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大人になって習い事を始めたら、子育てに使えるヒントがいくつも見つかった

大人になって習い事を始めたら、子育てに使えるヒントがいくつも見つかった

「新しいことに挑戦しよう」といつも子どもに言っているライターの双六屋カゲゾウ。しかし、自分は最近新しいことに挑戦していないかも...。これではいかん!と、昔好きだった絵を基礎から学び直してみると、プロから物を習うことを通じて、自分の子育てにも応用できそうなヒントが見つかりました。

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こんにちは。ライターの双六屋カゲゾウといいます。「双六屋(すごろくや)」という名のとおりボードゲームの記事や、食べ物についても執筆しています。妻とは共働き。小6長女、小3の次女、幼稚園の長男と三姉弟の子育ての真っ最中です。

子どもの写真

我が家の子どもたちの写真です。

皆さんは子育てに迷うことはありませんか?ウチでは夫婦で日々手探りという感じです。育児書やネットの情報も見ますが、子育てばかりは家庭の環境や子どもの性格によってもケースバイケース。「これが絶対!」という方法がありません。妻と「これがベスト…だといいよね」という感じで恐る恐る道を選んでいるというのが正直なところです。

そんなある日、子育てって難しい…と思う出来事がありました。

子どもの気持ちを知るために、自分もチャレンジ!

我が家では、娘たちをピアノ教室に通わせています。真面目な長女はしっかり練習しますが、次女は私に似たのか大の練習ぎらい。にもかかわらず課題曲ができないとイライラし、弾ける曲だけ延々とリピート。

私が「練習をしっかりして、新しい曲にも挑戦しなきゃだめだよ」と諭すと「うるさい!いわないで。パパなんか家で何もやってないでしょ」ですって。

次女のピアノ練習後の様子

「猫ふんじゃった」を延々リピート。どうやら練習を投げ出してしまった模様…

一瞬ムッとしましたが子どもに「挑戦だ」「練習だ」と叱咤するわりには上手にサポートできているとは言い難い。次女の返しももっともだなと思いました。はて、パパが子どもたちのためにできることってなんだっけ…。

そう考えた時に、自分も子どもの気持ちを知るために一度同じ立場に立ってみようと思い立ちました。そうすれば、子どもの気持ちが理解でき、やる気の引き出し方など学べることがあるのではないかと。

そうと決まればまずは何かを学ぶ立場になろう!学ぶとするなら昔から好きだったこと。だけど本格的には学んだことがないもの。それは私にとって「絵」でした。これまでライターの仕事をする中でイラストを描いたりもしましたが、あくまでも自己流。せっかく始めるなら絵の基礎となるデッサンがいいのではないか!

調べてみると家にいながらに学べる<オンラインデッサン>というものを発見しました。そして教えを乞うたのがこちらの先生。

松原美那子

松原 美那子(まつばら みなこ)

武蔵野美術大学卒。ピリカアートスクール代表。学生時代に美術教師に憧れ、絵の道を志す。美術工芸教員免許取得後、ギャラリーとアートスクールを設立。現在はオンラインレッスンに特化し、これまでに日本・海外を含め、述べ10,000人近くの受講生にデッサンを指導。講師として数々のTVにも出演。現在は家族四人で沖縄に在住し一男一女の母。料理も得意で調理師免許を持つ腕前。

早速デッサンレッスンを開始!

オンラインデッサンの様子

これからよろしくお願いいたします、今回の一連のレッスンで何か目標はありますか?

松原先生
ライター・カゲゾウ

あります!マリーナで撮った子どもたちの写真を絵にしたいんです!去年の春、知り合いのクルーザーにはじめて家族で乗せてもらいました。もう一度みんなで行きたいという思いも込めて、描いてみたいと思います。

マリーナでの子どもの写真

今回の目標はこの写真を絵にすることです。

ああ、それはいいですね。

松原先生
ライター・カゲゾウ

あと、次女がピアノを習ってるんですけど、やる気にムラがありあまり練習をしません。そんなときどうしてあげたら良いのか知りたく、自分がデッサンを学ぶことを通して子どもの心を学べたらとも思っています。

わかりました、頑張りましょう!

