震災から10年。石巻が目指す夫婦円満都市の形 ~亀山紘市長インタビュー~
宮城県石巻市協力企画 夫婦円満都市推進プロジェクト in 石巻市

Vol.1 震災から10年。石巻が目指す夫婦円満都市の形 ~亀山紘市長インタビュー~

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10年という節目を前にワークとライフを整える

夫婦円満都市推進プロジェクトのナビゲーター、杉山錠士です。
昨年、2019年からこのプロジェクトに新たな自治体が加わりました。

それは、相互の連携を強化し、市民の健康増進と健康寿命の延伸を図るとともに、地域共生社会の実現に向けた地域づくりを目指すという包括連携協定をライオンと結んだ宮城県石巻市です。

2011年3月11日に起こった東日本大震災では、石巻市全世帯の76.6%が被害を受けるという壊滅的な状況となりました。以降、復興に力を注ぎ、2018年に市民を対象に行われたアンケートでは、復興を実感しているという回答が65%を超えたそうです。

そして迎えた2019年。石巻市の男女共同参画について亀山紘市長に伺いました。

石巻市 亀山 紘(かめやま ひろし)市長

「震災から9年が経とうとしています。復興への基本計画の節目を迎えますが、まだまだやらなければいけないことがたくさんあります。一方で、精神的にも体力的にも疲労が蓄積している状況も現実。今は全国からのサポートもありますが、それもひと段落するタイミングを迎えるので、ここからはワークライフバランスを今よりもさらに考えて効率を上げていく必要があると考えています」

共働き家庭が増えている中で、男女共同参画についてはどのような取り組みをしているのでしょうか?

「市としては“男女の人権の尊重”“性別による差別の禁止、役割分担意識の解消”“男女のあらゆる意思決定の場の共同参画”“家庭活動におけるその他の活動との両立”という4つの基本理念を持って男女共同参画を進めています。取り組みをしていても、市民へのアンケートではまだ周知できていない部分も大きいので、しっかりと広めていくことが課題です。

また、働きやすい環境を作るためにも、職場で共に働くスタッフの、仕事と生活の両立を考え、スタッフの育成を図る上司“イクボス”を育てる研修を行うなど、役職者たちに対して環境を良くすることに対しての意識を高めることを促しています。その中でも企業と連携して横展開をおこない、伝え、浸透させていくことも必要だと考えています。」

一方で育児について。石巻市ではとてもユニークな取り組みをしているんです。

「実際にやってみて非常に反響が大きかったのが“中学生を対象にした親になるための教育事業”です。将来、その中学生自身が親になるイメージを持ってもらうために、命の大切さや苦労を伝えるというものです。「性教育」「妊婦ジャケット体験」「乳幼児とのふれあい」という3部構成になっているのですが、多くの人から良い反応が上がっています。生徒自身からも“妊婦さんの大変さを理解した”とか“愛情をもって育てた子どもがいじめられたり命を落としたりすることが親にとってどれほど悲しいことか考えることができた”といった貴重な声が聞かれ、命の大切さを伝えることができていると感じていますし、親子関係や将来に悩む多感な時期に純粋無垢な赤ちゃんに向き合うことは、家族、特に親に対して考えるきっかけにもなっています。」

大人と子ども、そしてその間にいる中学生まで含めた幅広い世代に向けて家族が一丸となって進んでいくための施策に余念がないということは、本当に素晴らしいことですよね!

家事や夫婦のコミュニケーションは外からのアドバイスが必要

今回、包括協定の一環として「夫婦円満都市推進プロジェクト」の一つ、家事ギャップ解消セミナーを実施することになりましたが、亀山市長自身の家事への向き合い方はどうなんでしょうか?そして、このセミナーにかける思いとは?

「家事というよりは、野菜作りが好きなので、そっちで貢献しているかもしれないですね。温かい時期は、トマト、ナス、キュウリ、アスパラ、かぼちゃなど季節ごとにいろいろな作物を育てていますね。大地と向き合うのがやっぱり楽しくてストレス解消にもなっています。

年末の大掃除は自分もたくさんやりますよ。神棚の飾りも自分の役目です。普段からやることは朝一番のコーヒーを淹れること。実は得意な家事もあるんです。食器洗いです。市長になる前に大学で教授をしていた時、専攻が化学だったので実験を正確にするために、用具をしっかり洗うことが欠かせなかったんです。だからここに関しては自信がありますね。

ただ、本当にいろいろな家事がありますけど、大切なのは夫婦でしっかり分担をすることと、ちゃんと教えてもらうことだと思います。家事だけではないですが、習慣で何気なくやっていたりすることの中には、実はこんな方法があるとか、実は間違っていたということもあると思います。そういう時に詳しい方からしっかりと教えていただくことは大切だし、きっと気づきにもなると思います。

若い世代からお年寄りまで、どんな年代もやっぱり家族というものが、生活の基本になると思います。今回の取り組みではそれぞれの家庭の家事に役立つものをご指導いただくことができればと考えています」

これまで復興に尽力してきた人たちへの労いも含めて、働き方や生き方の環境を変えることに前向きな姿勢を語ってくれた亀山市長。2021年で震災から丸10年を迎えます。しかしながらそれで復興が終わるわけではなく、まだ続くからこそ、長い目で見て、家族や夫婦の環境を整えていくことを見据えたサポートをできるようにプロジェクトメンバーも力を合わせて頑張っていこうと改めて思いを強くする良いきっかけとなりました。

亀山市長、ありがとうございました。

さて、そんな石巻で開かれた第1回の家事ギャップ解消セミナーでは、どんな夫婦が参加してくれたのでしょうか??そのレポートは次回!

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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