨の森Ⅱが、自然豊かな場所になるよう、これからもライオンの挑戦は続きます。
監修:小川 結希(自然教育研究センター)
編集:ノオト
・この漫画は、一部フィクションを含みます。
この記事のマンガを描いた人
帆
動物たちのほっこりする4コマ漫画などを主にTwitterにて公開しています。著書に『クマとたぬき』『クマとカラス』など。
SNS:http://twitter.com/p6trf_w
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