松原先生

①要注意!見ているつもりになっているかも

りんごのデッサンの写真

先生のお手本!モニター越しでもこの迫力

まず「デッサンとは?」ということからお話しします。デッサンは見ることが何よりも大切。きちんと見ることができれば、誰にでも絵は描けますよってお伝えしています。それを感じてもらう実験ということで、いつも受講者の方にやってもらっている課題をひとつ。非常口のマークって見たことありますか?

松原先生
ライター・カゲゾウ

もちろんです。あの、人が出口に向かって走っているヤツですよね。

はい。じゃあアレを1分で描いてみてください。それでは計りますね。は~い、スタートです。

松原先生
ライター・カゲゾウ

え、え、え! もうはじまってます?

非常口のマークを描いた絵

うーむ、こんな感じでしょうか…

時間です。どうでしょうか?…おお、結構いい線いってますね。こちらが正解です。

松原先生
非常用マーク

うわ!実物と見比べると結構違ってる。しょっちゅう見てるはずなのに。

毎日目にしているものでも意外と描けないんですよ。人がいかにモノを見ていないかが伝わりましたか?

松原先生
ライター・カゲゾウ

「見たままに描ければ、誰にでも絵は描ける」といわれ、そんなん当ったり前じゃんかと心の中でツッコミを入れていたのですが、先生、撤回させてください。すいませんでした。ぜんぜんモノを見ていませんでした。いや、自分の人生さえ見えていませんでした!

あはははは。

松原先生

先生によれば、よく目にするものでも描けないというのは、人間の脳の仕組みに原因があるそうです。脳はそれが何であるかを認識した時点でもうそれ以上は見ようとしないとのこと。とすると、アレ?毎日接している家族のことも実はしっかり見ていない…⁉

デッサンのPOINT

・描くための最初の一歩は「よく見る」こと

・道具の使い方や、基本のテクニックなどをまずは知ること。

POINT

デッサンを通しての気付き

脳がモノを見ているようで見ていないことにはびっくりしました。だとすれば、自分の家族という一番身近な存在をしっかり見ていただろうか?そう思ってマリーナの写真をじっくり見直しました。

長女がすっかり母親に似てきたなとか、次女の涙袋にあるホクロに気づいたり、生まれてしばらくは髪の毛がなくて「この子は一生坊主かしら?」と長男のことを心配したことなど、いろいろな感情が湧き上がり少し感慨深くなりました。うん、あとで本人たちを呼んで今の顔もじっくり見てみましょうかね。

②ほめられれば誰だってうれしい

またある日のレッスンでは…。

短時間ドローイング

今日は短時間ドローイングというものをやってもらいますね。今からモニターにモチーフを流します。それをどんどんデッサンしてみてください。各モチーフは30秒で切り替わります。

松原先生
ライター・カゲゾウ

30秒!そんなに短いんですか!

はい。あと大事なのは描けるところまで描くのではなく、時間内に描き切ることです。じゃあ、スタートです!

松原先生

~数分後~

は~い、これで終了です! どうでしたか?

松原先生
ライター・カゲゾウ

ひゃ~、30秒だと考えてるヒマがなくてとにかく手を動かさないと、という感じでした。

でもよく描けていると思いますよ。短時間ドローイングを繰り返すことで瞬間的に物の特徴を把握して、最小限の線で伝達する力を養うことができます。カゲゾウさんは特徴を捉えるのが上手いので、短時間でも雰囲気がすごく出ていますね。

松原先生
ライター・カゲゾウ

え、ほんとですか?やった!毎日やったらそれだけでも相当絵がうまくなりそうですね。

はい、毎日やってもらうととってもいいと思います。初めてなのにとてもお上手だからきっとすぐに上達しますよ!

松原先生
ライター・カゲゾウ

おお…やる気がみなぎってきました!がんばります!

