再生繊維・天然繊維・合成繊維とは?衣類に使用される繊維の種類と特徴

再生繊維・天然繊維・合成繊維とは?衣類に使用される繊維の種類と特徴

大切な衣類をいためないためには「繊維の特徴」を知ることが大切です。衣類のタグを見て、それぞれの特徴に合わせたお手入れをしましょう。綿や麻などの「天然繊維」、レーヨンやキュプラなどの「再生繊維」、アセテートなどの「半合成繊維」、ナイロンやポリエステルなどの「合成繊維」などたくさんの種類があります。

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衣類に使用される繊維の特徴を知っておきましょう

衣類は様々な繊維でつくられています。
衣類のタグには、「洗濯表示」だけでなく「繊維の名称や混用率」が表記されています。どんな繊維がどれくらい使われているか確認してみましょう。
繊維の特徴は以下のとおりです。洗い方は「洗濯表示」を参考にして行ってください。

綿や麻などの「天然繊維」

1.綿

特徴:丈夫で濡れても強度がある。汗や水を吸いやすい。 手入れに関係する性質:洗濯や漂白が容易。乾きにくく、しわになりやすい。 基本のアイロンの温度:高(180℃~210℃)

2.麻

特徴:伸びにくく硬い。滑らかで冷感がある。しわになりやすく、しわになると取れにくい。 手入れに関係する性質:強い摩擦により毛羽立つ。 基本のアイロンの温度:高(180℃~210℃)

3.羊毛(ウール)

特徴:表面にスケール(うろこ状のもの)があり、縮れている。吸湿性が良く、はっすい性がある。保温性が大きい。虫害にあいやすい。 手入れに関係する性質:乱暴に洗濯すると繊維が絡み合って縮む。アルカリに弱い。塩素や日光で黄変し、弱くなる。洗剤の中の酵素により傷む場合がある。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

4.カシミヤ

特徴:カシミヤ山羊の毛のこと。ウールよりも細くてやわらかく、独特のぬめりがある。保温性も良い。 手入れに関係する性質:ニット製品は型崩れしやすい。摩擦に弱く、破れや毛玉が発生しやすい。アルカリに弱い。塩素や日光で黄変し、弱くなる。洗剤の中の酵素により傷む場合がある。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

5.羽毛(ダウン、フェザー)

特徴:水鳥の羽の総称。ダウンは羽軸がなく、わた毛状をしている。空気を多く含むため、非常に軽く、やわらかで保温性が良い。フェザーは羽軸がある羽で、一般的にはスモールフェザーが使われている。 手入れに関係する性質:日光に弱い。乱暴に扱うとフェザーは折れるなど、いたみやすい。 基本のアイロンの温度:アイロンはかけない

6.絹(シルク)

特徴:細くしなやかな感触で、光沢に富む。吸湿性が良い。虫害にあいやすい。 手入れに関係する性質:摩擦を受けると光沢を失いやすい。塩素や日光で黄変し、弱くなる。洗剤の中の酵素により傷む場合がある。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

再生繊維

1.レーヨン、テンセル

特徴:吸湿性がある。汗や水を吸いやすい。ドレープ性がある。 手入れに関係する性質:水に濡れると、強度が低くなる。乾きにくく、しわになり、縮む。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

  • ※テンセル: レーヨンよりもややしわや収縮が少ない。

2.キュプラ

特徴:細くて光沢がある。吸湿性、吸水性がある。高級裏地として使われる。 手入れに関係する性質:レーヨンよりは強いが、水に濡れると強度が低くなる。乾きにくく、しわになり、縮む。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

アセテートなどの「半合成繊維」

1.アセテート、トリアセテート

特徴:絹のような光沢と風合いがある。 手入れに関係する性質:引っ張りや摩擦などに弱い。塩素やアルカリに弱い。除光液に含まれるアセトンで溶ける。 基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)

ナイロンやポリエステルなどの「合成繊維」

1.ナイロン

特徴:引っ張り強度が大きい。軽く、伸縮性や弾力性がある。合成繊維の中では吸湿性、吸水性が比較的ある。 手入れに関係する性質:乾燥しやすく、収縮しにくい。熱に弱く、塩素や日光で黄変する。 基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)

2.ポリエステル

特徴:軽くて、基本的には強い。しわになりにくいが、付くと取れにくい。一般的にポリエステルは吸湿性、吸水性が小さい。 手入れに関係する性質:乾きやすく、型崩れしにくい。熱に弱い。静電気で黒ずみやすい。 基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)

  • ※改質されたポリエステルにはデリケートなものもあります

3.アクリル

特徴:軽くて、かさ高く、保温性が良い。 手入れに関係する性質:毛糸にしたものは毛玉ができやすく、静電気で汚れやすい。 基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)

4.ポリウレタン

特徴:軽く、ゴムのような伸縮性、弾力性がある。 手入れに関係する性質:熱に弱い。塩素や日光の影響を受けて強度が低下し、やや黄変する。経時劣化する。 基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)

衣類のタグには、「洗濯表示」がついています。表示にしたがって、正しくお洗濯しましょう。

この記事を作成・監修した
マイスター

片木 徹也

お洗濯マイスター

片木 徹也

かたぎ てつや

洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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