共働き夫婦の家事シェアを救え!夫婦円満都市推進プロジェクト in 山形市

Vol.6「家事ギャップ解消セミナー」は共働き夫婦を救っているか?前編

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LION リビングケアマイスター

杉本 美穂(すぎもと みほ)

「家事ギャップ解消セミナー」は共働き夫婦を救っているか?前編

昨年山形市でスタートした夫婦円満都市推進プロジェクト。共働き夫婦の数が全国トップクラスという山形で夫婦の間にある家事ギャップの解消を目指した今回の取り組みもスタートからもうすぐ半年を迎えようとしている。山形のパパコミュニティ「やまがたイグメン共和国」の五十嵐大統領や佐藤孝弘山形市長、そして多くの参画企業の協力のもとに進んできたプロジェクトは果たしてどれほどの成果を上げているのだろうか?

そのことを確かめるため、我々は再び山形へと飛んだ。
そう、山形で最初に出会い家事ギャップ解消セミナーを受けた夫婦の“今”を知るために。

家事ギャップ夫婦のその後 浦山夫妻の場合

“時々”が“必ず”に変わった

幸せたっぷりな浦山夫妻

最初にお話を伺ったのは、
穏やかな夫、洋平さんと同じく穏やかで清楚な妻、千尋さんの「浦山夫妻」

セミナーを受けた当時、新婚だった二人。妊娠初期だった千尋さんはすでに七か月となり安定期を迎えていた。待望の第一子誕生を前にどのような変化があったのだろうか?

二人が大事にする「ありがとう」という言葉

セミナー後の変化について話す洋平さん

まず、夫の洋平さんは当時のことをこう振り返った。

洋平さん
「もっと家事をやらないといけないよ!というセミナーかと思ったらそうじゃなかった(笑)全然知らなかったことがいっぱい学べました」

さわやかな笑顔が相変わらずまぶしい。そして二人の間に生まれた変化について語り始めた。

洋平さん
「お互いホメ合うようになりました。『ありがとう』という感謝の言葉は
意識的に口に出すようにしています。」

千尋さん
「そう、これはお互いにしていることですね。あとは、ちょうどつわりが辛くて
家を片づけきれない時も『汚くても死なないから大丈夫だよ』とか言ってくれた。
『ありがとう』もそうですけど、ちゃんと口に出していってくれたことが
本当にうれしかったんです」

質問を投げかけると、見つめ合い、確かめながら答える二人からは、互いを思いやっている素敵な関係性が伝わってくる。続けて妻の千尋さんは夫の大きな変化を教えてくれた。

千尋さん
「以前は“時々”やってくれていたゴミ捨てを“必ず”やってくれるようになりま
した。他のこともそうです。私が料理を作ったら必ずおいしいって
感想を言ってくれるし、どんなに忙しくて遅く帰ってきても
食べた後の食器は必ず水につけておいてくれます」

これに対して夫の洋平さん。

洋平さん
「身重なのに食事の準備をしてくれる、しかも一品でも十分なのに何品も。
これは本当にありがたいし、本当においしいんです。食器は後で片づけをする
人のことを考えて、自分がどんなに疲れていても、少しでも洗いやすくなるようにしています。
これはやっぱりセミナーを受けてよかったと思うこと。家事の苦労がわかるようになりました。それに苦労がわかると同時に、楽しさも共有できるようになりました。
同じ方法を知ることは一番大事だと感じました」

出産という人生の大きな転機を迎えるにあたってより絆が深まっているように感じる二人。そして、そんな子育てが始まるのを前に夫の洋平さんにはある決意があった。

洋平さん
「今でも大変なのに、これからはもっと大変になるわけで、そんなときに妻の
支えになれたらと思っています。実は料理は昔からやってみたいと思っていて、
レシピ本もすでに持っているんです。これから子どもが生まれたら
チャレンジしたいです」

初耳!とばかりに驚く千尋さん。一方で夫に対して子どもが生まれたらやってほしいことがあるとか。

千尋さん
「子どもをお風呂にいれてほしいんです。これは単純に家事をやってほしいといより、いつも忙しいから、子どもとのスキンシップを取ってもらいたいと思っています」

どこまでも互いを思いやる二人は夫婦円満に向けて確実に前進していた。

家事ギャップ夫婦のその後 塩見夫妻の場合

相手がやっていることに気づけるようになった

仲良く微笑み合う塩見夫妻

続いて話を伺ったのは貫禄たっぷりの夫、庸(いさお)さんとしっかりものの妻、綾子さんの「塩見夫妻」
結婚10年のベテランで9歳と5歳のお子さんを育てながら共働きで働く二人にはどんな変化があったのだろうか?

庸さん
「子どもを幼稚園に送るのを担当するようになったのですが、やってみて気づいた
ことがあります。やる前は、子どもを送ること自体、会社に行く前に
ちょっと寄るだけだろうと思っていたんですけど、いざやってみたら子どもを
送ることが大変なんじゃなかった。子どもって本当に着替えないし、支度もしない、
言うことも聞かない・・・そうかこれが大変だったのかと。妻にすごく助かる!
と言われて、こっちもなるほど!と思いましたね。もうすぐ卒園なんで、
今更って感じかもしれないですけど(笑)」

苦笑いを浮かべながらも、妻にほめられたことをうれしそうに語る庸さん。一方、妻の綾子さんにはこんな事情もあったという。

綾子さん
「実は、子どもが少し大きくなってきたタイミングで、仕事にウェイトを
置くようになったんです。そうしたら、子育てが急に大変に感じるように
なって辛くなったんです。そういう時に助けてくれたので本当に助かりました。
それに、精神的に追い込まれた中で、これ以上“やらなくちゃ”と感じていたら本当に辛い。
その辛さがわかってもらえているだけで本当にありがたいです」

結婚10年を迎え互いに面と向かってほめることはどうにもうまくできないと言いながらも互いを認め合っていることが伝わる二人の話。二人がセミナーで得たものとは?

庸さん
「同じマニュアルで学んでルールを共有できたことは大きかったと思います。
そうしないと自分が正しいと相手をせめてしまうところが出てくるので。
それに、同じルールでやっているからこそ、相手がやっていることに
気づけるようになるものです。そういう意味でとても貴重な機会だったと
感じています」

なるほど。どうやらお役に立てたよう。そんな塩見夫妻には新たなルールも生まれたそうだ。

綾子さん
「私の方が早く帰ることが多いので、普段は私の方がやることが多くなります。
だから、決めていることは“子どもが寝てからの家事はやらない”ということ(笑)
あとは夫に任せます」

潔く言い切った妻、綾子さん。これに対して庸さんは?

庸さん
「任せてもらえるということは信頼してもらっている証拠。悪い気はしません」

長く一緒に暮らす二人だからこそ、さすがのコンビネーション。塩見夫妻もまた夫婦円満へ足並みを揃えているようである。

新婚とベテラン、アプローチの方法に違いはあるものの、どちらの夫婦もコミュニケーションがしっかりとれていることが伝わってきた。何もしなければ気づきにくいギャップとルール。そこに目を向けることができただけでも確実に効果はあっただろう。向かう方向性に確信を得た我々はさらなる家事ギャップ解消アイテムを山形のセミナーで投入することとなった。

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