この日からウォーミングアップも兼ねて、毎日短時間ドローイング練習をすることになります。30秒と時間が短いだけに、わっとモチーフに集中し、目一杯のスピードを出さないと描き切れません。

短時間ドローイング

制限時間30秒で描いた玉ねぎ(左)と3分で描いた玉ねぎ(右)

でも描けば描いた分だけ線が良くなっていきます。やっぱり何かが上手くなるには一定程度の練習量はこなさないとだめだなと思いました。

デッサンのPOINT

・これぞ習うより慣れろ!デッサンではとにかく手を動かしてみよう

・何か習得する際には質より量をこなすのが大事な時期もある

POINT

デッサンを通しての気付き

松原先生は「雰囲気がすごく出ています」とか「いいところまで描けてますね」など良いところを探してほめてくれます。

「ほめて伸ばす」というのはよく聞きますし、育児本にもよく書いてありますが、いざそれをされる側になるといい大人でもやっぱり嬉しいと実感できました。やっぱり褒めることが大事なんだなあ。

③型どおりでなくてもいい、個性を応援する

日々(さぼってしまうことも多々ありましたが)基本練習として短時間ドローイングをこなし、レッスン毎の課題(建物や人物の絵)を提出しつつ、レッスンもいよいよ大詰め。

この日はこれまで「なんとな~く」感覚で描いていた人物を、人体の構造を考え、そのためにどう描けばいいかを理論立てて教えてもらいました。

練習中のマリーナの絵

ところで今回の提出してもらったマリーナのデッサンですけど、人物の大きさが写真と違うのは何か意図がありますか?

松原先生
ライター・カゲゾウ

いえ。でも言われてみると写真とは人のサイズが結構違いますね。見た通りに描けていると錯覚してました…。もう一回最初から描いてみます。

いえいえ、私はこれを最後まで描き上げて完成させてもいいかなと思いますよ。要は最終的に自分がどうしたいかなんです。実際とは違っていることも絵ならではの魅力です。

松原先生
ライター・カゲゾウ

ああ、そうか。忠実に再現することがゴールではなくて、自分がどうしたいかがゴールなんですね!

もちろんこれが美術の入試や専門学校の課題であれば、対象物を正確に精密に模写する必要があります。しかし今回の目標は家族が喜んでくれる風景画。

絵だからこそいらないものを消したり、違う写真からナイスショットを持ってきて合成してしまっても良い!逆にそれが絵ならではのおもしろさでもあります。

デッサンは一から描き直すことにしました。元の写真だと息子の表情がよくわからなかったのですが、この際、同じ日の別のショットから、顔がバッチリ見えているものを参考に描くことにしました。

他の写真と合成している絵

顔のみえている写真と合成しちゃいます。

完成直前のマリーナの絵 

絵の中で合成したのがこちら。みんなの顔が見えていていい感じです。

デッサンのPOINT

・本物とまったく同じじゃなくても良い。絵だからこそ楽しく素敵な「嘘」をつける!

・絵の完成図は描いている人の心の中にある!

POINT

デッサンを通しての気付き

学校の勉強や習い事だと、親としてはついお手本や型から逸脱していないかばかりに気を取られます。自分がまさにそれでした。

でも必ずしも正確に模すことだけが正解ではない。そこに個性や独自性を足してしまって良いものもたくさんあります。子どもたちのそんな場面に遭遇したら、できるだけ本人の意見を尊重し、背中を押してあげたいと思いました。

オンラインデッサンの成果を子どもたちに発表!

松原先生からはリモートレッスンの他に、メールでの添削などもいただきながら、どうにか風景画を完成させることができました。そしてついに子どもたちに成果を見せる日が…。

カゲゾウが描いた絵を子どもたちに見せている画像

ライター・カゲゾウ

オホン、みんな聞いてください。この前あーたん(次女)から『パパは怒るだけで何もやっていない』と言われました。

ええ?そんなこと言ったっけ?

次女
ライター・カゲゾウ

言ったやん!だからパパも新しく絵を習ってみました。毎日練習もしました。そしたらみんながいつも学校や習い事を、たまにサボっちゃうこともあるけど、一生懸命頑張っているんだと言うことがよくわかりました。

ああ、なんか夜、パソコンの前でやってたね。

長女

うん、それ知ってる。練習やってるの見たことある。

次女

にひひひ…。

長男
ライター・カゲゾウ

あとピアノだと発表会があるでしょ? だから今日はパパの絵の発表会です。じゃじゃーん!これが先生に習って一生懸命に描いたみんなの絵です!

完成したマリーナの絵

ついに完成しました!子どもたちの反応は…

わあっ、スゴ~イ!おーちゃん(長男)がめっちゃ似てる!あと水面の感じがちゃんとでてる。

長女

よっしゃ、長女は狙い通りの反応!が、下二人のリアクションが想定外。

あはは、あははははは!

次女

ひゃは、ひゃははははは!

長男

なんでひたすら笑ってるねん!よくよく理由を聞いてみたところですね、

なんかおもしろ~い。みんな同じ顔だから

次女
ライター・カゲゾウ

さ、三人ともパパとママの子だからな。みんな似ているのはいたしかたあるまい。

お~ちゃんがにてない。ガイコクのひとみたい。でもなんかおもしろい。

長男
ライター・カゲゾウ

…。

とはいえ、後ほど次女からは「自分はあんまり似てないからなんか別人だと思った。でも、影とか立体感が出ててスゴイです。」と、なんとか(無理やり?)スゴイを引き出しました。

絵としては自分でもまだまだヘタだったり足りない部分は感じますが、現時点ではこれで目一杯。一生懸命描いたことは間違いありません。ふう、パパ久々に頑張ったよ。

デッサンを習って気づいた、3つのこと

この鉛筆とスケッチブックで、絵を書き続けました

子どもたちと同じく自分が何かを学ぶという立場になったことや、松原先生とのレッスンでいろいろな気づきがありました。今ではそれをできるだけ子育てに生かしています。

① これまで以上に「見る」

人は意外とモノを見ていないということがわかりました。だから毎日家族と顔を合わせてはいますが、これまで以上に「見る」ようにしています。

顔色はどうかな?服装はどうかな?表情はどうかな?声色はどうかな?毎回すべてに気づけるわけではありませんが、普段とちょっと違うと感じた時は「何かあった?」と声掛けするようにしています。

② 具体的に「ほめる」

これまで姉妹が学校から持ち帰る課題やテストの結果、長男が幼稚園から運んでくる工作物。頑張った結果であってもついおざなりにほめがちでした。

でも最近は本人が頑張ったり、工夫したと思われる部分を具体的にほめるようにしています。

姉妹のピアノにしても「前よりもすごくよくなったね」とか「メロディーの流れがとっても上手になってる!」とか、過去の彼女たちと比べ、今の方が良くなっているということを伝えています。

③ 個性を「応援する」

ぬり絵にハマっている長男。ゲームのキャラクター物なので正解の色はあるのですが、結構自由気ままに色付けしています。前だとついつい「そこは青じゃなくて、赤だよ」と指摘していましたが、今はぐっと我慢。逆に「良い色を選んだね」とほめるようにしています。

次女はブロックが大好きです。完成すると家や城になるセットを何個か買ったのですが、だいたいは設計図を見ず自分のフィーリングで組み上げています。こちらも子どもの個性を大切にして、「ユニークな発想だね!」と伝えています。

これらを実践しているからといって、目に見えて何かが変わったとは思いません。手探りなのは今も同じです。ただ親としては以前よりは自信をもって子に接しているかなと思います。そしてこれを続けることで子どもたちとの絆が、前よりちょっぴりでも深くなったらいいなと思っています。

絵を披露してから数日後、長女から「学校の絵の宿題があるからパパ教えて!」とお声かけがありました。

よっしゃ任せなさい。いいかい、まず絵を描くときにはモノをよ~く見ないと描けないんだ。え、課題は「よく出かける場所」だって? オーケー。だったら実際にそこに足を運ばないとだね。

家族でスケッチに行く様子

今日は天気も良いようです。下の子どもたちも連れて近所の公園へスケッチに出かけましょうかね。

この記事を書いた人

双六屋カゲゾウ

双六屋カゲゾウ

1974年生。共働きで二女一男のお父さんライター。オールアバウトの元カード&ボードゲームガイド。「飯炊屋カゲゾウ」名義で食べ物系の記事をメシ通に寄稿中。「育児屋カゲゾウ」名義で子育てブログも更新中。Twitter:@kagezou268 ブログ:育児屋カゲゾウの今日は子どもと何にしよう

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